南西面だけでは太陽光発電が2.4kWしか載らない場合に北東面にも設置するべきですか?

Q
お客様からのご質問

我が家の屋根は、南西を向いています。
見積りをとったところ、2.4KW程度しか乗せられないためか、反対面の『北東』にもパネルを乗せる見積りを提示されました。
(合計で6KW程となります)

  1. 発電効率
  2. 反射光
  3. 一般的な木造住宅に対して両面に重いパネルを乗せること

の3点について、不安を感じています。
『北東』への設置について、どのようにお考えになられますか?

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

ご質問ありがとうございます。
「『北東』への設置について、どのように考えていますか?」とのご質問ですね。
結論から申し上げますと、このケースでの北東面への設置は、正直お勧めしません。

1.発電効率

仮に東京の八王子で計算した場合、一般的なメーカーの南西面のみで6kWの場合は年間の予測発電量は6196kWhとなります。
同様に北東に3.6kW分割り振った場合には年間の予測発電量は5152kWhとなります。
ただ実際は、日が当たり始めるのが遅くなったりするでもっと少なくなると思われます。

2.反射光

こちらの方が問題です。
隣家が北東側近くにある場合は反射光が入ります。
トラブルになった場合は取り返しがつきません。
少しでも懸念がある場合はおやめになるべきと思います。

3.一般的な木造住宅に対して両面に重いパネルを乗せること

これに関してはそれほど懸念はしておりません。
6kWとなると200Wパネルで30枚となります。
1枚あたりだいたい15kgくらいですので総重量は架台等含めて500kgに満たないと思います。
かつこれが1点に集中しているのであれば、昔の力士の小錦が2人屋根に乗っているような状態ですので心配ですが、屋根面全体に分散しての設置になります。
1m²あたりは12kg位の加重です。
これは瓦よりも軽い重量ですので、これについてはそれほど心配する事ではないと思います。

総じて考えますと、反射光のリスクが全くなく(将来的にも)価格との関係で発電量が相対的に少なくてもメリットが出るという事であれば、検討の価値はあるかと思います。

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