三菱電機 太陽光発電の特徴・相場価格を徹底解説!
三菱電機は2020年3月に、ソーラーパネルなどの生産・販売を終了しました。
既にご購入された方のアフターサービスに関しては継続しています。
太陽光発電のメーカー選びでお悩みではないでしょうか?
今回は、家電製品でも有名なの三菱電機の太陽光発電に関して、相場価格や特徴を解説いたします。
三菱電機の相場価格
この相場価格は、陸屋根、瓦屋根、特殊工法などを含む全国の平均価格です。
太陽光発電はオーダーメイド商品で、設置条件や地域によって価格が異なります。
こちらの価格は参考程度にご確認下さい。
他のメーカーの相場価格一覧はこちら »
メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) |
---|---|---|---|---|
パナソニック(MODULUS) Panasonic (VBM240FJ01N) |
20.0% | 6.48kW (27枚) | 170.4万円 | 26.3万円/kW |
5.76kW (24枚) | 162.4万円 | 28.2万円/kW | ||
4.80kW (20枚) | 148.8万円 | 31.0万円/kW | ||
3.84kW (16枚) | 132.5万円 | 34.5万円/kW | ||
シャープ(ブラックソーラー) SHARP (NQ-230BP) |
20.2% | 6.21kW (27枚) | 159.6万円 | 25.7万円/kW |
5.52kW (24枚) | 152.4万円 | 27.6万円/kW | ||
4.14kW (18枚) | 122.1万円 | 29.5万円/kW | ||
3.45kW (15枚) | 108.7万円 | 31.5万円/kW | ||
シャープ(単結晶タイプ) SHARP (NU-228AP) |
20.0% | 6.16kW (27枚) | 146.0万円 | 23.7万円/kW |
5.47kW (24枚) | 140.0万円 | 25.6万円/kW | ||
4.10kW (18枚) | 112.8万円 | 27.5万円/kW | ||
3.42kW (15枚) | 100.9万円 | 29.5万円/kW | ||
シャープ(大型タイプ) SHARP (NU-415PP) |
21.3% | 6.64kW (16枚) | 203.8万円 | 30.7万円/kW |
5.81kW (14枚) | 177.2万円 | 30.5万円/kW | ||
4.15kW (10枚) | 141.5万円 | 34.1万円/kW | ||
3.32kW (8枚) | 120.8万円 | 36.4万円/kW | ||
長州産業(Bシリーズ) CIC (CS-340B81) |
20.0% | 6.12kW (18枚) | 134.0万円 | 21.9万円/kW |
5.44kW (16枚) | 126.2万円 | 23.2万円/kW | ||
4.76kW (14枚) | 117.1万円 | 24.6万円/kW | ||
3.40kW (10枚) | 88.1万円 | 25.9万円/kW | ||
長州産業(Gシリーズ) CIC (CS-333G51) |
20.3% | 6.66kW (20枚) | 170.6万円 | 25.6万円/kW |
5.33kW (16枚) | 144.3万円 | 27.1万円/kW | ||
4.66kW (14枚) | 133.0万円 | 28.5万円/kW | ||
3.33kW (10枚) | 99.9万円 | 30.0万円/kW | ||
ソーラーフロンティア(標準タイプ) SOLAR FRONTIER (SFK185-S) |
15.1% | 6.11kW (33枚) | 154.2万円 | 25.2万円/kW |
5.18kW (28枚) | 136.0万円 | 26.3万円/kW | ||
4.07kW (22枚) | 110.9万円 | 27.3万円/kW | ||
3.33kW (18枚) | 94.1万円 | 28.2万円/kW | ||
京セラ(エコノルーツ) Kyocera (KT370-120HL4) |
20.3% | 6.66kW (18枚) | 203.8万円 | 30.6万円/kW |
5.92kW (16枚) | 194.2万円 | 32.8万円/kW | ||
4.44kW (12枚) | 155.8万円 | 35.1万円/kW | ||
2.96kW (8枚) | 110.4万円 | 37.3万円/kW | ||
京セラ(ルーフレックス) Kyocera (KJ270P-5ETCG) |
18.6% | 6.75kW (25枚) | 208.6万円 | 30.9万円/kW |
5.40kW (20枚) | 178.7万円 | 33.1万円/kW | ||
4.05kW (15枚) | 143.4万円 | 35.4万円/kW | ||
3.24kW (12枚) | 121.8万円 | 37.6万円/kW | ||
