一番人気の蓄電池は?メーカーシェアとおすすめ蓄電池ランキング【家庭用】
2023年1~12月の設置実績から見た家庭用蓄電池のメーカーランキング1位はシェア34.6%を獲得したニチコンです!昨年の28%から更にシェアを伸ばし、2位と倍近い差を付けました。全価格帯、容量、機能を網羅するような幅広いラインナップが特徴です。
機種別ランキング1位はシェア11.3%を獲得したシャープ9.5kWhです!なんと、こちらも昨年に引き続き1位を維持しました。ハイブリッドタイプで、特定負荷も全負荷もあり、200Vにも対応可能と隙がないことが評価されています。
蓄電池を設置する住宅の環境や、どのように使っていきたいのかによって、お客様に最適な機種は変わります。また同じ機種でも業者によって価格が全く違うという現状があります。蓄電池を後悔なく導入したいなら下記の3つの点を必ず押さえておいてください。
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本記事では比較検討の材料として頂けるように、蓄電池メーカー選びの要点を整理しながら各蓄電池メーカーをランキング形式でわかりやすくまとめてみました。
家庭用蓄電池メーカー一覧はこちらです。
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家庭用蓄電池人気メーカーランキング(当社調べ)
ソーラーパートナーズが蓄電池の成約者を対象に行った調査では、昨年に引き続き、ニチコンの蓄電池が最も選ばれていることが分かりました。
ニチコン
2022年、2023年の人気No.1メーカー。
全価格帯、容量、機能を網羅するような幅広いラインナップが特徴で、最近のトライブリッド(電気自動車対応セット)人気と相まって更にシェアを伸ばしています。
長州産業
太陽光発電・蓄電池の国内老舗メーカーで、
直近数年は太陽光発電のメーカーとしては圧倒的1位の人気。
シャープ
機種別のランキングでは9.5kWhタイプが堂々の一位。
卒FIT対策として導入しやすいハイブリッド型蓄電池が多数そろっています。
家庭用蓄電池機種別人気ランキング(当社調べ)
ここ数年の傾向としては、停電時に家全体をカバーできる全負荷型で10kWh前後の容量の商品が人気となっています。
シャープ9.5kWh
シャープ9.5kWh | |
---|---|
型番 | JH-WB2021 |
蓄電容量 | 9.5kWh(実効容量8.1kWh) |
サイズ | 560×470×685mm |
重量 | 120kg |
保証期間 | 10年(有償で15年) |
全負荷・特定負荷 | 全負荷/特定負荷 両方あり |
太陽光発電に初期から力を入れていたシャープの大容量タイプが1位に輝きました。順位の入れ替わりが激しい蓄電池業界では珍しく、昨年に引き続き1位となりました。ハイブリッドタイプで、特定負荷も全負荷もあり、200Vにも対応可能な隙のない機種です。
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長州産業9.8kWh
長州産業9.8kwh | |
---|---|
型番 | CB-LMP98A |
蓄電容量 | 9.8kWh(実効容量8.8kWh) |
サイズ | 490×741×295mm |
重量 | 102kg |
保証期間 | 15年 |
全負荷・特定負荷 | 全負荷/特定負荷 両方あり |
2位は長州産業の9.8kWhで、単機能もハイブリッドもあり、特定負荷も全負荷も選べる機種です。無償で最初から15年保証がついている点も魅力の1つです。
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ニチコン9.9kWh
ニチコン9.9kWh | |
---|---|
型番 | ESS-T3L1 (ES-T3S1+ES-T3L1) |
蓄電容量 | 9.9kWh(実効容量8.6kWh) |
サイズ | 540×418×230mm |
重量 | 50kg |
保証期間 | 15年 |
全負荷・特定負荷 | 全負荷 |
メーカー別シェアで1位になったニチコンの蓄電池が機種別では3位になりました。3位から5位まではニチコンの機種が続くので凄まじい人気です。電気自動車を購入している方やこれから検討する方にはとても相性のいい機種です。
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設置目的や条件によって最適なメーカーや製品は異なります。
