工務店から10kW未満の太陽光発電も見合わせたほうがいいといわれました
はじめまして。率直なご意見お願いします。
来年五月に完成予定の家を建てます。
住宅工務店さんより、
「10kW以下も売電無くなるかもしれないから、太陽光はしばらく見合わせては?」と言われました。
売電収入は魅力ですが、家族7人で使用する電力は太陽光で賄いたいと思い、4~6kW位で、検討してます。
余った電力は蓄電器が必要となる為、太陽光より外壁や庭にお金を使ったらいいとの事。
やはり見合わせたほうがいいのでしょうか?
プロとしてのご意見をお願いします。
新築おめでとうございます。
間取りや内装など考えていて一番楽しいころでしょうか。
「工務店から10kW未満の太陽光発電も見合わせたほうがいいといわれたが本当か?」とのご質問ですね。
あくまで私的な予想としてお聞き下さい。
10kW未満の住宅用の売電は無くならないと考えています。
理由についてはコラムにまとめていますのでそちらをご覧になって下さい。
なぜ10kW未満の住宅用太陽光発電は電力会社の売電申請受付中止の影響を受けないのか? »
一番の不安要素としては、
「10年の買取期間後に余剰電力がどうなるのか?」
この1点ではないかと思います。
工務店さんは蓄電池が必要と仰っておりますが、それは更にメリットを出そうとした場合の事です。
仮に11年目以降に通常の電気代の単価よりも、売電単価が安くなってしまっている可能性は正直あると思います。
ただ純国産たる再生可能エネルギーである電力を国が購入しないという判断は下さないのは間違いないと思います。
それほど日本のエネルギーは自給率が異常に低くあまりにリスクが高い状態になっているからです。
新築での導入であれば住宅ローンへの組み込みも可能でしょうから、負担なく導入する事がせっかく可能ですので私としては断然このタイミングでの導入をお勧め致します。
太陽光発電システムは省エネ効果も発揮します。
そして新しい住まいで新しい生活が始まり、そこでの営みの根幹となるエネルギーを自らが生み出しているという自覚は必ずやご家族の皆様にそれぞれ、また新たな彩りを加えてくれるものと思います。