Qセルズ(Q.ANTUM DUO) Q.cells (Q.PEAK DUO-G11) |
20.8% | 6.40kW (16枚) | 135.0万円 | 21.1万円/kW |
5.60kW (14枚) | 132.2万円 | 23.6万円/kW | ||
4.00kW (10枚) | 104.0万円 | 26.0万円/kW | ||
3.20kW (8枚) | 90.9万円 | 28.4万円/kW | ||
ネクストエナジー(高出力タイプ) Next Energy (NER120M340J-MB) |
20.2% | 6.12kW (18枚) | 130.4万円 | 21.3万円/kW |
5.10kW (15枚) | 114.7万円 | 22.5万円/kW | ||
4.08kW (12枚) | 96.5万円 | 23.7万円/kW | ||
3.06kW (9枚) | 76.0万円 | 24.8万円/kW | ||
カナディアンソーラー(HiKu6) Canadian Solar (CS6R-410MS ) |
21.0% | 6.56kW (16枚) | 143.0万円 | 21.8万円/kW |
5.74kW (14枚) | 135.5万円 | 23.6万円/kW | ||
4.92kW (12枚) | 125.0万円 | 25.4万円/kW | ||
3.28kW (8枚) | 89.5万円 | 27.3万円/kW | ||
XSOL(ハーフカット) XS●L (XLM120-380L) |
20.9% | 6.08kW (16枚) | 144.1万円 | 23.7万円/kW |
5.32kW (14枚) | 134.0万円 | 25.2万円/kW | ||
4.56kW (12枚) | 121.7万円 | 26.7万円/kW | ||
3.04kW (8枚) | 85.6万円 | 28.2万円/kW | ||
XSOL(単結晶マルチバスパー) XS●L (XLM60-325X) |
20.0% | 6.50kW (20枚) | 154.0万円 | 23.7万円/kW |
5.20kW (16枚) | 131.0万円 | 25.2万円/kW | ||
4.55kW (14枚) | 121.4万円 | 26.7万円/kW | ||
3.25kW (10枚) | 91.6万円 | 28.2万円/kW | ||
DMMソーラー(標準タイプ) DMM.makesolar (DMM6-60PH-370J) |
21.3% | 6.66kW (18枚) | 173.8万円 | 26.1万円/kW |
5.18kW (14枚) | 142.2万円 | 27.5万円/kW | ||
4.44kW (12枚) | 127.9万円 | 28.8万円/kW | ||
3.33kW (9枚) | 100.4万円 | 30.2万円/kW |
太陽光業者の中には『特別価格』『モニター価格』というお得感のある言葉を使って、実際には大して安くない提案を行っている会社がいます。
他にも、太陽光発電と一緒にオール電化や蓄電池を提案している会社が、太陽光を安くしてオール電化や蓄電池をかなり高額にするケースも見られます。
ソーラーパートナーズではそのような悪徳業者に騙される人を一人でも減らし、太陽光業界を健全にするために『価格の妥当性相談』を受け付けています。
『価格の妥当性相談』は、お客様の見積価格が妥当かチェックするサービスです。
全国から集められた太陽光発電の価格情報と照らし合わせ、妥当な価格で提案が出ているかをチェックします。
あまりに高額な提案を受けている方にはクーリングオフをおすすめすることもあります。
設置後に後悔しないために、ぜひご利用ください。
三菱電気はどんな太陽光発電メーカー?
特徴1
隠れた老舗メーカー
三菱電機は1974年に太陽電池の開発に着手し、1986年から公共・産業用の太陽光発電システムの事業を開始しました。
住宅用太陽光発電システムの販売は1993年に京セラ、1994年にシャープと三洋電機(現パナソニック)が始めましたが、三菱電機も若干後発ながら1996年に販売を開始しています。
先にあげた国内メーカーと同じように住宅用太陽光発電システム市場の黎明期から販売を行っている老舗メーカーです。
1997年には住宅用小型高効率パワーコンディショナーが、高変換効率とコンパクト性が評価され、新エネルギー財団会長賞を受賞しています。
2001年にも寄棟屋根用太陽光発電システムが、小型化による設置面積の増加が評価され、新エネルギー財団会長賞を受賞しています。
2012年10月には有償の太陽光パネル20年保証も追加。
生産は太陽電池モジュールからパワコンに至るまで全て国内で行われています。
- 太陽電池の開発:兵庫県伊丹
- 太陽電池セルの製造:長野県飯田
- 太陽電池モジュールの組立:京都府長岡京
- パワーコンディショナ製造:岐阜県中津川)
三菱電機の特徴
とにかくパワコンの性能は断トツ
太陽光発電システムを家の中で使えるように、太陽光パネルで発電した直流の電気を交流に変換する機械がパワコン(パワーコンディショナー)です。