詳しくは専門アドバイザーにご相談下さい。
蓄電池メーカー選びのポイントは3つ
蓄電池のメーカーを選ぶ際に考えるポイントは以下の3つです。
- パワーコンディショナーの交換をするか
- 設置場所をどこにするのか
- 停電時にどのような使い方をしたいか
ポイント1
パワーコンディショナーの交換をするかどうか
卒FIT対象の方は、少なくとも太陽光発電システムを設置してから10年が経過しています。
蓄電池を検討している方500人にアンケートを取ったところ、3割の方が過去にパワーコンディショナーが故障し交換をしていました。
逆に考えれば、7割の方はいつ壊れるかわからないパワーコンディショナーがあると言えます。
そして新たに設置する蓄電池にもパワーコンディショナーが必要です。
今は太陽光発電と蓄電池を1台で両方対応できるハイブリッドパワーコンディショナーがありますので、このパワーコンディショナーを使用した蓄電池システムを一般的にハイブリッド型蓄電池と言います。
太陽光発電のパワーコンディショナーは交換せず、別途蓄電池用のパワーコンディショナーを設置するタイプを単機能型蓄電池と言います。
各メーカーの蓄電池ラインアップが大きく変わりますので、まずはこのパワーコンディショナーを蓄電池購入と合わせて交換してハイブリッド型蓄電池にするのか、交換せず単機能型蓄電池にするのか、これが1つめのポイントになります。
ポイント2
設置場所をどこにするのか
蓄電池をどこに設置するのかは2つの観点から非常に重要です。
1つはその大きさを設置するスペースがあるかどうかです。
大きいものでは本体重量で250kg以上にもなり、エコキュートの貯湯タンクほどの大きさにもなります。
当然このクラスは屋外設置になるのですが、屋外にそのスペースがない場合は屋内設置ができる蓄電池を選ぶ必要があります。
またスペースと別にどこに設置するのかが大事なのは、気温と蓄電池の問題です。
各メーカーの蓄電池が耐えられる高温はほぼ40℃と横ばいなのですが、低温が-20℃~0℃までと幅広く、気温が低いエリアでは屋内・屋外兼用の蓄電池であれば低温対策で屋内に設置しなければならなくなりますし、そもそも屋外設置専用蓄電池では冬場の低温を耐えられないとなれば別の屋内設置が可能な蓄電池を選ばななければなりません。
例えば、ダイヤゼブラの4.0kWhの蓄電池は屋外設置で動作温度は0℃~40℃。
オムロンの6.5kWhの蓄電池は屋内設置で動作温度は‐10℃~40℃となっています。
ポイント3
停電時にどのような使い方をしたいか
2018年の北海道大停電、2019年の千葉県長期停電、台風19号の未曽有の被害もあり停電の辛さが全国に報道された事から蓄電池需要は高まっていますが、実際に停電になった際にどのような電気の使い方をしたいのかで選ぶべき蓄電池は全く変わってきます。
蓄電池時の電気利用で考えるべき点は以下の3つです。
- エアコンなど200V電源を必要とする大型家電を使用したいかどうか
- 同時に使える電気使用量がどのくらい欲しいか
- 家全体を使えるようにしたいか、特定の場所だけ使えるタイプで問題ないか
1. 200V電源を停電時に利用するかどうか
200V電源を使用している電化製品の代表例は、リビングなどで使っているエアコン、IHクッキングヒーター、エコキュートです。
当然ながら200V電源を利用するエアコンなどは消費電力も大きいため、どのくらいの蓄電容量にするかを考える以前に、そもそも停電時に200Vを使うかどうかを決めておく必要があります。
エアコンでも子供部屋などで使われている6畳用などのエアコンは100V電源なので、エアコンを停電時に使用したければ200V対応にしなければならないというわけではありません。
2. 同時に使える電気使用量をどのくらい欲しいか
蓄電池の容量がどれだけ大きくても、同時に使える電気量は限りがあり、各メーカー、各機種によって違います。
停電時はなるべく少なく利用して、電気利用を長続きさせようと考えるのであれば同時利用量はあまり気にする必要はありません。
逆に停電時もなるべく普段と変わらない生活をしたいということであれば、蓄電池の容量だけでなく、この停電時にどれだけ同時に電気を利用できるかという指標を気にする必要があります。
1500W~5900Wまでと各メーカーの機種でかなり幅がありますので、下にまとめている表でご確認ください。
3. 全負荷型蓄電池か特定負荷型蓄電池か
