【2024年】太陽光発電はやめたほうがいい理由とは?◆専門家が解説。本当にやばい?後悔しないための3つのポイントを徹底解説
「太陽光発電はやめたほうがいい」理由として、インターネット上では下記の問題がよく挙げられています。
- 以前よりも売電価格が落ちている
- 発電量が本当は少ない
- 維持費が掛かる
- 施工トラブルでもっとお金が掛かる
本記事では、それらの事実確認をしつつ、
以下2点を出来る限り分かりやすく解説しています。
・やめたほうがいい太陽光発電の買い方・選び方を紹介
・太陽光発電で後悔しないおすすめの買い方
太陽光発電の悪いイメージについて聞き、導入に慎重になるのは当然です。実際に悪徳業者の提案で損をする方も多く、当社にも数多くのご相談を頂いております。
電気代が高騰している今、正しい購入方法を選択すれば太陽光発電のメリットは金銭・防災の面でこれまで以上に大きくなっています。
本記事でその手段をお伝えできればと思います。
太陽光発電・蓄電池の専門アドバイザー相談してみませんか?
- 1 今さら太陽光発電を買うのはやめたほうがいい?
- 2 「太陽光発電はやめたほうがいい」と後から後悔しないために
- 3 太陽光発電はやめた方がいいのかを購入者に調査して口コミを集めてみた
- 4 太陽光発電で後悔するパターン1.訪問販売業者で話を聞いてそのまま契約
- 5 太陽光発電で後悔するパターン2.メーカーを比較せずに契約
- 6 太陽光発電で後悔するパターン3.補助金の締め切りに間に合わない
- 7 太陽光発電で後悔するパターン4.思ったより発電しない
- 8 太陽光発電で後悔するパターン5.施工不良
- 9 太陽光発電の後悔を未然に防ぐポイント
- 10 太陽光発電と蓄電池セットでの購入はやめたほうがいい?
- 11 新築で太陽光発電を設置するのはやめたほうがいい?
- 12 単機能型蓄電池を提案してくる会社から買うのはやめたほうがいい
- 13 月1回のチェックができないなら太陽光発電を買うのはやめたほうがいい
- 14 後悔しない太陽光発電&蓄電池の買い方・選び方
今さら太陽光発電を買うのはやめたほうがいい?
まずはインターネット上でよく言われる「太陽光発電はやめたほうがいい」という声に対し、その一つ一つの理由について分析・解説していきます。
太陽光発電はやめたほうがいい理由①以前よりも売電価格が落ちている
確かに、太陽光発電の売電価格は年々下がっています。
例えば住宅用10kW以下の区分で、2020年と2024年を比較します。
年 | 売電価格(1kWhあたり) |
---|---|
2020年 | 21円 |
2024年 | 16円 |
太陽光発電の売電価格が下がっている理由は明確に一つです。それは売電価格が下がるのと同時に太陽光発電の設置費用が下がっているからです。
太陽光発電が始まった当初、政府はまだ製造コストの高かった太陽光パネルを普及させるために売電の仕組みを作りました。それは売電価格が高くなければ各家庭にメリットが出なかったからです。
それから10年以上の時間が経ち、太陽光パネルの製造コストは大きく下がりました。
「太陽光発電はやめたほうがいい」と話す人の根拠のデータを見て見ると、価格データが驚くほど高い金額で計算していることが分かりました。それならば確かに今さら買わない方がいいという結論になってしまいます。
しかし実際は太陽光発電システムの価格は各企業の努力により大幅に安くなっています。
10年前と比べたら同じ設置容量で142万円、今の制度がスタートした2009年と比べると185万円も安くなっているのです。
この現状を知らずに、騙されて高く購入してしまっては確かに元は取れませんので注意が必要です。
一方で当社の算出データ上では上記の通り安くなっていますが、訪問販売などの悪質な提案が増えていることは事実であり、経済産業省が何度も警告を出しているほどです。場合によっては相場価格の2倍、3倍の提案を見ることもあるので注意が必要です。
また、太陽光発電がお得かどうかを語る上で電気代削減効果を知ることは非常に重要なポイントです。上記の設置費用が下がったことでメリットが大きくなっているのに加え、ウクライナ問題を契機に電気代が大幅に上昇している今、売電価格以上に電気代削減効果が大きくなっています。
