パナソニック太陽光モニターの選び方 特徴と価格、取扱説明書一覧
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
モニターとは太陽光発電の発電・売電の状況や電気の使用状況を画面上で確認するための機器です。
太陽光発電を選ぶときにモニターはあまり意識されませんが、同じパナソニックでも機種によって機能、価格に大きな差があります。
この記事ではパナソニックのモニターの特徴・価格について解説します。
パナソニック モニターの特徴
パナソニックの太陽光発電パネル「HIT」は単結晶シリコンとアモルファスシリコンのハイブリッド構造により、発電量が多いのが特徴ですが、付属機器であるモニターにもいくつかの優れた特徴があります。
パナソニック モニターの特徴その1.
「エコレポート」で情報をパソコンにとりこんでグラフ化できる
パナソニックのモニターの特徴として大きいのが、データをパソコンに取り込んでグラフ化できる「エコレポート」というツールが用意されている点です。
情報をCSVファイルに書き出して管理することができますので、特に分析好きの方にはお勧めの機能です。
パナソニック モニターの特徴その2.
HEMS連系で分岐回路の見える化ができる
通常のモニターでも家全体の電気使用量は確認することができますが、分岐回路つまりコンセントごとの電気使用量を確認することはできません。
しかし、HEMS(AiSEG2)という機器と対応モニターを選べば分岐回路ごとの電気使用量も確認することができます。
分岐回路ごとの電気使用量がわかれば、「我が家は冷蔵庫の電気使用量が多いからできるだけ開閉は控えよう」といった取り組みにつながり電気代が下がります。
パナソニック モニターの特徴その3.
防水の機種もある
パナソニックのモニターには、防水仕様の機種もあります。
HF-MC10A1という機種は太陽光発電と電気使用量の見える化だけではなく、住宅機器のコントロールやテレビ視聴ができる上、防水仕様になっており、お風呂でも使えます。
パナソニック モニターの特徴その4.
出力制御にも対応(出力制御レディ機能)
パナソニックのモニターは出力制御にも対応しています。
通常、出力制御に対応するためには出力制御ユニットという装置が必要になりますが、パナソニックのモニターは遠隔出力制御対応機能を兼ね備えているため、出力制御ユニットを別途用意する必要がありません。
※スマートHEMSの場合には別途機器が必要
パナソニックモニター 価格と機能一覧
太陽光発電システムのみ | 太陽光発電システム+スマートHEMS | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
モニタ | エネルギーモニタ | 太陽光モニタ | AiSEG2(7型モニター機能付) | 住宅用情報モニター(住まいるサポ) | 住宅機器コントローラー | スマートフォン、パソコン等 |
イメージ | – | |||||
型番 | VBPM372C | VBPM275C | MKN713 | WQH700WK | HF-MC10A1 | – |
希望小売価格(税抜き) | 87,000円 | 54,500円 | 80,000円 | 96,000円 | 112,000円 | |
太陽光の発電量チェック | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
分岐回路の見える化 | – | ● | ● | ● | ● | ● |
外出先からの発電量チェック | – | – | – | – | – | ● |
来客応対モニタ一体型 | – | – | – | ● | ● | – |
防水対応 | – | – | – | – | ● | – |
エコレポート対応 | ● | – | ● | ● | ● | ● |
エコキュート・創蓄連携システムとの連携 | ● | – | ● | ● | ● | ● |
必要な機器 | 電力検出ユニット | AiSEG2とスマートコスモもしくはエネルギー計測ユニット |
参考:panasonicの太陽光発電パンフレット
モニターを設置しない選択肢もあるが…
費用を少しでも安く抑えたいというお客様から、モニターを設置しない選択肢もありますか?という質問をいただくことがあります。
結論から言えばモニターを設置しないということも可能です。
ただ、モニターを設置しない人はかなり珍しいです。
モニターの存在によってリアルタイムで発電していることがわかるというのが太陽光発電の醍醐味の一つですし、電気使用状況の見える化によって節電意識が働くというメリットもあります。
なにより、万が一太陽光発電が故障してしまったという場合にも、モニターで発電量が落ちていることがすぐにわかれば、修理を依頼するなど迅速な対応によりロスを最小限に抑えることが可能です。
基本的にはモニターはセットで導入するものと考えておきましょう。
パナソニックのモニターの場合、機種によって価格差がありますので、費用面を抑えたいという方はVBPM275Cのように比較的安価なラインアップを選ぶといいでしょう。
HEMSもセットで導入がおすすめ
また、「モニター単体」と「HEMSもセット」のどちらにするべきか、との質問もよくいただきますが、「HEMSもセット」がおすすめです。
HEMSの方がトータルの導入費用は高くなってしまいますが、今後電化製品の遠隔操作が一般的になっていくことが予想されますし、分岐回路ごとの電気使用量の見える化によって電気代削減ポイントを発見しやすいという利点もあります。
特にパナソニックのHEMSはAIソーラーチャージなど、太陽光発電を有効活用できる独自の機能もついていますので、HEMSを導入しておくのがおすすめです。
もしも、パナソニックのHEMSを導入すると予算がオーバーしてしまうという方は、モニターをスマホやパソコンで代用して費用を抑えてもいいでしょう。
HEMSについては以下の記事でもまとめてありますので、気になる方は是非ご覧ください。
パナソニック モニター 取扱説明書一覧
品名 | 型番 | 取扱説明書ダウンロード先 |
---|---|---|
エネルギーモニタ | VBPM372C | 取扱説明書ダウンロード先(外部リンク) |
太陽光モニタ | VBPM275C | 取扱説明書ダウンロード先(外部リンク) |
AiSEG2 | MKN713 | 取扱説明書ダウンロード先(外部リンク) |
住まいるサポ | WQH700WK | 取扱説明書ダウンロード先(外部リンク) |
住宅機器コントローラ | HF-MC10A1 | 取扱説明書ダウンロード先(外部リンク) |
まとめ
パナソニックのモニターについてよくわかりましたか。
太陽光発電をご検討する際には、どうしても主役である太陽光パネルばかりが気になってしまいますが、モニターのような付属機器にも気を配って選んでおくと、後々後悔することがないと思います。
ソーラーパートナーズではモニターの選び方含め、太陽光発電の様々な相談に無料でお答えしています。
また、地元の優良業者の紹介もできますので、お気軽にご依頼ください。