直流を交流に変換する効率をパワコン変換効率といいますが三菱はパワコンの変換効率が98.0%と他メーカーと比べて圧倒的に高くなっています。
パワコンの三菱と言われる所以です。
特徴2
三菱だけが停電時でも最大2700Wを非常用電源として使える
太陽光発電システムのメリットとして「停電になっても太陽が出ていれば電気を使える」というものがあります。
ただ、停電時に使える電気は限られていて、三菱以外の場合は1500W(1.5kW)までしか使うことができず、おまけに非常用電源用のコンセントも1つしかありません。
ところが三菱のパワコンにはコンセントが2つあり、合計で2700W使用することができます。
パワコン本体のコンセントと別に増設コンセント用の端子台を標準で装備しているため、事前に非常用コンセントを必要な家電の近くなどに増設する事ができるのです。
1つのコンセントで使用できるの電気量は他メーカーと同じ1500Wではあるのですが、これは非常に魅力です。
非常時の自立運転機能についてはこちらの記事をご覧ください。
知ってますか?非常時・停電時でも電気を使える太陽光発電のメリット、その具体的な方法 »
特徴3
標準タイプは国内メーカー最安値の低価格
三菱電機は、ここ数年ずっとパワコン以外にこれといった特徴がありませんでしたが、2015年の下旬ころから大幅な価格改定を行い、一気に低価格帯に躍り出ました。
マルチルーフも安くなったのですが、標準タイプのほうが大幅に安くなり、ここ最近では国内メーカー最安値の価格帯をマークしています。
国内メーカーの安心感を重視し、かつ屋根が大きめなのであれば、選択肢に入れるのも有りだと思います。
三菱の現在のライナップはこちらをご覧ください。
三菱は最も頑丈な設置方法である垂木固定を採用している数少ないメーカー
太陽光パネルを屋根に設置する際、架台と呼ばれる太陽光パネルを固定する金属フレームを屋根に設置します。
金属フレームをどうやって屋根に設置するかというと、屋根にビスを打って固定します。
屋根にビスを打つこと自体はどのメーカーも同じなのですが、そのビスをどこに打つのかは実はメーカーによって違います。
固定する方法は大きく2種類です。
- 垂木固定
- 野地板固定
三菱は数少ない垂木固定メーカーを推奨している1つです。
いままでは垂木固定のみだった三菱も、より設置できる範囲を増やすために2016年から野地板固定の対応を開始していますので野地板固定がダメという訳ではありません。
ただどちらがより頑丈かと聞かれれば垂木固定に軍配が上がります。
20年以上付き合っていく商品ですので、リスクを少しでも抑えておきたいという方に三菱は人気があります。
三菱について一番多い質問
『生涯発電力』というのは、三菱が掲げているコンセプトです。
「太陽光発電で重要なのは瞬間的な発電量ではなく、20年30年と付き合っていく商品なのでその総期間での発電量を高めましょう」というものです。
あくまでコンセプトですから三菱の生涯発電量が一番と言う明確な理由がある訳ではありません。
ただ三菱の日本の気候風土にあった耐久性の確保の点では「正直ここまでしなくても」というほどの細かさといいますか真面目さを感じます。
例えば、太陽光パネルはセルという小さな単位の太陽電池を何枚もつなげて作るのですが、そのセルとセルを繋ぐ間隔を他メーカーよりも広くとっていたりします。
正直、セル間隔は狭めて太陽光パネル自体の変換効率を高めた方が性能が上がるため販売面で当然売りやすくなります。
ではなぜ三菱がセル間隔を広くしているかというと、配線が寒暖の差で伸縮・膨張を繰り返すことで起こる負荷を軽減するためです。
おまけにその説明はパンフレット上でも小さくしか書かれていません。
ただそのような部分を犠牲にしても耐久性、つまり生涯発電力を重視している姿勢は、愚直ながらも極めて安心感を与えてくれる太陽光発電メーカーだと思います。
まとめ
三菱の特徴をまとめると、以下のようになります。
・とにかくパワコンの性能は断トツ
・標準タイプは国内メーカー最安値の低価格
・太陽光パネルの性能が正直残念
三菱は古くから太陽光発電に取り組んできたのにもかかわらず、いまいち存在感が出せていませんでしたが、ようやく低価格路線で特徴を出してきています。
システム全体の発電量では他のメーカーに劣りますが、停電時に使える電気の多さや垂木固定の安心感があります。
価格を引き下げ野地板固定にも対応したことで、選択肢に加わる機会が増えてくると思います。
最適な太陽光メーカーに必要なのは豊富な選択肢
お客様に最適な太陽光メーカーを選択していただくために、ソーラーパートナーズに加盟している太陽光業者は複数メーカーが提案可能な会社のみに限定しています。
『3メーカー以上の取扱い』という厳しい審査基準をあえて設けることで、太陽光発電に精通している業者しか加盟できないようにしています。
1つの太陽光業者の複数メーカーの提案を比較する事で、お客様はご自身に一番合った太陽光メーカーを選ぶことが出来ます。
複数メーカーの見積り希望の方は、お気軽にお問い合わせください。