2024年現時点では通常、1kWあたり30円以上払って電気を購入しなければいけませんが、太陽光発電を活用すればそれを買わずに済むため、今では売電以上のメリットになっています。
太陽光発電はやめたほうがいい理由②発電量が本当は少ない
「発電量が本当は少ない」という指摘については、半分本当で半分間違いになります。
確かに、一部の悪質業者が発電量を極端に大きくしたシミュレーションを提示し、誤った認識で太陽光パネルを導入させているという問題があります。
そういった業者は発電量を大きくした分、提案価格も上乗せしているため、実際に稼働させてみると「思っていた程、収益を得られなかった」という食い違いが起こってしまうのです。
本来参考にすべき、太陽光パネルの年間発電量の目安は1kWあたり1,000kWhです。
これは決して盛った数値ではなく、経済産業省の資料によると1,191kWhというデータもあります。
もちろんメーカーや太陽光パネルを設置する位置によって違いはでますが、この数値を目安にあまりにも高い発電量予測には注意して下さい。
太陽光発電はやめたほうがいい理由③維持費が掛かる
これは事実です。太陽光発電にはメンテナンス費用や付随して必要なパワコンの交換対応などの維持費が掛かります。
当然、これらの金額もご説明したうえでシミュレーションを提示し、それでもメリットがあるから太陽光発電を導入していただくのです。
なぜこのような声が挙がってしまうのかと言うと、悪質な業者が維持費を無視したシミュレーションを提示してしまうからです。
まず必ず掛かる維持費として以下二つは認識しなければなりません
- 定期点検費用
- パワコンの交換費用
資源エネルギー庁の資料によると、定期点検の頻度は、4年毎に1回以上、費用は1回当たり2万円程度が一般的な相場とされています。
参考までに20年間に換算すると10万円が定期点検費用という計算になります。
パワコン交換もおおよそ20年に一度必要であり、相場は20万円です。パワコン交換を機に蓄電池を設置する場合には、この費用が掛からなくなります。
太陽光発電はやめたほうがいい理由④施工トラブルでもっとお金が掛かる
残念ながらこれも事実です。太陽光発電の相談窓口を運営する当社にも毎年数多くの施工トラブルに関するご相談をいただいています。
正しい施工をして貰える・もしくはその保証があるのであれば気にする必要は無いポイントですが、中には施工の品質に問題がある業者が存在します。
このような問題がある業界だからこそ当社は優良な自社施工会社のみをご紹介する見積りサイトを運営し、工事完了の無料保証まで実施しているのです。
正しい業者の選び方については後の章で解説します。
「太陽光発電はやめたほうがいい」と後から後悔しないために
太陽光発電を導入する上で、後から後悔しないために重要なポイントについて解説します。
今から太陽光発電を買って後悔しないために①
人気メーカーの移り変わりを知る
2000年代はシャープが人気で、テレビCMもたくさんやっていたので、太陽光発電を設置していない人でも太陽光と言ったらシャープという程の知名度がありました。
2010年代に入ると東芝やソーラーフロンティア、海外メーカーの参入など競争が激化しますが、パナソニックの一番人気が定着しました。
しかし2020年代に入るとパナソニック人気に陰りが出始め、カナディアン・ソーラーやQセルズなどの海外メーカー人気が強くなり、さらに海外メーカーのOEM供給パネルを使用したエクソルやネクストエナジーなどの安価な国内メーカーの台頭もあり、今は群雄割拠となっています。
安かろう悪かろうと古い観念でメーカー選びをすると、時代遅れのメーカー選択になってしまいますので注意が必要です。
今年の人気メーカーは何なのか、太陽光発電のメーカーランキングを確認するようにしましょう。
今から太陽光発電を買って後悔しないために②
電気代の推移を知る
上記で説明したように電気代が高くなったことによって、今や太陽光発電は電気を売る時代ではなく、電気を使う時代になっています。
特に2022年以降電気代は急激に高くなりました。
こちらは2022年末に消費者561人へ電気代の上がり下がりと節電意識についてアンケートした結果です。
