雪止めが有るために太陽光パネルを1列付けられないのですがなにかいい方法は無いですか?

Q
お客様からのご質問

屋根の寸法を測ってもらいました。
寸法的には、もう一段(4枚0.976kW)モジュールを載せて25枚6.1kWとしたいところですが、屋根材がスレートで雪止めが付いているため架台(屋根に穴をあける場所)が干渉する可能性があるらしく21枚5.12kWの設置になるとの事でした。

せっかくなので、もう一段載せたいのですが何か良い方法はないのでしょうか?

※架台の設置基準(モジュールの端から○mm以上~○mm以内)があるようですが、それを踏まえてパソコン等で設置のシュミレーションは出来ないでしょうか?

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
齋藤宏樹

ご質問ありがとうございます。
「雪止めが有るために太陽光パネルを1列付けられないのですがなにかいい方法は無いか?」とのご質問ですね。
良い方法はあります。
雪止めを外し、その代りに「ゆきもちくん」という太陽光パネルに設置する雪止めを設置する方法です。

雪止めがついている屋根に太陽光パネルを設置する場合、メーカーによって多少の違いはありますが、雪止めから前後50センチは設置不可だとお考えください。

積雪があまり無い地域であれば太陽光パネルの化粧カバーが雪止めがわりになりますが、積雪が年に数回ある地域であったり、隣家への積雪が懸念される場合などは雪止めを外しパネルをめいっぱいつけて、軒下に「ゆきもちくん」を設置することが可能です。

ゆきもちくんは株式会社キョークという会社さんが販売している物で、屋根材と積雪の間に金属を設置する金具で、雪止めが老朽化してきた場合や、雪止めを強化したい場合に設置できる金属のフェンスみたいなものです。

ただゆきもちくんを使用すると部材・工事費用がプラスでかかってきます。
屋根面積・設置するゆきもちくんの種類によって金額は異なってきますが、パネルが3枚設置できる長さで約5万円ぐらいかかります。

仮にですが、0.976KW増やした場合年間で増える売電金額ですが、1kWあたりの年間予測発電量を少なめにみて1000kWh発電すると仮定すると、
976kWh × 37円 = 36,112円
ですので10年間ですと
36,112円 × 10年間 = 361,120円です。
ゆきもちくんを設置できるケースであれば枚数増やした方がメリットは出ると思います

積雪がかなり多い地域はゆきもちくんを設置しても過重で建物への影響も考えられますし、ゆきもちくんも色々な種類があり費用が異なりますので、地元の信頼できる工事会社さんに詳細はお尋ねください。

ちなみにシミュレーションですが、メーカーごとの架台とパネルの設置基準を前提に設置可能枚数を割出し、それを前提に配置図を割り出しますので販売会社さんに作って頂く事は出来ます。

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