【2024年】エクソル(XSOL)太陽光パネルのメリットデメリットと相場価格、評判など詳しく解説
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
太陽光発電システムのメーカー選びで悩まれていませんか?
今回はエクソル(XSOL)の太陽光発電に関して、特徴や相場価格を解説いたします。
エクソル(XSOL)とはどんな会社?
エクソル(XSOL)は京都府に本社を置く、2001年に三菱の太陽光発電システムを主に販売する会社としてスタートした会社です。
その後、自分たちで直接販売するのではなく商社として販売会社に太陽光発電システムを卸すようになりました。
2007年には三菱電機の住宅用太陽光発電システムの国内販売がNo.1になりましたが、取り扱いメーカーを広げ総合商社となっていきました。
2011年に自社ブランドとしてエクソル(XSOL)シリーズを発表して、商社だけではなくメーカーの顔も持つようになりました。
2013年には社名もエクソル(XSOL)に変更し、この頃から他メーカーの取り扱いをなくしていき、メーカーとしての知名度を徐々に上げていくようになりました。
後発の太陽光メーカーであることから、市場シェアはなかなか増えていきませんでしたが、三菱と東芝の撤退など国内メーカーが少なくなってきたことも受けて、急速にシェアを増やしてきている今勢いのあるメーカーです。
エクソル(XSOL)の太陽光発電の人気は?
2011年に誕生してから長年、市場シェアは常に「その他」でくくられてしまう程のシェアしかありませんでした。
ところが、2019年頃からじわじわとシェアを拡大し、1%以下だったシェアが2020年下期には2%超、2024年には6%超と拡大しています。
理由として一番大きいのは国内メーカーの椅子が少なくなったことが大きいと思います。
2020年3月に三菱が撤退、翌2021年3月に東芝が撤退したことにより一定数ある国内メーカーを求める需要の受け皿になりました。
また、さらに圧倒的なシェアを誇っていたパナソニックが海外メーカーの価格攻勢にとうとう対応できなくなり、急速にシェアを落としていった事がエクソル(XSOL)2021年の躍進の要因だと思われます。
今では国産ではシェア1位の長州産業に次いで、人気のあるメーカーとなりました。長州産業と同様に海外メーカーの価格に対抗できる国内メーカーとなっていますので、今後ますます人気が出ると思います。
エクソル(XSOL)の相場価格
この相場価格は、陸屋根、瓦屋根、特殊工法などを含む全国の平均価格です。
太陽光発電はオーダーメイド商品で、設置条件や地域によって価格が異なります。
こちらの価格は参考程度にご確認下さい。
メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) |
---|---|---|---|---|
XSOL(ハーフカット) XS●L (XLM120-380L) |
20.9% | 6.08kW (16枚) | 144.1万円 | 23.7万円/kW |
5.32kW (14枚) | 134.0万円 | 25.2万円/kW | ||
4.56kW (12枚) | 121.7万円 | 26.7万円/kW | ||
3.04kW (8枚) | 85.6万円 | 28.2万円/kW | ||
XSOL(単結晶マルチバスパー) XS●L (XLM60-325X) |
20.0% | 6.50kW (20枚) | 154.0万円 | 23.7万円/kW |
5.20kW (16枚) | 131.0万円 | 25.2万円/kW | ||
4.55kW (14枚) | 121.4万円 | 26.7万円/kW | ||
3.25kW (10枚) | 91.6万円 | 28.2万円/kW |
他のメーカーの相場価格一覧はこちら
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エクソル(XSOL)を選ぶメリット
エクソルのメリット1
エクソル(XSOL)は希少な海外メーカーに価格対抗できる国内メーカー
パナソニックを筆頭に国内メーカーが市場を占有していた時代から、低価格でかつ圧倒的な研究開発費をもって性能でも国内メーカーを抜き去ってしまった海外メーカーが市場シェアをどんどん伸ばしているのが、現在の日本の住宅用太陽光発電システム市場です。
その中でも数少ない、海外メーカーの低価格に対抗できる国内メーカーの1つがエクソル(XSOL)です。
エクソルのメリット2
ジャストコンパクトは1枚でも設置可能
太陽光パネルは同一方向屋根面において少なくとも3枚~5枚は設置できないと電圧の関係でシステムとして稼働しません。
ですからこれまで1枚~2枚しか乗せられない屋根は設置を断念せざるを得ませんでした。
しかしエクソル(XSOL)のジャストコンパクトは、低電圧でも動作するマイクロインバータが太陽電池モジュールとセットで動作するため、最低1枚でのシステム設計が可能となっています。
ジャストコンパクトとは |エクソル
エクソルのメリット3
エクソル(XSOL)メンテナンスで安心
