太陽光発電の売電収入が40万円を超える場合は確定申告をする必要が有りますか
仮に太陽光発電の売電利益所得〔一時所得≒40万円/年〕が有る時、税務署に確定申告をする必要が有りますか。
また太陽光発電設置時に電力会社と契約すれば10年間は同一価格で売電できるのか。
詳しく教えて欲しいですので宜しくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。
「太陽光発電の売電収入が40万円を超える場合に確定申告をする必要があるのか」
および
「太陽光発電設置時に電力会社と契約すれば10年間は同一価格で売電できるのか」
とのご質問ですね。
年間40万円の所得という事は10kW程度のシステムでしょうか。
大きなシステム、羨ましい限りです。
それでは順番に回答してまいります。
まずは確定申告についてです。
確定申告が必要となる条件としては、「雑所得が20万円以上」です。
雑所得=売電収入-必要経費
ですから、必要経費次第ですね。
売電収入が40万円とした場合、必要経費が20万円以上であれば確定申告の必要はありません。
(『雑所得』の合計金額が20万円以上ですので、太陽光発電の売電収入以外にも雑所得がある場合はご注意ください)
太陽光発電システムの減価償却年数が17年ですから、340万円以上で購入された場合には確定申告の必要はありません。
お安く購入した場合には確定申告が必要になる、という皮肉な結果ですね。
なお、以前に確定申告に関して回答した記事がございます。
よろしければ参考にしていただければ幸いです。
10kW以上の太陽光発電の確定申告について教えてください。 »
次に「10年間は同一価格で売電できるのか」ですが、これは全く問題なく10年間固定価格で買い取りが行われます。
国が約束していることですので、ご安心下さい。
10年経過する前に価格の改定が行われるとすれば、それは日本が経済的に破たんした時くらいでしょうね。