パナソニックの太陽光パネルを支持瓦工法で設置する際、野地板施工でも補強板を使うのですか?
パナの野地板支持瓦施工なんですが、垂木施工に使う垂木と垂木をつなぐ補強版は、野地板施工でも、用いるのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
「パナソニックの太陽光パネルを設置する補強板は野地板施工でも使うのですか?」とのご質問ですね。
パナソニックの支持瓦工法において、
太陽光発電の架台の固定方法には、「野地板固定」と「垂木固定」がありますが、どのメーカーも支持瓦工法の場合には垂木に固定されます。
パナソニックは野地板固定、京セラ・三菱などは垂木固定のメーカーですが、どちらも補強板は使用されます。
そもそもこの補強板なのですが、垂木のピッチ(間隔の事。455mmが多い)より長い板を使用して、垂木に固定するものです。
瓦を剥がして野地板を叩けば、その時の音でどこに垂木が存在しているのかが判断できます。
垂木センサーという機器でも判断できます。
そのため、垂木固定を実現できるのですね。
屋根の工事を手伝うでもしない限りは確認するのは困難ですが、補強板を使用していながら垂木に固定されていないようなケースは、手抜き工事と考えていただいて良いと思います。
なお、一点誤解を招くといけませんので補足させていただきますが、垂木固定にはなりますが垂木部分以外の野地板にもビスを打ちます。
補強板には8本なり10本なりビスを打ちますが、全部が全部垂木に固定されるわけではありません。
屋根裏に入ってビスが見えたからといって、それがすなわち施工不良や手抜き工事という事にはなりませんのでご注意ください。