後付けではできない、新築時から太陽光発電を検討すると得られる3つのメリット
太陽光発電には家を建てた後ではできない調整事項がある
太陽光発電を新築時に検討を始めると、既築ではできない部分で3つのメリットを得ることができます。
検討開始時期が遅くなるとできることが限られてきますが、太陽光発電の金銭的メリットを大きくすることも可能です。
太陽光発電を設置するのであれば、新築時から太陽光発電のことを考えておくのがよいでしょう。
具体的には以下の3つのメリットがあります。
- 屋根材、屋根勾配を太陽光発電に最適なものを選べる
- 先行配線・先行配管をすることで、見栄えをきれいにすることができる
- パワコン設置位置を考慮して図面を変更することができる
今回は、新築を建てる時に太陽光発電を検討したほうがいいメリットをご紹介いたします。
1.屋根材、屋根勾配を太陽光発電に最適なものを選べる
もし仮に太陽光発電を第一目的として家を新築するのなら、一番いい設置環境はほぼ決まっています。
- 屋根の形:南向きの片流れ
- 屋根勾配:真南向きであれば6寸勾配
- 屋根材:ガルバリウム鋼板かスレート葺き
ただそれぞれの地形によって方位が変わりますし、プランによって対応できる屋根の形できない屋根の形があります。
屋根材も当然値段が違いますし、耐久年数が違います全体の予算の中で考えなければいけません。
2.先行配線・先行配管をすることで、見栄えをきれいにすることができる
新築時に太陽光発電システムを導入する場合、家の建築と合わせて設置工事を進める事ができます。
接続箱やパワーコンディショナを屋内に設置するケースでは、事前に配管を通し、配線を行うことができます。
先行配線・先行配管を行うと、通常外壁に設置することになる配線が見えなくなることで見栄えが良くなります。
先行配線・先行配管を行う時期は断熱材の吹付の時期が一つの目安となります。
実際に工事を行う際には、工務店・ハウスメーカーの現場担当の方と打ち合わせをしながら進めていくことになります。
じつは、このスケジュール調整が現場スケジュールに影響するので非常に面倒です。
先行配線・先行配管は、工程が複数発生するため工事代上昇の要因となります。
そのため、予算との兼ね合いで決める事になります。
一部、依頼する太陽光発電工事会社が工務店・ハウスメーカーと提携ではない場合、工務店・ハウスメーカーの協力が得られず、全てできあがってからの設置工事となるケースもあります。
3.パワコン設置位置をどうするか?
パワーコンディショナは屋内設置が主流です。
パワーコンディショナの設置位置は分電盤になるべく近い、配線が可能な場所を見つけて設置します。
既築の場合は脱衣所や玄関などに設置するケースが多くなります。
新築の場合はその場所を確保するために図面変更をすることも可能です。
たとえば、引き戸をやめて開き戸に変更する、などが可能です。
注意点:支払方法と予算をどう考えるか
新築の場合、太陽光発電の費用をどのように支払うかで、予算の考え方が変わってきます。
既築の場合は、支払い方法の選択肢は2択です。
- ソーラーローン
- 現金
太陽光発電システムは原則容量(kW数)が大きければ大きいほどメリットは大きくなります。
そのため、ソーラーローンを組んで購入する方は屋根への最大設置で検討するのが通例です。
現金一括購入の場合は、最大設置をしたくてもそこまでは払えないという事が起きるため、最後は予算とのバランスを考えての検討となります。
新築の場合にはここに住宅ローンが加わります。
新築を建てられる方で中には現金一括購入という方もいらっしゃるでしょうが、普通は住宅ローンを組みます。
その住宅ローンに太陽光発電を組み込むという方法です。
- 住宅ローンに組み込む
- ソーラーローン
- 現金
新築でもソーラーローンを利用する場合では、既築の場合と同じく最大設置で検討する方が多くなります。
住宅ローンの場合も金額気にせず最大設置を検討しそうな感じがしますが、住宅ローンの借り入れ限度額があるためそういう訳にもいかないケースがほとんどです。
上限が決まってしまっているため太陽光発電システム代を上げていくと他の設備に皺寄せが来るという状態になります。
現金一括購入の場合も既築と同じく、予算とのバランスを考えての検討となります。
なお、ソーラーローンにも条件があります。
詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
ソーラーローン金利比較についてはこちら
ソーラーローン金利(太陽光発電ローン金利)比較 »
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ソーラーローン(太陽光発電ローン)まとめ »
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ところで、本記事をお読みいただいているということは、新築を検討されている方が多いのではと思います。
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