Suncle(サンクル)って何?東京電力とGoogleの太陽光発電シミュレーションProject Sunroofとは
Suncle(サンクル)とは何?
Suncle(サンクル)とは、東京電力の100%子会社である東京電力ベンチャーズ株式会社が2019年8月5日よりスタートさせた新サービスです。
住所を入力するだけで、太陽光発電システムを設置した場合の発電シミュレーションができるというもので、どのくらいの容量の太陽光発電システムが設置できるか、どのくらい節電になるのかなどが無料でシミュレーションすることができます。
開発元はGoogle
この発電シミュレーションは東京電力が開発したものではなく、Googleが提供する太陽光発電シミュレーション「Google Project Sunroof」の技術を応用したものですので、東京電力とGoogleの共同サービスとも言えます。
Project Sunroof
Googleマップで表示された住宅が、日当たりのよい場所は黄色かオレンジ、日当たりの悪い北側は紫色で表示されており、自宅が太陽光発電設置に向いているのかどうかが一目瞭然です。
Google Mapのデータを利用するため、新築検討の方、建てたばかりの築浅の方はマップに出てきません。
あくまで築数年経った既築の方が対象となります。
Suncle(サンクル)シミュレーションの正確性は?
既に太陽光発電システムを設置済みの家の住所でいくつか実際にSuncle(サンクル)を試してみましたが、正確性はまだあまり当てにはなりません。
実際の設置容量より倍の大きさの容量が表示される家もあれば、逆に3割ほど小さく出てしまう家もありました。
ただ非常に使い勝手は良いです。
内容もシンプルで動作性もよく、今までは太陽光発電に興味を持たなかった方々がこのシミュレーションで遊んで、じゃあちょっと実際に見積もりを取って見ようかという動きになれば素敵なことだなと思います。
Suncle(サンクル)への見積依頼は?
Suncle(サンクル)は住所を入力してシミュレーションをした後に、そのまま見積依頼をすることができます。
「見積依頼をする」というボタンを押すと、名前や電話番号、メールアドレスなどを入力する画面が出てきます。
そのフォームの画面の下にスクロールすると、「ご連絡させていただく販売施工店」としてこの後連絡が来る企業名が表示されています。
全国様々なエリアで試してみましたが、どのエリアでも錚々たる訪問販売会社が名前を連ねており、さながらアベンジャーズのようです。
Suncle(サンクル)のお勧め利用方法
Suncle(サンクル)は住所を入力するだけで、その正確性は置いておくにしても手軽に太陽光発電システムのシミュレーションができるため、今まで興味はあるものの重い腰が上がらなかった方達の需要を喚起するという意味で、非常に素晴らしいサービスだと思います。
しかし実際に太陽光発電の見積を取得しようとする段階では、その提携会社の顔ぶれから正直あまりお勧めをしません。
あまりに営業力がある企業が揃っているからです。
シミュレーションを行い、太陽光発電システムに興味を持って頂いたら、信頼ができる施工店から別途見積もりを取っていただくのが良いと思います。
太陽光発電はどこから買うべきか?
太陽光発電システムは電気代を安くする、売電収入を得るという経済メリットを求めて購入する商品ですので、そもそも高く買ってしまっては意味がありません。
また買って終わりの商品ではなく、その後20年以上メンテナンスをしながら付き合っていく商品です。
そして何より屋根に穴をあけて設置するものです。
全ての理由から、太陽光発電の専門工事会社から直接購入することが正解となります。
しかしほとんどの会社が設置工事は下請けの工事会社に丸投げですから、二重に利益が乗ってきてしまい、安くはならない上に、責任施工ではないため不具合も多く発見されます。
日本で唯一の太陽光発電の専門工事会社のネットワーク
ソーラーパートナーズは、日本で唯一の太陽光発電の専門工事会社のネットワークを運営しています。
全国どの地域でも、工事を下請に出さない自社で施工をする専門工事会社のみが加盟しています。
これをきっかけに太陽光発電に興味を持ってくださった方が、20年以上安心の専門工事会社と出会うことができたら幸いです。