太陽光発電の発電抑制を回避・解決する方法を教えてください
今まさにソーラー設置にあたり、とても悩んでいることがあります。
それは、『発電抑制』についてです。
どうせソーラーを設置するなら、10kW以上のソーラーを搭載して、20年売電したいと思います。
ところが、幸か不幸かとても気になる事件が、身近なところで起きたのです。
実は最近、近所に家をたてた弟が、11kW程度のソーラーで、あの大変恐ろしいと言われている『発電抑制』が頻発し、悩んでいます。
要は、売電が思うほどできていないのです(当初の住宅メーカー予想の20%)。
電力会社も住宅メーカーも冷たく、柱上トランス変えるしかないの一点張りです。
私のケースでも、ソーラーを積んだものの、弟の近所に家があるので、発電抑制問題が回避できそうもありません。
これが大きな悩みとなり、一歩踏み出せない状況です..........
どうか、発電抑制を回避あるいは解決する方法をおしえてください!!!
ご質問ありがとうございます。
「近隣の住宅で電圧抑制(発電抑制)が起こっているので設置に踏み切れない。電圧抑制を回避する方法はないのか」とのご質問ですね。
電圧抑制で当初の予想発電量の20%しか売電できなくなるという話は聞いたことがありません。
この状態であれば、電圧抑制ではなく別の不具合を疑います。
太陽光発電を設置したのが、住宅メーカーということですので、現地にて原因調査をしていただいたのでしょうか。
もしされていないようであれば、なんとかして住宅メーカーを動かして原因調査をして頂いてください。
本来電圧抑制が起きた場合は、太陽光発電の販売・施工会社が間に入って原因を究明して、電力会社とやり取りをします。
原因はいろいろ考えられますし、対策もいくつかあるので、しっかり調査をしてもらってください。
参考に東芝さんが出している施工店向けの抑制対策のPDFもご覧ください。
電圧抑制が起きた場合の一般的な対処法は3つあります。
- 電力会社からの供給電圧を下げてもらう
- パワコンの設定電圧を上げる
- ケーブルを変える
もちろんトランスを変えるという対処法もありますが、かなりお値段がかかってしまいますので、できれば避けたいところです。
設置した際に同じ状況になってしまうのではないかというご不安については、まずは設置している太陽光発電について何が原因で電圧制御がおきているかを調べる必要があります。
電圧抑制は電力会社側の供給電圧が高いという原因以外にも、以下の理由でも起こることがあります。
- パワコンに異常が起きている。
- 施工の際に設定したパワコンの値、ケーブルのサイズや長さが適切ではない。
もし上記のように宅内の配線などが原因で電圧抑制がおきているのであれば、供給電圧が高い場合と同じように電圧制御がおきてしまう可能性があります。
(同じ状況になる事は考えにくいですが…)
宅内ではなく電力会社からの供給電圧の問題であれば、やはり電力会社の協力が必要となりますので、設置する際は電力会社への連絡も含めて対応頂けるか設置業者に確認していただくのがよいかと思います。
住宅メーカーがこのような冷たい対応をされるとは思っていなかったのですが、やはり設置する際は、太陽光発電の専門業者に設置していただくのがよさそうですね。
また、以前にも電圧抑制の対策について記載させていただいておりますので、参考にして頂ければ幸いです。
抑制問題が解決しない»
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