【ニチコン】蓄電池の相場価格・口コミ・お得な買い方・特徴を徹底解剖!
さまざまな蓄電池メーカーの中で、どの蓄電池を選ぶべきか悩みませんか?
今回はニチコンの蓄電池に関して、相場価格から口コミまで網羅的に解説いたします。
この記事では、
- ニチコン 蓄電池の相場価格
- ニチコン 蓄電池の保証
- ニチコン 蓄電池の口コミ
- ニチコン 蓄電池をお得に買う方法
- ニチコン 蓄電池のシリーズ別の特徴
- ニチコン 蓄電池のよくある質問
について解説します。
この記事を読むと、ニチコンの蓄電池の概要だけでなく、お得に買う方法についてもわかる内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。
家庭用蓄電池のトップシェア企業のニチコン
ニチコンは、家庭用蓄電池の累計販売台数がNo.1の企業です。
ニチコンはコンデンサの製造で知られる東証一部上場企業で、2012年には世界初のV2Hシステムを発売しています。
ニチコンの蓄電池は、家庭用蓄電池が世に出始めた2016年頃は京セラの名前で販売されていたのであまり知られていませんが、最近は「ニチコン蓄電池」として販売されており、徐々に認知が広がっています。
ブランド認知は低いですが、押しも押されぬトップシェア企業です。
ニチコン 2024年の蓄電池の相場価格
ニチコン蓄電池の相場価格は以下の通りです。
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
---|---|---|
ESS-T3L1(ハイブリッド・全負荷) | 9.9kWh | 184.0万円 |
ESS-T3M1(ハイブリッド・全負荷) | 7.4kWh | 169.8万円 |
ESS-T3X1(ハイブリッド・全負荷) | 14.9kWh | 226.1万円 |
ESS-U4M1(単機能・全負荷) | 11.1kWh | 186.2万円 |
ESS-U4X1(単機能・全負荷) | 16.6kWh | 247.3万円 |
一番の売れ筋は、9.9kWhの大容量蓄電池です。
単機能タイプの11.1kWhと16.6kWhは販売実績の多いロングセラー商品ですが、近年の大容量ハイブリッドタイプ人気から9.9kWhが2023年の販売実績では全メーカー全機種で3位の人気となりました。
ニチコン 蓄電池の保証
ニチコンの蓄電池には10年もしくは15年の機器補償と容量保障が付いています。10年の場合も、購入時に「保証延長サービス」に申し込むと、本体保障期間を5年延長することが可能です。
保証項目は2点あります。
- 機器補償(製品に起因する故障)
- 容量保証(蓄電容量に応じた充電可能容量)
延長保証の料金をまとめてみました。
型番 | プラス5年の延長料金(税抜き) |
---|---|
ESS-U4X1(16.6kWh) | ¥70,000 |
ESS-U4M1(11.1kWh) | ¥50,000 |
ESS-U3S1(4.1kWh) | ¥40,000 |
ESS-U3S1J(4.1kWh) | ¥40,000 |
ESS-U2X1(16.6kWh) | ¥70,000 |
ESS-U2M1(11.1kWh) | ¥50,000 |
ニチコン 蓄電池の口コミ
ニチコンの蓄電池の口コミでよく聞かれるものをご紹介します。
- 「ニチコンという社名は知らなったのですが、調べたら大企業だったので安心しました」
- 「ニチコンの11.1kWhとスマートスターで迷いましたが、大容量かつ価格も安かったのでニチコンにしました。」
- 「もう少し中くらいの容量のものがあればいい。」
- 「V2Hはほぼニチコン一択だったので。」
- 「日産のリーフを買ったタイミングで、トライブリッド蓄電システムを合わせて導入しました。」
- 「ニチコンは京都の会社と聞いて、なんとなく京都の老舗は安心感があります。」
やはり世界で初めてV2Hを作った会社でもあり、現在もほぼオンリーワンな状態ですので、トライブリッド含めてV2H関連の口コミが多いのが特徴です。
電気自動車が広まれば広まるほどニチコンのステータスは上がっていくと思われます。
ニチコンの蓄電池をお得に買う方法
現在はニチコンに限らずどのメーカーも10kWh前後の大容量ハイブリッドタイプが人気です。ただ、以前から主力商品として売り出していた11.1kWhや16.6kWhの単機能蓄電池は容量に対してかなり安くなっているようです。
そのため、ニチコンは単機能型蓄電池が狙い目です。
また、ニチコンの単機能タイプはV2Hと連携することも想定されているため、将来的に電気自動車を検討している方も選択肢に入れることができます。
そして、単機能タイプの蓄電池は既存の太陽光発電システムに大きく干渉しませんので、太陽光発電のメーカー保証が残っている場合も無くなったりはしません。
つまりどの太陽光発電システムがどのメーカーであっても提案できるため、特定の販売店網に偏った売られ方をしていません。
逆にどの会社でも提案できると思いますので、ありきたりではありますが複数社から見積を出してもらうのがお得に買う方法になります。
単機能タイプはハイブリッドタイプと異なり、太陽光発電とパワコンを共有することができない(それぞれのパワコンが故障した際、交換費用がかかる可能性がある)という点だけご注意ください。
ニチコン 蓄電池「ESS-T3」シリーズの特徴
「ESS-T3」シリーズの特徴1.
