【2024年】カナディアン・ソーラー太陽光パネルの特徴と相場価格、メリットデメリットも詳しく解説
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
カナディアンソーラーは世界シェアで5位と豊富な実績を持ち、安価で性能にも優れた人気メーカーの一つです。
この記事では、そんなカナディアン・ソーラーの特徴や相場価格についてわかりやすくまとめてみました。
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「2分でわかる!カナディアン・ソーラーのメリットデメリット」
カナディアン・ソーラーのメリット・デメリットを動画でもまとめてみました。
カナディアンソーラーとはどんな会社?
カナディアン・ソーラーはその名の通り、カナダのオンタリオ州に本社を置く2001年設立のグローバルメーカーです。
6大陸23カ国に子会社を持ち、アジアと南北アメリカに20の製造施設を持つ巨大太陽光メーカーで、直近の出荷量ランキングでは世界第5位のシェアとなっています。
アメリカのナスダックに上場しています。
カナディアン・ソーラーの太陽光発電の人気は?
2009年11月から始まった日本の余剰電力買取制度に合わせて、2009年9月に日本法人としてカナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社を設立、2009年12月に住宅用太陽光発電システムの販売を開始している老舗海外メーカーになります。
参入当初は安かろう悪かろうという状態から抜け切れず、国内メーカーの後塵を拝していましたが、国内メーカーでは太刀打ちできない圧倒的な生産量、売上高から来る桁違いの研究開発費を背景に、値段の安さはそのままに驚くほどのスピードでパネル性能の向上を果たし、今では性能が高いのに価格も安いという国内メーカーが太刀打ちできないポジションを取ることになりました。2017年からパナソニックに次いで住宅用の市場シェアで2位の地位を確立しました。
2024年にはシャープに次いで3位となりましたが、依然として海外メーカーとしては一番人気のポジションにいます。
カナディアンソーラーの相場価格
さて、カナディアンソーラーのパネルの相場価格について、具体的に見てみましょう。
メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) |
---|---|---|---|---|
カナディアンソーラー(HiKu6) Canadian Solar (CS6R-410MS ) |
21.0% | 6.56kW (16枚) | 143.0万円 | 21.8万円/kW |
5.74kW (14枚) | 135.5万円 | 23.6万円/kW | ||
4.92kW (12枚) | 125.0万円 | 25.4万円/kW | ||
3.28kW (8枚) | 89.5万円 | 27.3万円/kW |
カナディアンソーラーのパネルは発電性能が高いですが、価格はかなり抑えられています。
コスパ重視で考えるであれば絶対に検討すべき選択肢といえます。
太陽光発電メーカーランキング設置費用部門においては1位、2位と僅差で3位のポジションを獲得しました。3位とはいっても住宅によってはカナディアンソーラーが最もお得な選択肢になることも多くあります。
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カナディアン・ソーラーを選ぶメリット
メリット1.
高性能で低価格
かつてはパナソニックやシャープなどの国内メーカーの方が高性能のパネルを出していたので、安いけど性能はまだまだという位置づけにカナディアンソーラーをはじめ海外メーカーはいましたが、その改善スピードは驚くほどで今や低価格という最大のメリットはそのままにパネルの性能も国内メーカーを抜き去ってしまいました。
メリット2.
システム保証が優れている
カナディアンソーラーは保証条件が優れているのも特徴です。
カナディアンソーラーの保証内容は以下の通りです。
カナディアンソーラーの保証
- モジュール出力保証:25年
- 1.最初の1年間は、太陽電池モジュールの実出力が当社の製品仕様書に表示される出力※の97.5%を下回らないことを保証
2.2年目から25年目までの期間は、実出力の年次の低下が0.6%を上回らないことを保証
3.25年目は、実出力が当社の製品仕様書に表示される出力※の83.1%を下回らないことを保証 - モジュール製品保証:15年
- 太陽電池モジュールには、材料及び製造につき、当社の取扱説明書で規定される通常の用途、設置、使用及び稼働の条件下での太陽電池モジュールの機能性に影響を与える瑕疵がないことを保証
- システム保証:15年
- 太陽光発電システム全体を構成する太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、接続箱、太陽電池架台、ケーブル(モニタ、昇圧器は除く)に対して15年間保証しています。
メリット3.
3種類のパネルで設置容量を稼げる
カナディアン・ソーラーが常に住宅用でシェア2位を確保しているのは価格が安いからだけではなく、この3種類のパネルが組み合わせて使うことができるため、様々な屋根に対応できることが大きいです。
メインパネルとなるCS6R-410MS(公称最大出力410W)を中心に、横幅が同じで縦が短いCS6RB-270MS(公称最大出力275W)を上に組み合わせることができます。
またもう一つのCS6RA-315MS(公称最大出力315W)はメインパネルと縦幅が同じため、横に組み合わせることができます。
もちろん270Wパネルや315Wパネル単独での設置も可能なので、様々なパターンの配置が可能となっていることから他メーカーよりも設置容量(kW)が大きくなることが多いのが特徴です。
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カナディアン・ソーラーのデメリット
低価格・高品質なコストパフォーマンスに優れたカナディアンソーラーですが、欠点は「長方形のパネルしかないこと」です。
複雑な屋根形状の住宅の場合、長方形のパネルではうまく収まらず、設置容量が稼げないことがあります。
寄棟屋根など、複雑な屋根形状に設置を検討している場合には、カナディアンソーラー以外の台形パネルなどを持っている長州産業やシャープなどのメーカーの提案も比較したほうがいいと思います。
カナディアン・ソーラーの蓄電池(EP CUBE)
カナディアンソーラーはこれまで太陽光パネルは自社製ですが、パワーコンディショナーや蓄電池は外部調達でまかなってきました。
しかし2024年1月より出荷予定のEP CUBEは子会社であるCSIソーラー社の傘下で、消費者向けエネルギー技術の独立したブランドとして立ち上げられたEternalplanet社が開発・製造しています。
カナディアン・ソーラー蓄電池EP CUBEの特徴1.