このグラフで最も衝撃的なことは、月の電気代が上がったか・下がったか9割以上もの人が把握しているということです。
それだけ2022年の電気代の推移は家計に影響を与えるものだったとうかがい知れますし、節電意識が高くなり、太陽光発電や蓄電池への興味が3倍以上も高くなった理由も納得できます。
古い記事にだまされない事です。
今さら太陽光発電はもう遅いと主張している人達が、根拠としているデータも考えた方もとにかく古いです。そしてインターネットはそもそも古い時代に書かれた記事も検索にひっかかって出てきてしまうので、今の時代に即したデータを見るようにしてください。
それこそ以前は太陽光発電を付ける方は、なるべく多く電気を余らせた方がいいので、夏などのエアコンを使わなければしのげない休日は家族でショッピングモールに出かけた方がいいですよと、冗談ではありますが半分本気でアドバイスしていました。
しかし今は全く逆の状況になっています。
以前はメリットが出にくかった、電気代が高い家庭、二世帯住宅の方などは非常に太陽光発電向きに変わっています。古い記事、考え方に騙されずにぜひ前向きに検討してみてください。
太陽光発電はやめた方がいいのかを購入者に調査して口コミを集めてみた
実際に太陽光発電を購入した方は「太陽光発電はやめた方がいい」と考えているのでしょうか。
アンケートを実施しました。
優良自社施工会社の見積りサイトであるソーラーパートナーズと他社で差があるのか、太陽光発電を設置していない人に対して実際に設置した人は満足できているのかどうかの参考にしてみて下さい。
期間 | 2023年10月31日~2023年11月15日 |
---|---|
対象 | ソーラーパートナーズで太陽光発電を導入した利用者 |
ソーラーパートナーズ以外で太陽光発電を導入した利用者 | |
太陽光発電を導入していない方 | |
集計数 | 合計427名 |
まず当社の見積り比較を利用して、太陽光発電を導入された方のアンケート結果がこちらです。
全体の98%の方が「やった方がいい」と回答しており、太陽光発電導入者の満足度が高いことが分かります。
次にソーラーパートナーズではなく、他社で太陽光発電を導入した方のアンケート結果がこちらです。
全体の90%の方が満足しています。
ソーラーパートナーズの利用者と比較すると満足度は1割程度低いです。
ソーラーパートナーズでは優良な自社施工会社のみを紹介しています。この結果からも優良業者を選ぶべきだと分かります。
- 電気代削減の効果が大きいため
- 自宅で電気を作れて安心できるから
- デメリットよりメリットが上回るから
- 初期費用が高い
- 故障リスクがある
- メンテナンス費用が掛かる
太陽光発電には電気代削減効果があり、デメリットをメリットが上回るという意見が多くありました。
一方で高額な製品ということもあり、初期費用の用意へのネガティブな意見も見られました。
メンテナンス費用については定期点検やパワコン交換は後から必ず発生するものですので、導入前のシミュレーション段階であらかじめ考慮しておくべきでしょう。
最後に太陽光発電を導入していない方のアンケート結果がこちらです。
全体の22%の方が「やめた方がいい」と回答しています。
まだ太陽光発電を導入していない方の中には太陽光発電に不信感を持っている方もまだまだ多いようです。
- 電気代を削減できるから
- 売電価格が減って元が取れないから
- 近隣住民に迷惑が掛かる
太陽光発電の普及が進み、生産量の増加により設置コストが下がっています。
その結果、売電価格も低下しており、売電よりも自家消費での電気代節約の方がメリットが大きいということをご認識いただきたいです。
また「近隣住民に迷惑が掛かる」という声もありました。
山岳地帯に設置するような産業用太陽光発電の不祥事が続いた影響で、まだまだ太陽光発電に悪いイメージを持つ方も多いようです。
住宅用太陽光発電の「近隣住民に迷惑が掛かる」ポイントとしては反射光問題が挙げられますが、これは通常、太陽光発電に不向きな北面に設置した場合に発生します。
適切な施工会社に依頼することの重要性がこの点からも明らかになります。
太陽光発電で後悔するパターン1.