有償ではありますが、エクソル(XSOL)自身がメンテナンスを行ってくれます。
保守点検ガイドラインに準拠した基本の点検プランを実施する「PV検診」とPV検診にIR測定やフィルター掃除などの内容などをプラスしたブラン「PVドック」の2サービスが用意されています。
・PV検診:65,000円/回(税抜) 保守点検ガイドラインに準拠した基本の点検プラン
・PVドック:90,000円/回(税抜) PV検診にIR測定やフィルター掃除などの内容などをプラスしたブラン
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エクソル(XSOL)のデメリット
エクソルのデメリット1
知名度が低いことによる会社としての信頼性
パナソニックやシャープなどの有名企業に比べて、エクソル(XSOL)の名前は太陽光発電を検討しない限りは知らなかった方が大半です。
上場企業であったり、有名企業であれば安心というのはそれはそれで短絡的ではありますが、人間は知らないこと、ものに対しては不安を覚えてしまいます。
海外メーカーにしても大丈夫でしょうか?という質問と同様のニュアンスで、「エクソル(XSOL)にして大丈夫でしょうか?」というご相談は数多く受けています。
エクソルのデメリット2
比較検討がスムーズにいかない
ここ1、2年で一気に市場シェアを増やしているとはいえ、全ての太陽光発電の販売店がエクソル(XSOL)の取り扱いをしているという状況ではありません。
エクソル(XSOL)がいいなと思った時に、A社とB社で相見積もりをして同条件で比較をすることがまだ現状はできないというケースが多いのが最大のデメリットかもしれません。
エクソル(XSOL)について一番多い質問
2016年に急にエクソルの業績不安の噂が流れたこともあり、会社としても事実無根と発表をしたこともありました。
上場していないので詳細データはありませんが官報決算データベースで直近の決算状況が把握できます。
現在2018年以降のデータしか閲覧できませんが、右肩上がりで利益を伸ばしている様子が見て取れます。
ここ数年の市場シェアの伸びと綺麗に相関していますので、もしかしたら過去には業績的にしんどい時があったのかもしれませんが、直近の業績を見る限り経営状態も良好のように思えます。
エクソル(XSOL)を選ぶべきなのはこんな人
①海外メーカーは嫌で、国内メーカーで初期費用を抑えたい人
正直なところ今や海外メーカーとエクソル(XSOL)のような国内メーカーの違いは何かと問われれば、もはや本社が日本にあるか海外にあるか位の違いしか正直ありません。
エクソル(XSOL)もパネル自体を自社生産しているわけではなく海外メーカーから調達をしています。
そしてパワーコンディショナー以下のシステム部材は海外メーカーも同様ですが日本メーカーから調達してシステム設計をしています。
このような違いですので、エクソル(XSOL)を選ぶべき人は、それでも海外メーカーはなんか不安で嫌なんだという方です。
②蓄電池もセットで検討している人
エクソル(XSOL)は標準セットの蓄電池に、今蓄電池で一番人気のダイヤゼブラ電機(旧:田淵電機)のEIBS7(アイビスセブン)があります。
この蓄電池は停電時に一部分だけでなく、家中の全部の電気を使える全負荷型と呼ばれるタイプであることと、太陽光発電システムにも蓄電池システムにも双方で必要なパワーコンディショナーが1台で済むハイブリッド型の蓄電池であることが人気の理由です。
さらに同内容のファーフェイの蓄電池もラインアップに加わりましたので、非常に充実した蓄電池ラインアップになっており、太陽光発電と蓄電池をセットで購入しようとしている方にとって最適な状態になっています。
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※2023年04月追記
エクソル(XSOL)は提携先であるファーウェイ製蓄電池と組み合わせて提案されることが大半となりました。
製品選びの幅を広げたいとお考えの方には、他のメーカーの太陽光・蓄電池も比較検討してみることをおすすめします。
まとめ
エクソル(XSOL)の太陽光発電・蓄電池についておわかりいただけたでしょうか。
ご自宅にあうメーカーはご自宅の屋根の形、大きさとそのメーカーのパネルの形、大きさとの相性で決まります。
最適なメーカーを選ぶこと、そして良い業者に出会うことを同時に行わなければなりませんので大変ですが、設置した後に後悔しないようにしっかりと検討するようにしてください。
最適な太陽光メーカーに必要なのは豊富な選択肢
お客様に最適な太陽光メーカーを選択していただくために、ソーラーパートナーズに加盟している太陽光業者は複数メーカーが提案可能な会社のみに限定しています。
『3メーカー以上の取扱い』という厳しい審査基準をあえて設けることで、太陽光発電に精通している業者しか加盟できないようにしています。
1つの太陽光業者の複数メーカーの提案を比較する事で、お客様はご自身に一番合った太陽光メーカーを選ぶことが出来ます。
複数メーカーの見積り希望の方は、お気軽にお問い合わせください。