ハイブリッドもトライブリッドもこれ1台
型式ESS-T3から始まる蓄電池は、ハイブリッド型蓄電池です。
ただのハイブリッドではなく、V2Hを設置して電気自動車と連携させることができます。
つまり、ライフステージに合わせてシステム構成を変えトライブリッドシステムにすることができます。
「ESS-T3」シリーズの特徴2.
容量の増設が可能
現在は4.9kWhを2台組み合わせた9.9kWhのものが人気ですが、ESS-T3シリーズは7.4kWhと2台組み合わせた14.9kWhまで好きな容量帯から選ぶことが可能です。
他のメーカーで後から蓄電池を増設したい場合、別のパワコンなど周辺機器を設置する必要がある機種もありますが、ESS-T3シリーズはあとから増設することも想定されているため他のメーカーよりも容易に増設することができます。
「ESS-T3」シリーズの特徴3.
15年の長期保証
蓄電池の高性能化により15年で容量と機器を保証することができるようになりました。
15年という長期保証にもかかわらず屋内にも屋外にも設置可能で、とても自由度が高い商品です。
ニチコン 蓄電池「ESS-U4M1」11.1kWhの特徴
「ESS-U2M」11.1kWhの特徴1.
太陽光発電システムを選ばない単機能型
型式「ESS-U4M1」の蓄電池は、単機能型蓄電池です。
単機能型というのは単独で機能する蓄電池という意味ですので、既設の太陽光発電システムに干渉しません。
どのメーカーの太陽光発電システムが設置されていても気にする必要はありません。
また、太陽光発電システムのメーカー保証にも影響を及ぼしません。
「ESS-U4M1」11.1kWhの特徴2.
大容量ならではの常時30%蓄電の安心設計
停電はいつやってくるかわかりません。
この蓄電池はその不意にやってくる停電に備えて、常時3.3kWhは使わずに残しておく設計になっています。
これができるのも、11.1kWhと大容量の蓄電池だからです。
「ESS-U4M1」11.1kWhの特徴3.
比較的安価な大容量蓄電池
この蓄電池は大容量な全負荷タイプです。
全負荷型は簡単に言うと停電時も蓄電池に電気が残っている限り普段と同じ家電が使えるというものです。
本来、全負荷型の蓄電池は特定負荷型の蓄電池と比べて価格が高い傾向にあるのですが、ニチコンはこの商品を長いこと市場に供給し続けたことで、容量に対して価格を下げることに成功しました。
ニチコン 蓄電池のよくある質問
ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光パネル、蓄電池、電気自動車をまとめて統合制御するというものです。
太陽光パネルだけなら、太陽光発電システム。電気自動車だけなら、V2H(ビークル・トゥ・ホーム)、太陽光パネルと蓄電池なら、ハイブリッド型蓄電池システム。
太陽光パネルと蓄電池とV2Hなら、トライブリッド蓄電池システムです。
トライブリッド蓄電システムはニチコンしか今は出しておらず独壇場です。
そしてこのシステムはまだ電気自動車は持っていない方が将来に備えて導入する場合、V2H部分を後付けすることができます。
つまり最初はハイブリッド型蓄電池システムとして導入できるのです。
他メーカーのハイブリッド型蓄電池システムに比べると、やはり少し割高になりますが、電気自動車にゆくゆくはする予定がある方にはオススメします。
以前トライブリッド蓄電池システムを紹介した記事はコチラ。
V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(Vehicle)の電気を家(Home)で使えるようにするシステムです。
電気自動車で使われている蓄電池は現在家庭用蓄電池として売られているものと比べてその蓄電容量がかなり大きいのが魅力です。(日産リーフの蓄電池容量は40kWhか62kWhの2種類でどちらにしても巨大)
当然車なので、いざ停電時にその車を使ってしまうと蓄電池自体が家から離れてしまうことになりますので自宅では電気が使えません。
ご自身の生活スタイルを想像し、停電時に車は使わないようであればV2H。
結構使いそうであればトライブリッド蓄電システムにするのが良いかもしれません。
まとめ
ニチコンの蓄電池の特徴はご理解いただけましたでしょうか。
大容量の蓄電池や、超高性能の大型ハイブリッド型蓄電池システム、V2H、トライブリッド蓄電システムと他社と競合しないオンリーワンな商品を出して着実に市場を押さえているニチコンはさすが京都の会社という商売上手な会社に感じます。
オンリーワンな市場戦略だからこそ、競争は起きにくく、買う側としてはもう少し安くならないかなと思う部分もあるかと思います。
ソーラーパートナーズでは、ニチコンの蓄電池の施工、提案のできる全国の優良業者を無料でご紹介するサービスを行っております。
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