太陽光発電の買取期間中に電力量計の有効期限が過ぎてしまうのではないでしょうか?
電力計の有効期限ですが、大体の場合は、設備導入前に製造された電力計が設置されるので、10年固定買取としても、電力計の有効期限は「数ヶ月足りない」ハズですが、その数ヶ月の為に、電力計を交換しなくてはならないのでしょうか?
また、その交換による売電ロスの日数、電力計交換の値段など予想金額でよいのでご教授願いたく思っております。
ご質問ありがとうございます。
「太陽光発電の買取期間中に電力量計の有効期間が切れますか?」というご質問ですね。
売電できる期間中に無駄が発生してしまうかも知れないと思うと気になりますよね。
確かに、「計量法」という法律によって、電力量計の有効期間は10年間と定められています。
そのため、10年経過前に電力量計を交換する必要があります。
電力量計の交換に伴うコストには、交換時の売電ロスと電力量計の取換費用があります。
売電ロスは売電単価や、設置している太陽光発電システムの容量、交換する時間帯・季節によっても変わってきます。
- 売電単価が37円/kWhよりも48円/kWhの方が売電ロスは大きくなります。
- システムが大きければその分売電ロスは大きくなります。
- 朝や夕方に交換するよりも正午頃に交換する方が売電ロスが大きくなります。
- 冬に交換するよりも、春や夏に交換する方が売電ロスが大きくなります。
ただ、交換作業自体はそれほど長時間にわたる作業ではありませんので、住宅用のシステムでしたら売電ロスがあると言っても数百円程度ではないでしょうか。
また電力量計の取換費用については、電力会社によって取り扱いが異なります。
無料で対応してくれる電力会社もありますし、個人負担することを求める電力会社もあります。
例えば東京電力では電力量計の取換は無料で行ってくれますが、北海道電力では個人負担となります。
電力量計の取換費用はアナログ式かデジタル式なのかによっても変わりますし、今後はスマートメーターへの交換になるか、などによっても変わってくると思います。
詳しくはお住まいの地域の電力会社に確認してみるようにしてください。