訪問販売業者で話を聞いてそのまま契約
ここからは具体的な業者選びの方法について説明します。
太陽光発電を設置して後悔するよくあるパターンが、訪問販売業者から話を聞いてそのまま契約してしまうことです。
普段の生活の中で、太陽光発電の具体的な知識を得ることはなかなかないですよね。
残念ながら、訪問販売業者の中には消費者の無知さにつけ込んでくるような業者もあります。
太陽光発電を設置してもらうために商品のメリットなど実際よりも大きく伝えて、高額な契約を結ばせようとしてきます。
また、「モニター価格」「今だけの特別キャンペーン価格」など、聞き心地の良い言葉を並べて、お客様をその気にさせるようなケースも散見されます。
よくわからないうちに見積額を偽られて、騙される人もいます。
訪問販売業者の話を素直に受け入れて契約すると「こんなはずじゃなかった」と、後悔する場合が多いのです。
太陽光発電で後悔するパターン2.
メーカーを比較せずに契約
太陽光発電のメーカーを比較せずに契約をすること、後悔することに繋がります。
なぜなら、太陽光発電はメーカーによって価格や発電量が大きく異なるからです。
なんとなく「一番売れてるメーカーで契約すればいいんじゃない?」と思いがちですが、そうではありません。
設置環境や何を重視するかによって、最適なメーカーは異なります。
例えば、屋根の面積が小さいのに低コストの太陽光パネルを設置して、設置にかかった費用をなかなか回収できない場合もあります。
それだとせっかく太陽光発電をつけるメリットありませんよね。
太陽光発電を検討するのであれば
- 太陽光発電によって重視する点はなにか
- 家の屋根の大きさに合わせて、利益がきちんと出るか
を踏まえて最適なメーカーを判断する必要があります。
ところが、メーカーや家の屋根の形によって大幅に条件が異なることを知らずに、最初に問い合わせたメーカーで早々に契約をしてしまう方が後を絶ちません。
その結果、後々「他のメーカーの方が安くできたのに…」「太陽光発電をつけたのに結局節約になってない…」と工事が終わってから気づくのです。
メーカーを比較せずに契約することは、太陽光発電を設置してから後悔する原因になります。
太陽光発電で後悔するパターン3.
補助金の締め切りに間に合わない
補助金の締め切りに間に合わなかったことを後悔している方もいます。
太陽光発電単体の設置に対する国の補助金制度は2014年に終了しましたが、一部の都道府県や市町村では太陽光発電を導入した場合、現在でも補助金が支給されます。
全国的にみて補助金の制度がある都道府県などは少ないですが、その地域に住んでいる場合は太陽光発電を検討するチャンスです。
とはいえ、いつでも補助金が支給されるわけではありません。
補助金を受け取るためには、住んでいる地域の制度に合わせた期限内に申請をする必要があります。
もちろん、手続きが間に合わなかった場合はお金が支給されません。
また、期限内であっても予算をオーバーしてしまうと補助金は打ち切りになってしまいます。
毎年予算オーバーによって補助金を受給できないという方は大勢います。
補助金を貰うつもりで購入した太陽光発電の装置が、予定よりも高くついてしまう危険性があるのです。
制度をきちんと知らないために補助金申請の締め切りに間に合わないと、太陽光発電を設置して後悔してしまいます。
太陽光発電で後悔するパターン4.
