太陽光発電の採算性は今後どうなるのでしょうか?

Q
お客様からのご質問

2012年度の売電価格は42円ですが、今後売電価格が下がることで採算性はどうなるのでしょうか?
パネルの価格も下がり性能が上がれば採算性は上がるようにも思いますが。。。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

太陽光発電を導入する際の採算性は、今後もそれほど大きく変わることはないと思います

システム価格(円)を設置容量(kW)で割ることで得られる値を「kW単価」と言いますが、売電の金額はkW単価を基に決定されているため、kW単価が下がっていれば売電価格や補助金が下がるからです。

もともと売電(固定価格買取制度)という制度自体が、太陽光発電のシステム価格を下げるために始まった制度で、設置者にメリットがでるように、売電価格と補助金を設定することで太陽光発電の普及を促進する制度になりますので、相場のkW単価が下がれば、売電価格と補助金の金額を見直すことになっています。

この関係性から、大きな技術の革新によって安価で高性能のパネルが発売されたり、制度の方針が大きく変わらない限りは、太陽光発電を導入する際の採算性は、今後もそれほど大きくは変わらないと思われます。

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