停電時に家全体を使えるようにする蓄電池を一般的に全負荷型、停電時は特定の電源だけ使える蓄電池を特定負荷型と言います。
全負荷型は家全体をカバーできる仕様の蓄電池ですので、必然的に蓄電容量は大きい傾向がありますが、蓄電容量が大きくても特定負荷型のものもありますので注意が必要です。
200V電源や蓄電容量の項目と同じで、結局は停電時にどのような生活をしたいのかどうかがポイントです。
「とにかく普段と変わらない生活を送りたい」と思うのならば全負荷型。
「特定の部屋の照明と、冷蔵庫、テレビが見ることができる程度でよい」ということであれば特定負荷型、ということになります。
家庭用蓄電池のおすすめメーカー一覧
ニチコン
家庭用蓄電池の国内累計販売台数1位のトップメーカー。
2012年度から始まった大型補助金をきっかけとして第一次蓄電池ブームにおいて、同じ京都市に本社を構える京セラとタッグを組み、ニチコンの蓄電池は京セラブランドと京セラFCの営業力によって市場を席捲しました。
ただしその際は、ブランド名はあくまで京セラであったため業界内においてのみ知る人ぞ知る蓄電池メーカーでした。
最近は、「ニチコン」ブランドを前面に出し、ネットでの販売などにもチャレンジするなど、最大手であるにも関わらず先進的な取り組みをしています。
そのラインアップはさすがの充実ぶりで、4.0kWh~14.9kWhの蓄電池を内蔵したトライブリット蓄電池システム、4.9kWh~14.9kWhのハイブリット蓄電システムだけでなく、家庭用蓄電池としては最大容量である16.6kWh単機能型蓄電池と圧倒的です。
また電気自動車と自宅の電気系統をつなぐシステム、V2Hを世界で初めて開発したのもニチコンです。
今ではV2Hはもちろん、さらに蓄電池も組み合わせたトライブリッド蓄電池システムも発売しています。
単機能型蓄電池、ハイブリッド型蓄電池、トライブリッド型蓄電池と他の蓄電池メーカーとは一線を隔すラインナップを揃える蓄電池メーカーです。
型式 | 容量 | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
ESS-T3S1 | 4.9kWh | 全負荷 | ハイブリッド/トライブリッド | 〇 | 15年 |
ESS-T3L1 | 9.9kWh | 全負荷 | ハイブリッド/トライブリッド | 〇 | 15年 |
ESS-T3M1 | 7.4kWh | 全負荷 | ハイブリッド/トライブリッド | 〇 | 15年 |
ESS-T3X1 | 14.9kWh | 全負荷 | ハイブリッド/トライブリッド | 〇 | 15年 |
ES-T3F1 | 12kWh | 全負荷 | トライブリッド | 〇 | – |
【新】ES-E1M1 | 7.7kWh | 全負荷 | ハイブリッド/トライブリッド | 〇 | 15年 |
【新】ES-E1L1 | 9.7kWh | 全負荷 | ハイブリッド/トライブリッド | 〇 | 15年 |
【酷寒地対応】 ESS-H2L1 |
12kWh | 全負荷 | ハイブリッド | 〇 | 15年 | 【酷寒地対応】 ESS-U2LS |
12kWh | 全負荷 | 単機能 | 〇 | 15年 |
ESS-U4X1 | 16.6kWh | 全負荷 | 単機能 | 〇 | 10年(有償で15年) |
ESS-U4M1 | 11.1kWh | 全負荷 | 単機能 | 〇 | 10年(有償で15年) |
【重塩害地域対応】 ESS-U3S1J |
4.1kWh | 特定負荷 | 単機能 | ✕ | 10年 |
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シャープ
言わずとしれた住宅用太陽光発電システムの国内累積販売台数1位のメーカー。
2006年までは太陽光パネルの生産量で世界1位でした。
グローバルな競争で世界1位は譲り渡したものの、国内住宅用市場では累計87万世帯に普及しています。
卒FITを迎える家庭の太陽光発電システムの圧倒的トップシェアであるため、そのままシャープで蓄電池を設置してもらうべく、蓄電池販売にも力を入れています。
特徴は単機能型蓄電池は用意せず、すべてハイブリッド型蓄電池に絞っていることです。
シャープはいまだ全国に強力なシャープ特約店がありますので、パワーコンディショナーの10年保証が切れるご家庭に、パワコン交換とあわせて蓄電池を提案する形でシェアを伸ばしています。
蓄電容量は4.2kWh、6.5kWh、8.4kWh、9.5kWhと非常にバランスの良いラインアップになっており、さすがの商品展開です。
