エコキュートの3大メリットデメリット!エコキュートは何に気を付けるべき?
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。(蓄電池専用ページはこちら)
この記事では、エコキュートのメリットとデメリットについてわかりやすくまとめました。
エコキュートを導入しようか迷っている方は必見です!
エコキュートのメリットデメリットまとめ
■メリット
①お財布に優しい:ガス給湯器に比べて省エネだから光熱費が節約できる。
②環境にも優しいかす仕組みのヒートポンプは再生可能エネルギー。
③非常時タンクのお湯を使える:非常用水栓からタンクのお湯を取り出せます。
■デメリット
①ガス給湯器より高額:経済メリットが出るかどうかもガス代による。
②室外機から騒音が出る:室外機が動くのが深夜のため、配置場所が重要。
③使いすぎるとお湯切れしてしまう:親族などが泊まりに来るときは事前にお湯の設定が必要。
エコキュートのメリット
メリット①
エコキュートはお財布に優しい
エコキュートの一番のメリットはガス給湯器を使う場合に比べて経済メリットがあることです。
少ない電気量でお湯を沸かすことができるためガス給湯器や電気温水器と比べて省エネです。
省エネということはランニングコストが低いということです。
同じ水を沸かす電気代は、ガス給湯器のガス代、電気温水器の場合の電気代に比べて格段に安くなります。
メリット②
エコキュートは環境に優しい
エコキュートは再生可能エネルギーであるヒートポンプでお湯を沸かしています。
世界的にもそうですが、特に日本のエネルギー事情を考えた時に、再生可能エネルギーの普及は温暖化対策としての側面でけではなくエネルギー自給率の向上という点で非常に重要です。
エネルギー自給率をあげるためにはいかに自国でエネルギーを生み出すか(創エネ)と、いかにエネルギー消費を抑えるか(省エネ)に取り組まなければなりません。
その点エコキュートは再生可能エネルギーであるため、創エネでありながらその機能から省エネでもあるという稀有な商品であると言えます。
メリット③
非常時にタンクのお湯を使える
エコキュートは深夜に沸かした熱湯をタンクに貯めて、水で適温に薄めながら利用します。
つまり常に貯水タンクにはお湯が貯まっているので、非常事態の断水時にはそのお湯を生活用水として利用することができます。
飲用には適していませんが、災害時に止まって一番困るのは水だといわれていますので、お風呂に水をためておくようにしなくても貯水できるのは、防災面でとても便利です。
非常用取水栓がタンクには標準装備されているため、バケツやポリタンクなどに取りだして利用できます。
エコキュートのデメリット
デメリット①
ガス給湯器より高額
エコキュートはガス給湯器よりも設備が多く構造も複雑ですので、比較するとどうしても高額です。
経済的なメリットは間違いなくある商品なのですが、生活スタイルによってその経済メリットが大きくなるご家庭と小さめのご家庭が出てきます。
経済的なメリットが大きいご家庭の方は、回収期間が短くなりますが、メリットが小さいご家庭の方にとってはなかなか回収できず、メリットがあまりない状態になってしまうので注意が必要です。
普段お湯を使う量が多いと経済メリットが大きくなり、少ないと小さくなります。
一般的にはガス代の約8割は給湯代が占めていますのでほぼガス代の多寡で判断できます。
デメリット②
室外機から騒音が出る
エコキュートはヒートポンプを利用しているため、室外機の稼働音はどうしても発生します。
ヒートポンプはエアコンと同じ機能ですが、エコキュートは深夜電力を利用するため人が寝静まる夜中に稼働します。
隣家との距離や、隣家の部屋の位置なども考えながら配置場所を選ぶ必要があります。
デメリット③
使いすぎるとお湯切れしてしまう
エコキュートならではデメリットがお湯切れです。
安い深夜電力を使用してお湯を夜中に沸かし切り熱湯の状態で貯水タンクに貯めておきますので、そのお湯を使いきってしまうと次に沸かすまでお湯が使えない状態になってしまいます。
お湯切れが起こるのは、通常時より急にお湯の使用量が増えた場合に起こりやすくなります。
例えば、親族が泊まりに来てお風呂の利用者数が増えた場合などです。
最近のエコキュートは優秀で普段のお湯の使用量を学習し、最適なお湯の量を沸かすような機能がどの機種もほぼ実装されています。
ですのでこのお湯切れ問題を回避する為には、前日のうちに満タン湯沸かしをする設定に切り替えておく必要があります。
常時お湯張りが発生してしまうケースは、貯水タンクの容量不足ですので購入時の判断ミスということになります。
(460リットルにしておかなければならないところを370リットルにしてしまったケース)