全量売電なのになぜ夜間のパワコン電気使用料を払う必要があるのですか?
全量売電の場合のパワコンの定額電灯料金の請求
全量売電の場合、パワコンの台数分、定額電灯料が1機ごとに請求されるのが現実です(300円/機)
1W以下の夜間消費電力にも関わらず、請求されるのですが、どう考えても、これは電力会社の「暴利」と思うのですが、回避方法は無いのでしょうか?
電力会社は「そう言うものです」と言われ、納得出来ないので、資源エネルギー庁に電話しましたが、「それは当然だし、そんな意見は初めて受けた」と言われました。
ご質問ありがとうございます。
「全量売電なのになぜ夜間のパワコン電気使用料を払う必要があるのですか?」とのご質問ですね。
結論から申しますと、電力会社と売電契約を結ぶ際の約款に記載されているため、払う必要があるのです。
太陽光発電の設置は、電力会社との電力供給約款に同意した上で、接続することになっています。
その約款に、パワコンの接続には小型機器料金を電力会社へ支払うことになっています。
パワコンの小型機器料金は1機器あたりの支払いとなります。
太陽光発電は夜間発電できません。
太陽光が出たときに発電できるようにパワコンがほんの少しだけ電気を使って準備をしています。
そのための待機電力を使っているわけですから、電気料金は払ってしかるべきと思います。
太陽光発電のパワコンに限ったことではなく、電力会社の電気料金メニューにも記載されています。
アパートの防犯機器などに使われる電気料金メニューが適用されているようです。
主な電気料金メニュー 定額電灯|関西電力
単位 料金単価(円/税込) 需要家料金 1契約 75.60 電灯
料金10Wまで 1灯 75.39 10Wをこえ20Wまで 114.07 20Wをこえ40Wまで 191.42 40Wをこえ60Wまで 268.77 60Wをこえ100Wまで 423.47 100Wをこえる100Wまでごとに 423.47 小型機器
料金50VAまで 1機器 204.07 50VAをこえ100VAまで 341.17 100VAをこえる100VAまでごとに 341.17
参考になれば幸いです。