一体型のデザイン性・施工性
パワーコンディショナーと蓄電池ユニットを上に積み重ねていく仕様になっており、蓄電池容量を増やしても1つあたり3.33kWhの蓄電池ユニットを追加で積み上げるだけのシンプルな構造になっています。
結果としてデザイン性も向上し、厚さも最大部で24㎝と省エネ性も兼ね備えており、施工もしやすくなっているのが1つ目の特徴です。
カナディアン・ソーラー蓄電池EP CUBEの特徴2.
ハイブリッド型全負荷タイプ
かつては停電時に事前に設定した一部のブレーカのみ使用することができる特定負荷型が主流でしたが、今は停電時に分電盤全部をバックアップして全ての電源が使用できる全負荷型が隆盛の時代です。
このEP CUBEもパワーコンディショナーが太陽光発電と蓄電池で共有できるハイブリッド型であり、かつ全負荷型と現在一番人気のタイプになっています。
カナディアン・ソーラー蓄電池EP CUBEの特徴3.
6.6kWh・9.9kWh・13.3kWhの選べる3タイプ
蓄電池容量はかつての5~6kWhが主流だった初期から、今は10kWh前後が売れ筋です。さらに大型を希望する方もおり、そのどれもに対応できる非常にバランスの良い蓄電池容量の3タイプがラインアップされています。
どの容量にしても1つ3.33kWhの蓄電池ユニットを上に積み重ねるだけなので、蓄電池容量を上げることによる施工の違いがほぼ発生しないのも嬉しいポイントです。
カナディアン・ソーラーのV2H
V2Hとは「ビークル・トゥ・ホーム」の略で、電気自動車に蓄えた電気を家で使う仕組みのことです。
EV充電用の屋外コンセントがあれば電気自動車に充電することは可能ですが、貯めた電気自動車のバッテリーに貯めた電気を家庭に戻すためには、V2Hスタンドが必要となります。
蓄電池は検討しないけれども、近々電気自動車に買い替える予定がある方は、V2Hを太陽光発電システムと合わせて導入しておくと、充電用コンセントの設置代が省けて、かつ停電時には電気自動車を蓄電池として活用することができます。
V2HについてはニチコンのV2Hが標準セットに組み込まれていましたが、2023年9月改定のカタログからは省かれており(サイト上ではまだ案内あり)、近々カナディアンソーラーの標準セットとしての販売はなくなるかもしれません。
カナディアン・ソーラーのトライブリッド蓄電システム
トライブリッド蓄電システムとは、蓄電池とV2Hを組み合わせたもので、現在考えられる最強のシステムです。
太陽光発電システムとあわせて蓄電池はセットで導入したいけど、まだ電気自動車への買替は先だからV2Hはまだいらないという方は、V2Hは後付けにすることも可能です。
当たり前ですが電気自動車は自宅にいないときには充電をすることができません。
そして、大半の方が車を使用しているのは日中ですので、太陽光発電で作った電気を電気自動車に貯めようにも、太陽光発電が発電している時間帯には肝心の電気自動車がないということが起きてしまいます。
そこで役に立つのが蓄電池です。
太陽光発電でつくった電気を一時的に蓄電池に貯めておき、電気自動車がご自宅に戻ってきてから、貯めておいた電気を電気自動車に移すことができます。
この太陽光発電、蓄電池、電気自動車のそれぞれの電気を調整するパワーコンディショナーが1台で対応できるシステムがトライブリッド蓄電システムです。
こちらもV2H同様にニチコンのトライブリッドシステムがHが標準セットに組み込まれていましたが、2023年9月改定のカタログからは省かれており(サイト上ではまだ案内あり)、近々カナディアンソーラーの標準セットとしての販売はなくなる可能性があります。
カナディアン・ソーラーを設置した方の口コミ・評判
ソーラーパートナーズ認定企業でカナディアン・ソーラーの太陽光発電を設置した方のお客様の声をいくつかご紹介します。
カナディアン・ソーラーの太陽光発電について一番多い質問
海外メーカーとなると必ず聞かれる質問の1つでカナディアン・ソーラーに限りません。
国内メーカーは潰れないのか?とほぼ同レベルの質問で、そんな事はわからないというのが正直なところです。
しかしカナディアン・ソーラーはずっと住宅用のシェア2位を堅持し、今回さらに自社製造の蓄電池セットも投入してきており、その動向からは撤退の匂いは感じません。
かなり以前にはなりますが同様の質問を社長インタビューでぶつけてみた事があります。よろしければ参考にご覧ください。
まとめ
以前はカナディアンソーラーやQセルズなどの海外メーカーは、「安いかわりに性能がいまいち」というイメージを持つ方が多かったですが、近頃では「低価格・高性能」で外せない選択肢となっています。
まだカナディアンソーラーの提案を聞いていない方は、是非一度お見積りをとってみるのがおすすめです。
ソーラーパートナーズでは、全国のカナディアンソーラーを取り扱っている太陽光発電の工事会社をご紹介することが可能です。
「地元の信頼できる業者を紹介してほしい!」とお考えであればぜひお気軽にご依頼ください。
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