自己資金が無くても産業用太陽光発電を始められるというのは本当でしょうか?

Q
お客様からのご質問

いつも、貴重な情報有難うございます。
27年度の買い取り価格も発表となり太陽光発電設備の設置に拍車がかかることと思います。

実は、産業用太陽光発電を設置しようかなと昨年末頃から検討中でした。しかし、自己資金の問題で、決断できずにいました。

メーカーに話を聞きましたところ「太陽光発電については、自己資金がなくても、100%ローンでも10年弱で返済可能ですからぜひ検討ください。」ということでした。
本当にそのようなことができるのでしょうか?教えて下さい。

ちなみに検討している土地は、農地で、農地から雑地に変更して行うか、シェア農業で農地活用で行うか悩んでいるところです。

自己資金問題と農地問題で、良きアドバイスをお願いします。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中嶋 正明

ご質問ありがとうございます。
自己資金なしで、農地に太陽光発電システムを設置することは可能か?
というご質問ですね。

もし、ご自身で土地を保有されているようでしたら、100%ローンで設置し、売電収入を原資にして10年ほどでローン返済を行うことも無理な話ではありません。
ただ、新しく出力制御のルールが出てきたため、太陽光発電関連への融資に対して慎重になる金融機関が増えてきています。
今後は、あらかじめ良い関係性を築けている金融機関からでないと、融資がおりないかも知れません。

また、農地にそのまま太陽光発電を設置することは、農地法により規制されています。
せっかく導入検討を進めていっても、農地転用ができなければ、そもそも太陽光発電を設置することはできません。
質問者様の土地が農地転用できるかどうかは、事前にご確認いただいた方が良いと思います。

農地に対する規制が厳しい中、最近注目されているのが、「ソーラーシェアリング」です。
ソーラーシェアリングとは、耕作地の地上3メートルほどの位置に藤棚のように架台を設置して、農作物に太陽光があたるように隙間をあけながら太陽光パネルを並べることによって、営農を続けながら太陽光発電を行うことです。
ソーラーシェアリングの導入事例がどんどん増えてきていますので、これから設置をするのであれば、このような手法も選択肢に加えた上で、ご検討いただくと良いのではないかと思います。

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