思ったより発電しない
太陽光発電を導入したものの、当初の想定通りに発電せずに後悔している、というケースもあります。
太陽光発電はその名の通り、太陽光をソーラーパネルに当てることで発電をします。
- パネルの設置方位
- パネルの設置角度
によっては想定していたように発電しないということもあります。
その他にも
- 太陽光発電を設置した後に、家の近くに高い建物ができた
- 天候が想定より悪い
- 積雪が多い
など、地域特性や周辺環境を考慮していなかったことで、想定通りに発電しないということも考えられます。
また、太陽光発電による収益を大きく見せるために、業者が発電量のシミュレーションを水増ししているケースもあります。
その結果、太陽光発電を設置する前に想定していた以上に発電ができず、「思ってたより電気代が節約できていない…」「パネルの施工代が無駄に高く感じる…」と、不満に思うのです。
せっかく太陽光発電を設置したのに思ったより発電しないと「設置しなければよかった…」と後悔する結果につながります。
太陽光発電で後悔するパターン5.
施工不良
残念ながら施工不良によるトラブルで太陽光発電の導入を後悔している人も存在します。
最近では太陽光発電を設置する家が増えて、その工事をする業者もたくさん存在します。
もちろん丁寧に作業をしてくれる業者も多くいますが、その中に手を抜いて工事する業者がいるのも事実です。
太陽光を当てるパネルは屋根に穴を開けて設置するので、粗雑な工事をすると空けた穴から雨漏りが起こるリスクがあります。
また雨漏りなどの工事が原因の修理補償は、メーカーは基本的に対応してくれません。
メーカーが保証しているのはあくまでパネルなどの、製品に対してであり、工事に対してではないからです。
施工不良による不具合は、工事をした会社に問い合わせなければなりません。
しかしいざ雨漏りをして、業者に保証を依頼したとしても、会社がすでに倒産している場合があります。
すると施工不良が原因で困っていても、対応してもらえない危険性が出てきます。
太陽光発電の設置後の施工業者による保証は、残念ながら必ずしも安心だと限らないのです。
太陽光発電の後悔を未然に防ぐポイント
せっかく太陽光発電を設置したのに「設置しなければよかった…」とならないためにはどうすればいいでしょうか。
ここでは後悔しないための方法を具体的に3つ紹介します。
太陽光発電の設置による後悔を未然に防ぐポイント
- 必ず相見積もりをとって複数の業者・メーカーを比較
- 補助金は毎年予算切れするので素早く検討する
- 予測発電量が適切か第三者に相談する
太陽光発電の設置を納得のいくものにするためにも、きちんと大切なポイントを押さえて実行してくださいね。
後悔を未然に防ぐポイント1.
必ず相見積もりをとって複数の業者・メーカーを比較
太陽光発電を設置して後悔したくないなら、必ず複数の業者・メーカーから見積もりを取って比較しましょう。
「複数の業者」から提案を聞いたほうが良い理由
複数の業者からの提案を聞くことには以下のようなメリットがあります。
- 価格を吊り上げられている場合に気が付くことができる
- 価格交渉がしやすくなる
- 営業対応を見比べることができる
太陽光発電は100万円以上かかる高額商品ですので、1社だけの話で契約する人はほとんどいません。
2社だと、どちらの業者が言っていることが正しいのかがわからなくなってしまいますので、最低でも3社以上は比較して選ぶのがおすすめです。
「複数のメーカー」の提案を聞いたほうが良い理由
また、業者だけでなく、メーカーも幅広く提案を聞くようにしましょう。
幅広いメーカーの提案を聞いたほうが良い理由は以下の通りです。
- メーカーによって発電量、価格が大幅に異なる
- 台形や小型のパネルによって屋根にきれいに設置できるメーカーもある
- 屋根との相性が良ければ効率の低い安価なパネルでも十分な発電量が得られる
業者の中には、「様々なメーカーからお客様のご自宅に最適な製品を選びました」といって、毎回同じメーカーの同じ製品を提案している業者もあります。
また、担当の人は自分おすすめするメーカーの良いところしか言いません。
営業トークに惑わされずに必ず複数メーカーの提案を聞いて比較するようにしましょう。
後悔を未然に防ぐポイント2.
