10kW以上の新築で太陽光発電の売電価格を確保するにはどうすればよいですか

Q
お客様からのご質問

いつも、貴重な情報ありがとうございます。

当方、2015年8~9月完成予定の賃貸アパートの上に、10kWを計画しております。

以下ののご質問にご回答いただけると幸いです。

  1. 今年度分は2月いっぱいが申請期限と聞きますが、図面だけでは申請・許可は下りないでしょうか。
    よく、権利だけ売買してりたり、権利付野立ての土地を見かけますが、同じように申請できないですか。家庭用は、売電環境の配線の確認があるようですが。
  2. 今後、次年度(当然買い取り金額は下がると思いますが)4月以降、相場は全体的に下がる傾向ですか。
    3年間の買い取り優遇の法律最終年度ですのであまり変わらない傾向でしょうか?

過去の経験値で構いませんので、ご意見賜りたいです。
初歩的な質問で申し訳ないですが、ご返答していただけると助かります。

以上、宜しくお願い致します。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

2つ質問をいただいておりますが、新築の場合の売電価格確保のお話だと思いますので、そのことについてお答えさせていただきます。

結論から申しますと、新築の際の価格の確保の方法は10kW未満と10kW以上で対応が分かれます

10kW以上の場合、太陽光発電の売電価格の確保には、

  • 設備認定(経済産業省が管轄)
  • 売電申請(電力会社の管轄)

の2つの手続きが完了すれば問題ありません。

設備認定は、設置場所が決まっており、どのようなシステムを組むかの提案が太陽光発電の販売会社から出ている必要があります

具体的に必要なのは、

  • 図面
  • 契約者様の氏名や住所などの情報
  • 太陽光発電業者からの提案資料
    (太陽光発電システムの割付図・パネルの種類・配線図等の設計図)

です。

設置場所が決まっており、図面が有るのであれば太陽光発電業者は提案を出すことができますので、その提案をもって設備認定を行えばよいという事になります。

売電申請は書類を提出した時点でOKなのですが、売電申請は設備認定が完了していないと行うことができません。
設備認定は現在1ヶ月程度かかっている状況ですので、年末までに設備認定の申し込みを行えば間に合うと思います。

10kW未満の場合は上記に加えてもう一つ、電気使用申し込みという少しやっかいな手続きが必要です。
アパートに設置とのことですので10kW以上だと推測しますが、10kW未満の場合には、過去に同様の内容の記事を書いておりますのでそちらをご覧ください。
新築の人は太陽光発電の売電価格の権利だけ取得することはできないのか? »

ご確認よろしくお願いいたします。

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