全量売電の場合に蓄電池を設置するとダブル発電になって売電価格は下がりますか?
現在、家庭に太陽光発電を導入しております。
容量は10.08kwで全量売電契約(20年)しており、1kWh当たりの単価は38.8円です。
この状況に蓄電池システムを導入した場合売電価格は下がってしまうのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
「全量売電の場合に蓄電池を設置すると売電価格は下がりますか?」とのご質問ですね。
結論から申しますと太陽光発電が10kW以上設置されていれば蓄電池を設置しても売電価格は下がりません。
売電価格には以下の3つの区分があります。
- 10kW以上
全量売電・余剰売電の選択可
売電期間20年間 - 10kW未満(ダブル発電)
余剰売電
売電期間10年 - 10kW未満(それ以外)
余剰売電
売電期間10年
ご質問者様が懸念されている「売電価格が下がるかもしれない」というのは、「ダブル発電扱いになるか?」という心配だと思います。
上の区分を見ていただくとわかるとおり、ダブル発電になるのは10kW未満の場合のみです。
10kW以上であれば蓄電池やエネファームなど10kW未満であればダブル発電扱いになる機器を設置してもダブル発電扱いにならず、売電価格は下がりません。
ダブル発電についてはこちらの記事をご確認ください。
ダブル発電は「太陽光発電のみ」より損になる!? »
ちなみに10kW未満で蓄電池を設置すると、ダブル発電扱いになり売電価格が下がってしまいます。
ただ、2014年にダブル発電にならない蓄電池が発売されていますので、10kW未満であっても蓄電池を検討する余地は十分あると思います。
蓄電池とダブル発電の関係についてはこちらの記事をご覧ください。
家庭用蓄電池は次世代型へ!太陽光発電連携型蓄電池 »