太陽光発電業者の工事保険はメーカー保証の代わりになるのでしょうか?

Q
お客様からのご質問

大阪府の福田です。
お世話になります。

最近無料現地確認で業者様に言われたことに疑問がありますので質問させていただきます。
その業者様はメーカーの保証の認定されない取り付け方をしたとしてもメーカ保証はだめですが、工事の保険があるので何かあったら工事の保険で対応が可能です。と言われました。
例えて言いますと、シャープさんは北側設置やキャッチ工法にて設置すると保証不可ですが北側に向けてキャッチ工法で設置してもメーカー保証は無理ですが、工事の保険で対応可能とおっしゃるのです。
当家の屋根は北北東向きのパラペットあり片流れガルバニウム一寸勾配なので架台を組んで設置すると特殊架台になり割高になりますしその分をモジュールに回せた方が設置容量が稼げますし、ガルバニウムなので穴をあけたくはなく、キャッチ工法やグリップ工法で出来るというのは魅力的な話ではあります。

実際メーカ保証の認定されない工法等で設置した場合、本当に工事の保険で賄うことができるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

ご質問有難うございます。
「メーカー保証と工事保険の関係」のご質問ですね。

今回例えとしてシャープのケースを挙げて頂いておりますが、シャープはメーカー保証に工事保険まで入っている稀なケースになりますので話がややこしくなるので一旦別のメーカーのケースで話を進めさせて頂きます。

通常太陽光発電のメーカー保証と言われている10年保証は機器保証です。
メーカー保証では工事の部分は対象となっておりません。
ですので雨漏り等が発生した場合、工事会社、販売会社の工事保険で対応する事になります。
今回のご質問もこの一般的なケースと同じと考えられます。

ただ今回はシャープが例に上がっておりますので考えるポイントがもう1つ出てくるか思います。
工事保険というのは工事賠償責任保険ですので、お客様自身で保険に入る事はできません。
太陽光発電を販売・設置する側でないと加入する事ができないものです。
保険はあくまで保険料を払っている主体が存在してこその話ですので、何か不足の事態が起きた場合にその工事保険に入っている会社がしっかりとその時も相続しており且つ保険料をしっかりと毎年支払っている事が前提になります。
そのあたりのリスクも含めて考える必要があるケースであると思います。

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