卒FIT対象者のシャープ太陽光発電システムの設置シェアが圧倒的なため、以前は不要なクレームを避けるため卒FIT未満の他メーカー太陽光発電システム設置者に対しての販売は行っておりませんでしたが、2022年から他メーカーでも設置許可が出るようになりました。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
JH-WB1621 | 4.2kWh | 特定負荷 | ハイブリッド | ✕ | 10年(有償で15年) |
JH-WB1711 | 6.5kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 〇 | 10年(有償で15年) |
JH-WB1921 | 6.5kWh & 13kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリッド/(2024年春)トライブリッド | 〇 | 10年(有償で15年) |
JH-WB1821 | 8.4kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 〇 | 10年(有償で15年) |
JH-WB2021 | 9.5kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット/(2024年春)トライブリッド | 〇 | 10年(有償で15年) |
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長州産業
長州産業の売れ筋は、圧倒的に9.8kWhのハイブリッド型蓄電池です。
これはオムロン製の蓄電池で、元々長州産業の太陽光発電システムを購入する方が蓄電池も合わせて設置する場合に選ばれている蓄電池です。
卒FITを迎え、蓄電池部分だけ長州産業のブランドとして販売されています。
オムロンのハイブリッド型蓄電池を購入してももちろん同じなのですが、購入する会社の仕入れが長州産業に強いのかオムロンに強いのかによって価格が変わってくることがあります。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
スマートPVマルチ | 6.5kWh & 9.8kWh & 16.4kWh | 全負荷/特定負荷 | 単機能/ハイブリット | 全負荷のみ〇 | 15年 | 単機能全負荷型は無し |
スマートPVマルチ | 6.3kWh & 12.7kWh | 全負荷/特定負荷 | 単機能/ハイブリット | 全負荷のみ〇 | 15年 | 単機能全負荷型は無し |
スマートPVプラス | 7.04kWh & 14.08kWh | 全負荷 | ハイブリット | 〇 | 15年 | 1日2サイクル可 |
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オムロン
一般的にはオムロンは体温計が身近なのでヘルスケアの企業に思われがちですが、太陽光発電業界では国内シェアで約40%を占めるパワーコンディショナーメーカーと認識されています。
海外メーカーはもちろん、国内でも多くの太陽光パネルメーカーがオムロンのパワーコンディショナーを使用しています。
そこから蓄電池の展開が始まっており、一番の特徴は何といっても世界最小・最軽量サイズのコンパクト設計である点です。
工事の負担も非常に省かれるため、結果として工事代の低下にもつながり業界内でも非常に人気のある蓄電池です。
長州産業にOEMで商品を供給しているため、ラインナップは長州産業のスマートPVマルチと同じく、6.5kWh、9.8kWh、16.4kWhと新製品の6.3kWh、12.7kWhがありますが、圧倒的に人気なのは大きめの容量の9.8kWhの蓄電池です。
単機能型とハイブリッド型の両方があるため提案がしやすいこと。
価格がお求めやすいことが理由です。
また多くの太陽光メーカーにパッケージ商品としても採用されているため、太陽光発電システムと合わせて導入されています。
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ダイヤゼブラ電機(元:田淵電機)
オムロンと同じでパワーコンディショナーメーカーとして業界では知られていました。
住宅用ではなく産業用のパワーコンディショナーが非常に人気でした。