補助金は毎年予算切れするので素早く検討する
太陽光発電を設置してから後悔しないためにも、補助金が支給される自治体に設置するのであれば、素早く検討を進めてください。
補助金はそれぞれの都道府県・市町村で、予算が毎年決められています。
そして太陽光発電の補助金の申請が、その年の予算に達したら受付が締め切られるのです。
補助金は嬉しいものだからこそ、みんなが欲しいものでもあります。
そのため毎年早い段階で予算切れする自治体が多いです。
すると、せっかく太陽光発電を設置したのに補助金を貰えなかったという人が出てきます。
確実に太陽光発電の補助金を受け取りたいなら、自分の住んでいる自治体の
- 太陽光発電の補助金がいつから申請できるのか
- 受け取るための条件は何か
などをなるべく早く把握するようにしましょう。
基本的には4月に年間の予算が決まる自治体が多いので、予算がなくなる前に素早く検討を済ませて、申請する必要があります。
補助金に関する情報を事前に集めることで、太陽光発電を設置してからの後悔を減らせます。
太陽光発電をつけて補助金を受け取りたい人は、すぐに動き始めてください。
お住まいの自治体で補助金が受け取れるかわからないという方は当社のソーラーアドバイザーまでご相談いただければ無料でお調べいたします。
(自治体からまだ発表がされていない場合にも調べればわかることもあります。)
お気軽にご相談ください。
また補助金を待ち続けずに、さっさと設置した方が良いパターンもあります。特に今は電気代高騰が続いているため、早く太陽光発電を設置して電気代を浮かせた方がお得になるケースも多いです。
後悔を未然に防ぐポイント3.
シミュレーションが適切か第三者に相談する
太陽光発電を導入すれば、電気代を削減するだけでなく、電力を販売して収入を得ることが可能です。
太陽光発電は初期費用がかかる一方で、長期的にみるととてもお得です。
しかし業者のシミュレーションが適切でなかった場合、想定したよりも発電せずに損してしまうことになります。
業者が悪意なく、誤ったシミュレーションを提示している場合もよく見られますので、シミュレーションの適切性については、契約前に必ず確認することをお勧めします。
とはいえ、太陽光発電の発電量は設置環境やパネルの発電能力など様々な条件によって異なるため、シミュレーションが適切かどうかを素人が判断するのは困難です。
弊社にご相談いただければ、専用のシミュレーションソフトを用いて予測発電量、初期費用の回収年数などを算出することが可能です。
シミュレーションのチェックをご希望であれば、ご契約を結ぶ前に一度ご相談ください。
太陽光発電と蓄電池セットでの購入はやめたほうがいい?
蓄電池セットで後悔しないために①
自分の電気契約プランを知る
蓄電池をオススメする会社がよく使う営業トークに、「安い深夜電力を蓄電し、昼間放電することで差額メリットを得ることができる」があります。
これは蓄電池の使い方として決して嘘ではないのですが、一般的な家庭は深夜電力は安くありません。
オール電化の家庭は、基本的にはこの深夜電力が安い電気料金プランにしてあるので問題ありませんが、ガスを併用している家庭は通常「従量電灯」という時間帯別の電気料金プランではなく、使う電気量に応じて単価が変わるプランになっています。
まずは自宅の電気料金プランがどのようなタイプになっているかを知る必要があります。
蓄電池セットで後悔しないために②
適正価格を知る
ソーラーパートナーズはその昔、太陽光発電システムの相場価格を業界で初めて公開したことで、業界中から非難を浴びました。
1円でも高く売りたい会社からしたら、絶対にお客さんに見られたくない情報だったからです。
今や太陽光発電を購入する方の7割近くの方が蓄電池をセットで購入されていますので、太陽光発電だけでなく蓄電池の相場価格を確認することも重要です。
まずはこの記事の価格を参考にし、そのうえで優良施工会社の見積りを比較することをオススメします。
蓄電池セットで後悔しないために③
停電時の使い方を考える
太陽光発電と蓄電池をセットで導入することで、電気代削減メリットを最大化することができますが、蓄電池本来の使い道は停電時に電気を使えるようにすることです。
