トランス容量10kVAの場合に、太陽光発電10.35kWシステムを設置できますか?
定格出力10.35kW、パワコン5.5kW2台、全量買取で発電システムを設置する計画ですが、トランス10kVAでは容量が少ないのでしょうか?
トランス10kVAでの許容量は発電システムのどのくらいに当たるのでしょうか?
また、トランスの容量と比べるのは発電システムの定格出力ではなく、パワコンの容量であると聞いたことがありますが、それはどういうことでしょうか?
トランスからは7軒の引込みがあり、常時生活しているのは3軒(自宅を含む)、待機電力くらいの使用が3軒、残り1軒はただ引込みだけという状況です。
この中での10.35kW全量買取の設置は可能なのでしょうか? 余剰買取ではどうでしょうか?
アドバイスをお願いします。
ご質問有難うございます。
まとめますと、
「トランス容量が10kVAの場合、10.35kWの太陽光発電システムを組むことは可能なのか?」
とのご質問ですね。
結論から申しますと、電力会社さんと協議申請をして頂く必要があります。
以前頂きましたご質問、太陽光発電を設置後、電力会社さんからトランスの交換費用が発生すると言われましたもトランス交換についてのご質問でしたのでそちらへの回答でも書かせて頂きましたが、
トランスについての正確な判断は、管轄の電力会社さんに電力受給契約の申し込みをし、その後の協議を行わないとわかりません。
是非協議申請をお勧め致します。
そのうえでトランス10kVAの太陽光発電システムの許容量ですが、パワコンの容量で計算するというご指摘もありましたが、正確にいいますとケースバイケースになります。
仮にではありますが、
- 5.5kWのパワコンに5.3kWの太陽光発電システムを繋ぐ場合
- 5.5kWのパワコンに5.8kWの太陽光発電システムを繋ぐ場合
両者の出力の低い方を使いますので、システムの定格出力5.3kWになります。
両者の出力の低い方を使いますので、パワコンの定格出力5.5kWを使います。
したがって合計容量から見ますと全量買取でも設置できる可能性はありますが、電力会社がどのように判断するかは正直わかりません。
またトランスの交換費用は高額ですので、冒頭でお伝えしたように協議申請をお勧め致します。