住宅用向けにハイブリッド型の4.0kWhの蓄電池を販売していますが、経営不安の問題もあり、非常に魅力的な価格であるものの提案することに二の足を踏む販売店が多かったのが実情です。
しかし2019年10月にダイヤモンドエレクトリックホールディングスのグループ会社となったことにより倒産リスクが解消され改めて注目を集めています。
そして新体制第一弾として、2020年2月から住宅用ハイブリッド蓄電システムとして7.04kWhと14.08kWhの蓄電池を発売し始めてからは人気メーカーの1つとなっています。
太陽光発電メーカーもパッケージ商品としての採用を公表しており、シェア6割を取りたいと強気な姿勢を取っています。
こちらのメーカーも7.04kWhと14.08kWhの蓄電池を長州産業にスマートPVプラスとしてOEM供給しています。
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パナソニック
アメリカの電気自動車メーカーのテスラと提携したことでも有名なパナソニック。
いわゆるハイブリッド型システム(太陽光発電と蓄電池の一体型パワコンを利用したシステム)を業界で初めて開発したのがパナソニックです。
主力商品はハイブリッド型蓄電システム(商品名:「創蓄連携システム」)でしたが、2023年になってからV2Hをセットにしたトライブリッドシステムに力を入れています。
「創蓄連携システム」は屋内3.5kWh、屋外6.3kWh、屋内6.7kWhの蓄電池を自由に組み合わせて、好きな容量の蓄電池にすることができるという、他のメーカーにはないサービスでラインナップを充実させています。
太陽光発電システムにおいて、ここ数年は海外メーカーに押され気味なことから、太陽光発電はカナディアンソーラーのOEMを扱い始めました。
最近では、パナソニックで太陽光発電を設置して卒FITを迎えた人向けに、パワーコンディショナーを交換すると、パネルの出力保証を延長するサービスを開始しました。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
LJB1335 | 3.5kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 条件を満たせば〇 | 10年(有償で15年) |
LJB1367 | 6.7kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 条件を満たせば〇 | 10年(有償で15年) |
LJB2363 | 6.3kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 条件を満たせば〇 | 10年(有償で15年) |
LJB1256 | 5.6kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 条件を満たせば〇 | 10年(有償で15年) |
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京セラ
京セラはシャープに次いで、自社太陽光発電システムを設置済みの卒FITユーザーが多い太陽光発電メーカーでもあります。
シャープの販売網である特約店と同様に、京セラにも京セラFC店という強力な販売店網があります。
結果として、現在は他メーカーの太陽光発電システムを設置している方ではなく、自社太陽光発電卒FITユーザーに対して、中容量5kWh、大容量10kWh、15kWhの蓄電池を販売しております。
また京セラは、従来のリチウムイオン蓄電池ではなく、唯一クレイ型蓄電池を製造販売している会社で、低価格に抑えられ、劣化や事故が起きにくいのが特徴です。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
Enerezza(エネレッツア) | 5.0kWh | 特定負荷 | 単機能 | ✕ | 15年 |
Enerezza(エネレッツア) | 10.0kWh & 15.0kWh | 全負荷/特定負荷 | 単機能 | 全負荷のみ〇 | 15年 |
ハイブリッドタイプ | 5kWh & 10.0kWh & 15.0kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリッド | 全負荷のみ〇 | 15年 |
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伊藤忠商事