ですから平常時の太陽光発電とのセット使いの時のことだけ考えて購入してしまうと、いざ停電が起きてしまった時になぜこの蓄電容量にしたのかと後悔してしまうことになります。
停電時を想像し、どの部屋の照明をつけたいのか、どの家電を動かしたいのか、家じゅう全部を使えるようにしたいのか、特定部分だけでいいのか、エアコンはつけるのかなどを家族でしっかりと話し合っておくことが必要です。
ここをしっかりと考えることで、購入すべき適切な容量の蓄電池を選ぶことができるからです。
太陽光発電と蓄電池セットで購入することが当たり前になったことで、メーカー選びはさらに難しくなりました。
太陽光発電システムは各メーカーの太陽光パネルの性能よりも、太陽光パネルの形・大きさと自宅屋根屋根形状・寸法を落とし込みいざシステム設計をしてみないことには、どのメーカーが最適かがわかりません。ことには、どのメーカーが最適かがわかりません。
そこにさらにどの蓄電池をセットで導入するかも考えないといけなくなったからです。
全メーカーが同じ蓄電池ラインアップであれば別に難しくないのですが、当然のことながら各社用意している蓄電池が違いますし、価格も違います。
こうなると太陽光発電だけで考えるとA社がいいが、蓄電池セットとなるとB社の方がいいという事が起きてきます。
最適なメーカーを選びはさらに難しくなったという事を頭に入れておくこと。
たった1つのメーカーだけを提案してくる会社のいう事は鵜呑みにしないようにすることが肝心です。
ソーラーパートナーズは複数メーカーの提案ができることも加盟基準の1つとなっています。
新築で太陽光発電を設置するのはやめたほうがいい?
新築太陽光で後悔しないために①
住宅ローンに組み込む
新築時に太陽光発電を設置するのと、既築の戸建てに設置するのとでは決定的に違うことがあります。
それは住宅ローンに組み込めるか組み込めないかです。
既築の戸建てに太陽光発電を設置する場合ももちろんソーラーローンはありますが、ローン金利とローン期間の長さが違います。
変動金利か固定金利によっても違いますが、ほとんどの場合は現在住宅ローン金利は1%を切っています。
仮に太陽光発電システムが120万円であった場合、金利1%の住宅ローン(35年返済)に組み込んだら、月々の支払額はわずか3,387円となります。
これがソーラーローン金利2.3%(15年返済)であると月々の支払額は7,888円と倍以上になるため、負担感の大きさは否めません。(繰り上げ返済をしない場合は金利負担額は返済期間が長いため住宅ローンの方が実は大きくなります。)
月々わずかな負担額で太陽光発電が導入できるのは非常にメリットなのですが、新築時はなにかと当初予定金額よりも住宅部分の費用がかさみます。
結果として住宅ローン借入限度額を超えてしまい、泣く泣く太陽光発電システムを住宅ローンに組み込むことを諦める方が後を絶ちません。
新築太陽光で後悔しないために②
屋根形状を考える
オシャレな家の屋根と、太陽光発電システムの設置に向いている屋根は大概の場合には合いません。
太陽光パネルは長方形ですので、三角や台形の屋根には効率的に載せることができず、また屋根面自体に段差がある場合は、自己日影と言って自分の建物自体が自分の屋根に影を落とすため、同じくパネル設置には向きません。
設計士さんは住宅設計のプロではありますが、ほとんどの場合太陽光発電には精通していません。ですので太陽光向きの屋根にしてくださいと注文を出していたにも関わらず、太陽光の専門家から見たら出来上がってきた屋根は全く太陽光を設置できる屋根ではないというケースがかなりあります。
まだ設計の自由が利く段階で、太陽光の専門家に確認しておくことをオススメします。
新築太陽光で後悔しないために③
初期費用0円も考える
①の住宅ローンに絡む話ではありますが、新築時に太陽光発電を設置するメリットの1つが住宅ローンに組み込めることです。
ところが上にも書いたように太陽光発電用の住宅ローン借入枠が残らないというケースも多く発生してしまいます。
しかしそんな時にも、いわゆる屋根貸しと呼ばれる「初期費用0円」や「0円ソーラー」「0円太陽光」と呼ばれる無料で設置できるサービスであれば、太陽光発電のメリットは自分で購入するよりも少ないものの、初期費用がかからないため住宅ローンの借入枠を気にする必要がないため、選択肢の1つとして考えておくことも良いと思います。
