屋根に綺麗に載せられる京セラRoofleX®魅力の裏側
京セラ太陽光 様々な大きさ、形のパネルがあるのが強み
中村:
御社が新築市場でシェア一位を達成できたのは大手ハウスメーカーとの関係性だけではなく、製品力も大きな理由ですよね。
御社の太陽光発電の一番の特徴は何だとお考えですか。
戸成氏:
京セラ太陽光発電の一番の特徴は複雑な日本の屋根に向いているということです。
現在のメイン機種であるRoofleX®(ルーフレックス)は大小様々な7種類のパネルがあります。
また、長方形だけではなく、台形のパネルも用意しています。
日本の住宅は複雑な形の屋根が多いという特徴がありますので、長方形の大きなパネルだけではぴったりと収まらないことがあります。
そんなときに様々な種類のパネルを組み合わせてぴったりと収めることができるのが弊社の太陽光発電の特徴です。
住宅用太陽光発電システムカタログ| 京セラ
小さいパネルを用意しているのは京セラの伝統
中村:
RoofleX®も一番小さいパネルは87Wと、かなり小さいパネルを用意していますが、以前に販売していたSAMURAI®はさらに小さなパネルがありましたよね。
小さいパネルによって複雑な屋根にピタッと収まるのは御社の伝統だと感じますし、だからこそ新築住宅を建てる建設会社からも選ばれているんでしょうね。
戸成氏:
SAMURAI®は「小さければ小さいほど屋根にきれいにたくさん載せられる」というコンセプトでパネルの小ささに徹底してこだわった製品でした。
正直に言って、工事店からするとSAMURAI®のような小さなパネルを提案することは、パネルが小さく枚数が増えるため、運搬が大変で、何より工事の手間も半端じゃないというデメリットがあります。
しかし、複雑な屋根でも屋根の形に合わせてパネルに敷き詰めることができるという、他にはない特徴があったため、気に入って提案してくれる販売店は多かったですね。
もちろん施主さんからも好評でしたよ。
太陽光発電はあくまで住宅の「付帯設備」 発電量だけでなく美観も重要
中村:
パネルが小さいというのは、効率的に屋根を使えるというだけではなく、美観が優れているというメリットもありますよね
新築既築問わず、施主さんの立場で考えれば美観はどうしても気になります。
戸成氏:
誤解を生む言い方かもしれませんが、住宅において太陽光発電はあくまで付帯設備の一つなんです。
施主さんからすれば、キッチンやお風呂と同じような目線で扱われるのが普通です。
キッチンやお風呂を選ぶときには「性能がよければボロボロでもOK」とはならないですよね。
中村:
絶対にならないですね。
性能が良くてもやはり見た目は気になります。
戸成氏:
太陽光発電も同じです。
発電量はもちろん大事ですが、住宅に設置する以上、美観も重要です。
太陽光発電を設置したことによって、せっかくの住宅の魅力を損なってしまっては太陽光メーカーとしても悲しいですからね。
美観と発電量を兼ねそろえたRoofleX®
中村:
SAMURAI®を設置している家は下からみると太陽光発電が載っていない家とほとんど見分けがつかないほど屋根に馴染みますよね。
戸成氏:
そうですね。
バックシートが黒ければ美観の点ではもっと完璧ですが、現行の白いバックシートのモデルでもほとんど屋根と見分けはつかないと思います。
また、現在の主力機種であるRoofleX®も、位置づけとしてはエコノルーツ®アドバンスの後継機の製品ですが、パネルを小さく、屋根にきれいに載せられるようにするというコンセプトの源流はSAMURAI®です。
RoofleX®は小さいパネルで屋根にぴったりと設置できるようにするというSAMURAI®のコンセプトを受け継いだ上で、さらに発電量を増やすために高効率化を実現したシリーズです。
また、あらゆる屋根で一番容量を増やせる方法を考え尽くした結果、今回の7種類のラインアップという結論になっています。