杉板のバラ板でパナソニックの太陽光は設置不可なのに長州産業は設置可能なのはなぜですか

Q
お客様からのご質問

パナソニック・長州産業についての質問です。

太陽光発電を検討しているところで、見積もり等をして貰いました。
しっかりしている営業さん(説明が丁寧、仕組みや工事等も凄く詳しい)から、パナソニックHIT244aの見積もりをいただいたのですが、現場調査をしたところ屋根裏の野地板が杉板なのでHITそのままだけど、長州産業にしないと行けないと言われました(パナソニックでは杉板だと保証対象外ようです)。

こんなことって、ありますか?
全く同じHIT(のはず)なのに、パナソニックでは保証NGで、長州産業なら保証Ok?

あと、屋根の形関係で、1面ではなく3面に設置することになり、多く載せられる面も両サイドに分ける事になっています。
パネルの設置は2-3-3-3で合わせて11枚になります。
4系統になることで、パワーコンディショナーや接続箱も高い物を使わないと行けない(それに数台なので全部で20万円程度高くなる)。
結局2.684kW(244X11)で158万円になるけどやはり高いでしょうか?

ご確認・ご回答宜しくお願い致します。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中嶋 正明

ご質問いただきありがとうございます。
同じHITなのに、パナソニックと長州産業で、バラ板への設置ができる場合とできない場合があるか?
とのご質問ですね。

今回のご質問には屋根材(スレート、瓦など)の情報がないため明確にお伝えすることはできませんが、ご質問のような状況はありえます

屋根材がスレートで、野地板がバラ板の場合は、パナソニックは設置不可ですが、長州産業では設置することが可能です。
太陽電池モジュール自体は同じHITでも、システム全体では、各メーカーによって考え方が異なるため、このようなこともあります。
従って、現地調査で野地板がバラ板であることが判明した結果、パナソニックではなく、長州産業での提案になっても、おかしなわけではありません。

スレート・バラ板の組み合わせで長州産業の太陽光発電システムを設置する場合、裏打ち補助板を使う必要があります。
野地板が構造用合板のときは、どの位置にビスを打っても固定できますが、バラ板のときは、板と板の隙間にビスが入ってしまうと固定できないため、裏打ち用の補助板を使って固定することになります。
屋根の形状によっては、この裏打ち補助板が屋根の裏側に入りきらず、設置できるパネル枚数が減ってしまうことがあります。

価格面については、2.684kWで158万円ですから、kW単価は588,674円ですね。
バラ板への設置で標準施工ではなく、また枚数の少ない小規模な工事とは言え、金額は高めではないかと感じます。
また、もともと提示されていたシミュレーションが南面一面に設置している前提でしたら、今回おそらく南面・東面・西面の3面での提案に変更になったかと思いますので、シミュレーションの発電量も南面一面のときよりも小さくなるはずです。
そのあたりも念のためご確認いただいた方が良いと思います。

ただ、今回のご質問に書かれていない、特殊な施工が含まれている可能性もありますので、価格が高いと明言することはできません。
もしご不安でしたら、一度ソーラーパートナーズまでお電話でご相談ください。

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