メーカーによって、蓄電池ラインアップが違います。
太陽光発電の部分は気に入ったにも関わらず、蓄電池の部分で好みが合わないという事も起こります。
また太陽光パネルはメーカーのパネルの大きさ・形と自宅屋根の大きさ・形との相性で設置できる枚数、容量が大きく変わってきますので、蓄電池が気に入っているのに太陽光発電の部分であきらめざるを得ないという事も起こります。
必然的に、複数のメーカーを提案できる業者から話を聞くことがとにかく大切になってきます。
単機能型蓄電池を提案してくる会社から買うのはやめたほうがいい
太陽光発電システムと蓄電池システムは別々のシステムです。
そして太陽光発電システムも蓄電池システムも両方とも「パワーコンディショナー」呼ばれる装置が必要です。
太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入する場合は、パワーコンディショナーを1台で兼用するタイプのハイブリッド型蓄電池を導入します。
パワーコンディショナー1台分が費用としてかからなくなるだけでなく、パワーコンディショナー内で行われる交流から直流、直流から交流への変換時に出てしまうロスも大きく減らすことができるというメリットがあります。
ところが単機能型蓄電池というのは、蓄電池専用のパワーコンディショナーを用意して、太陽光発電システムと併設で設置するタイプの蓄電池です。
基本的には太陽光発電システムを設置して数年しか経っておらず、既に設置してある太陽光発電用のパワーコンディショナーを交換するには早過ぎるが、蓄電池を設置したい方が購入するタイプのものです。
ですので必ずしも駄目という訳ではないのですが、これから太陽光発電システムを購入しようとする方に、単機能型蓄電池を提案するということはあまりに費用と電気のロスが大きいので普通はしません。
月1回のチェックができないなら太陽光発電を買うのはやめたほうがいい
太陽光発電システムは基本的にはメンテナンスフリーな商品ですが、万が一故障をしたら発電量が減りますのでいち早く修理をする必要があります。
「故障をしたらすぐ直す」は当たり前の話ですが、車などと違って故障が誰にもわかる形で現れないため、太陽光発電においては意外と難しいことなのです。
私などは仕事柄、毎日暇さへあれば自宅の太陽光発電の発電状況をチェックしていますので、日の当たり方でおおよその発電量が予測できますが、仮にパネルに一部故障があって発電量が落ちていたとしても、天候にもよって発電量は刻一刻と変化する上に、日本には四季があるので、なかなかタイムリーに気付くことは難しいと思います。
その為にも、一ヶ月に1回発電量を当初の予測発電量、前年以前の同月の発電量との比較をすることが大事になってきます。
一ヶ月に1回、発電量をチェックするのは億劫すぎて無理だなという方は、もしパネルの一部に故障があって発電量が低下していてもずっと気づかないまま放置されることになってしまいますので、太陽光発電を買うのはもしかしたらやめた方がいいかもしれません。
後悔しない太陽光発電&蓄電池の買い方・選び方
太陽光発電の設置実績が多いことは大前提ですが、今や7割以上の方が太陽光発電と蓄電池をセットで購入する時代に、いまだに蓄電池の販売実績がない企業がかなりあります。
このような企業から買う事は避けた方が良いと思います。なぜなら蓄電池への理解度が高くないと最適な太陽光発電システムの提案ができないからです。
2010年3月に東日本大震災が起きた際に、太陽光発電を設置している家だけ夜も電気を使えていたという都市伝説が流れました。その当時は住宅用の蓄電池は出回っておらず全くのデマでしたが、今はそれが現実となり太陽光発電システムはもはや太陽光蓄電システムと呼ぶにふさわしいシステムになっています。
これらの変化に対応できているだけでなく、より安く、より安心な工事をしてくれる会社を探さなければなりません。
手前みそですが、ソーラーパートナーズの加盟企業はこの条件をクリアした企業だけが加盟しております。気軽に相談できる専門のアドバイザーもおりますので、ご利用をお待ちしております。