太陽光パネルの最適な角度は季節によってどれくらい変わりますか
太陽光パネルの屋根への設置には、切妻で、南向き、角度30度、が最高の条件とのこと。
これは一年間通しての高条件だと思いますが、当然夏は日が高く冬は日が低いわけで,、たとえばたぶん、夏は角度が小さい(平らに近い角度)のほうが条件が良いと思うのですが、夏の最高の条件、冬の最高の条件など、季節ごとの屋根の条件を、どの季節がこうゆうのがベストとか、詳しく季節ごとに説明をお願いします。
参考のためにどうかお願いします。
太陽光パネルが最大の日照量を得るための最適な傾斜角度は、季節の他に、お住まいの地域によっても変わります。
例えば、北海道札幌市、東京都港区、沖縄県那覇市の季節ごとの最適な角度を見てみると以下のようになります。
地名 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
---|---|---|---|---|
北海道札幌市 | 30° | 10° | 50° | 70° |
東京都港区 | 20° | 10° | 40° | 60° |
沖縄県那覇市 | 10° | 10° | 30° | 40° |
例えば東京都の場合は、角度が固定の場合、年間日照量が一番多くなるのが30°になるため、30°が最適ということになります。
角度や月ごとの詳しい日照量については、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が「日照量データベース閲覧システム」を見やすい形で公開していますので、こちらを参照していただければ幸いです。
日照量データベース閲覧システム|NEDO
少しでも多い日照量を得るために、大規模太陽光発電用の架台には、日中の太陽の動きを自動追尾するものや、季節ごとに角度を調整できるものも開発されています。