メーカー名よりも商品名のスマートスターの方が有名になっていますが、販売メーカーは伊藤忠商事です。
単機能型蓄電池で1,2を争う人気商品で、人気の理由はとにかく説明がしやすいことです。
- 9.8kWhの大容量で全負荷形式(停電時に特定の電化製品などが利用できるタイプではなく分電盤全体をバックアップするタイプ)であること。
- 停電時に最大3kWが同時に利用できること。
- 200V電源も利用できること。
- 単機能型なので設置されている太陽光発電メーカーを問わないこと。
これらの理由から、多くの訪問販売会社が好んで販売を行っているのが好調の大きな要因です。
製造しているのは株式会社エヌエフ回路設計ブロック。
AIによる充放電の最適化をうたっているのも特徴で、毎月のランニングコストが発生します。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
スマートスターL | 9.8kWh | 全負荷 | 単機能 | 〇 | 10年 |
スマートスター3 | 13.16kwh | 全負荷 | 単機能 | 〇 | 10年 |
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DMMエナジー
伊藤忠商事が販売している9.8kWhの単機能蓄電池と同じ、株式会社エヌエフ回路設計ブロック製造の蓄電池がDMMからも販売されています。
製造元が同じなので基本的には同じ商品ですが、1点だけDMMの蓄電池にはAIによる最適化機能はありません。
ですので毎月のランニングコストはかかりません。
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ネクストエナジー
伊藤忠商事、DMMが販売している9.8kWhの単機能蓄電池がネクストエナジーからも販売されています。
製造元が同じく株式会社エヌエフ回路設計ブロックなので、同じ商品です。
ネクストエナジーの方は、伊藤忠商事と同じくAIによる充放電最適化機能がついているため毎月のランニングコストが発生します。
現在は、9.8kWh蓄電池の他に、株式会社リミックスポイントが製造するハイブリット蓄電システム(5.8kWh,11.5kWh)を扱っています。
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HUAWEI(ファーウェイ)
最近勢いがあるのがこちらのメーカーで、DMMやエクソルにもOEMで商品を供給しています。
容量も5kWh、10kWh、15kWhとわかりやすく、特定負荷型も全負荷型も揃えていて営業側も売りやすく、価格も安いので、これから人気が徐々に出てくるのではないかと思います。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
LUNA2000 | 5.0kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 全負荷のみ〇 | 10年(有償で15年) |
LUNA2000 | 10.0kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 全負荷のみ〇 | 10年(有償で15年) |
LUNA2000 | 15.0kWh | 全負荷/特定負荷 | ハイブリット | 全負荷のみ〇 | 10年(有償で15年) |
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テスラ
説明が不要なほど有名な電気自動車メーカーで、蓄電池業界でも容量が大きく安い蓄電池を販売しだしたことで評判になりました。
テスラの蓄電池を購入するには、テスラのホームページから申し込むか、全国に数店しかないテスラの認定店舗に申し込みをするしかなく、申し込みから施工まで時間がかかるので設置に高いハードルがあります。
型式 | 容量(kWh) | 負荷型 | タイプ | 200V対応 | 保証 |
---|---|---|---|---|---|
Powerwall | 13.5kWh | 全負荷 | 単機能 | 〇 | 10年 |
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単機能型蓄電池のメーカー容量ランキング
メーカー | 容量(kWh) | 200V対応 | 負荷 | 設置場所 |
---|---|---|---|---|
ニチコン | 16.6 | 全負荷のみ〇 | 全負荷/特定負荷 | 屋外 |
