CIS太陽電池・CIGS太陽電池 課題の変換効率も改善されてきた?シリコン原料を節約できる太陽電池
非シリコン系太陽電池界のエース!次の主流を目指すCIS/CIGS太陽電池
CIS/CIGS太陽光発電とは、元素の頭文字を取ったものです。カドミウム(Cd)・インジウム(In)・セレン(Se)を原料とする太陽電池をCIS太陽電池といい、カドミウム(Cd)・インジウム(In)・ガリウム(Ga)・セレン(Se)を原料とする太陽電池をCIGS太陽電池と言います。
CIS/CIGS太陽光発電とは、元素の頭文字を取ったものです。カドミウム(Cd)・インジウム(In)・セレン(Se)を原料とする太陽電池をCIS太陽電池といい、カドミウム(Cd)・インジウム(In)・ガリウム(Ga)・セレン(Se)を原料とする太陽電池をCIGS太陽電池と言います。
太陽光発電の未来を担うために越えなければならない「変換効率の壁」
NEDOの発表している太陽光発電普及のロードマップでは、2030年に向けた太陽光発電モジュール変換効率の目標として、22%という数字を打ち出しています。この値は現在のままの成長では、おいそれと達成される数字ではありません。
近い将来に革新的なイノベーションがCIS/CIGS太陽光発電には必要かもしれません。
シリコン系太陽光発電においては、原料を大量に必要とします。高純度シリコン原料の需要も高まっており、シリコンの供給不足も懸念されています。未来の太陽電池のエースになる大本命がCIS/CIGS太陽電池と言えるでしょう。
CIS/CIGS太陽光発電の特徴
取扱いメーカーは日本メーカーでは、ソーラーフロンティアとホンダソルテックです。どちらのメーカーも、CIS/CIGSは「(部分的な)影に強い」「熱に強い」事を売りにしています。
ソーラーフロンティアでは「光照射効果による(初期値と比較した)発電量の増加」が観測されているようです。
CIS/CIGS太陽電池は、その電圧が高い事でも知られます。シリコン系の太陽電池の直列枚数が通常4~8枚ほどであるのに対し、1~3枚程度での設置も十分可能という特徴があります。
CIS・CIGS太陽電池のメリット
- 原料を大量に必要としないため、省資源化が出来る。
- コスト低減ができる
- 影に強く、曇りでも発電性能が高い
- 高温でも発電性能が高い
CIS・CIGS太陽電池のデメリット
- 変換効率が単結晶シリコンには及ばない
- パネル1枚の重量がやや重い。
対象商品(太陽光発電モジュール)
ソーラーフロンティア
- CIS 165W SF165-S
- CIS 160W SF160-S
- CIS 155W SF155-S
- CIS 150W SF150-S
- CIS 145W SF145-S
- CIS 140W SF140-S
ホンダソルテック
- CIGS 140W HEM140PCB
- CIGS 135W HEM135PCB
- CIGS 130W HEM130PCB
カテゴリ
単結晶シリコン 多結晶シリコン アモルファスシリコン HIT太陽電池 CIS/CIGS太陽電池 CdTe太陽電池 有機系太陽電池 色素増感太陽電池