太陽光発電の3階建ての設置では足場は必要ですか?
太陽光発電の3階建ての設置基準についてなのですが、足場は必要なのでしょうか?
ご質問有難うございます。
「太陽光発電の3階建ての設置では足場は必要ですか?」とのご質問ですが、
まず前提として、足場を設置するしないの基準は2階建てでも3階建てでも同じです。
太陽光発電の設置工事において、足場設置の義務付けはありません。
厚生労働省の「労働安全衛生規則」の第五百十八条に、
「業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。」
となっていますが、設置義務があるのは「足場」ではなく「作業床」になります。
そして太陽光発電工事の場合屋根上での作業となりますので、この屋根面自体が「作業床」とみなされます。
ですので現在足場を設置するしないの判断は、各社が屋根面自体が作業床とみなせないと判断した場合に設置しているのが現状です。
当然各太陽光発電の施工会社さんによるのですが、大体6寸勾配が一つの目安になるようです。
また、屋根材によっても多少違い、スレートよりも瓦の方が滑りやすいため、スレートならば6寸くらいまでは大丈夫だが、瓦であると難しいという話も聞きます。