オムロン | 16.4 | ✕ | 特定負荷 | 屋内/屋外 |
京セラ | 15 | 全負荷のみ〇 | 全負荷/特定負荷 | 屋内/屋外 |
テスラ | 13.5 | 〇 | 全負荷 | 屋内/屋外 |
スマートスター3 | 13.16 | 〇 | 全負荷 | 屋外 |
ハイブリッド型蓄電池メーカー容量ランキング
メーカー | 容量(kWh) | 200V対応 | 負荷 | 設置場所 |
---|---|---|---|---|
オムロン | 16.4 | 全負荷のみ〇 | 全負荷/特定負荷 | 屋内/屋外 |
HUAWEI | 15 | 全負荷のみ〇 | 全負荷/特定負荷 | 屋内/屋外 |
ニチコン | 14.9 | 〇 | 全負荷 | 屋内/屋外 |
住友電工 | 12.8 | 〇 | 全負荷 | 屋外 |
ジンコソーラー | 12.3 | 〇 | 全負荷 | 屋外 |
家庭用蓄電池の出荷台数
2011年の蓄電池の出荷台数は全国でわずか1,939台でした。
しかし2017年度あたりから徐々にいわゆる2019年問題と言われた卒FITの方々が蓄電池を購入し始め、2021年度には年間133,759台と10年前と比較して68倍もの蓄電池が設置されるようになりました。
しかし急激に大きくなった市場であるため、まだその市場ニーズに各メーカーが対応しきれておらず、メーカーの特徴ごとの整理ができないと自分に適した蓄電池を選ぶことができない状況になってしまっています。
家庭用蓄電池の設置費用の相場
蓄電池の設置費用には「蓄電池システム価格」と「工事費」が含まれます。
最もポピュラーな容量である6.5kWh・7kWhであれば、設置費用は120~150万円前後が相場になります。
配線工事費や諸経費などが別途かかる場合もあるため、見積書をもらう際には内訳金額もしっかり確認しておきましょう。
また、家庭用蓄電池の設置費用に対して、国や自治体から補助金が出ている場合があります。
60万円以上の補助金が利用できるケースもありますので、補助金利用をご検討の方はぜひ一度ソーラーパートナーズにご相談下さい。
家庭用蓄電池の寿命
蓄電池には寿命があります。
寿命を過ぎたからといって使用できなくなるわけではありませんが、充電できる容量が少なくなっていきます。
蓄電池の寿命は「使用期間」や「サイクル回数」と表されますが、一般的には15年が目安です。
メーカーによって寿命や保証期間が異なるので、購入前に必ず確認しておきましょう。
また、使用方法によっても蓄電池の寿命が変わってきます。
例えば、過充電などをしない、直射日光のあたる場所におかない、などを徹底することによって蓄電池の劣化を軽減することができます。
家庭用蓄電池 初期費用0円の屋根貸しやリースは本当にお得?
東京ガスの「あんしんWでんち」やTEPCOホームテックの「エネカリ」など、蓄電池や太陽光発電を初期費用0円で設置できるサービスがあります。
それぞれ、いわゆる屋根貸しやリースで契約するというもので、一番のメリットは初期費用がかからないという点です。
ただし、場合によっては自分で購入した場合の方が最終的な費用の合計が安くなるケースもあるので注意が必要です。
さらに、初期費用0円系のサービスは
- 月々の利用料金がかかる
- 売電収入メリットが得られない
- 電気代削減メリットが得られない
という場合もあるので、事前にプランをしっかり確認しておきましょう。
蓄電池の訪問販売や詐欺には注意が必要!
家庭用蓄電池の訪問販売に関する相談は、ここ数年増加傾向にあります。
相談者の多くは、
- 突然の訪問で虚偽の説明をされた
- 事業者の断定的な説明や強引な勧誘を受け、冷静に十分な検討ができなかった
- 契約後の設置工事や補助金をめぐってトラブルになった
などの被害を受けています。
訪問販売で勧誘を受けた際はその場で契約せず、必ず複数社からお見積りをとって比較検討をしましょう。
まとめ
太陽光発電システムと違って、蓄電池は簡単と考える方が多いのですが実は決定するまでに多くのことを考えて選定していかなければならないことがお分かり頂けたでしょうか?
ここに当然のことながら費用の問題が加わります。
さらに言えば、今設置されている太陽光発電システムとの相性も考えなければいけません。
やはり蓄電池も各家庭に適したものを選ぶ必要がありますので、ただ勧められたもので決めるのではなく、なぜ自分にはその蓄電池が最適なのかをぜひご自身で考えて、後悔のない買い物にして欲しいと思います。