SMAパワコン用出力制御機器について
SMAのパワコンを設置している方は必見
九州電力、四国電力管内で10kW以上の太陽光発電システムに設置が義務付けられた事により、にわかに言葉だけが一人歩きしだした感のある「出力制御ユニット」。
どれを選んだら良いのかという問い合わせも徐々に増えてまいりました。
この記事では産業用パワコンの代表的なメーカーであるSMA社の製品に対応する出力制御ユニットをご紹介します。
SMA社のパワーコンディショナーを導入している方は是非ご一読ください。
SMAのパワーコンディショナ―に対応の出力制御機器一覧
上記のように複数の会社から、SMA社のパワーコンディショナ―に対応する出力制御ユニットが発売されています。
出力制御とは?出力制御ユニットとは?
出力制御とは、太陽光発電システムの発電が増える昼間の時間帯など、電力需要を大きく上回る発電量が出てしまった時に、設置している太陽光発電システムが発電しないように制御する事を指します。
そして「出力制御ユニット」とは電力会社からの出力制御すべしという指令をパワーコンディショナ―に伝えるのが目的の装置です。
再生可能エネルギー特別措置法施工規則の一部を改正する省令と関連告示を公布しました(p.7)|経済産業省資源エネルギー庁
出力制御ユニットが不要な場合もある
まず、現在何かしらの発電量監視システムをすでに設置しているという場合は、発電量監視システムが出力制御ユニット機能を兼ねていて、新規で出力制御ユニットを導入する必要がないことも考えられます。
発電量監視システムを導入している方は改めてどこのシステム会社のサービスを導入しているかを確認し、出力制御ユニット対応していないか確認するのが良いと思います。
とはいえ、50kW未満の低圧案件の場合、監視システムを導入している方は珍しいと思います。
監視システムを導入していない場合には、やはり新たに出力制御ユニットを設置する必要があります。
もちろん、新たに出力制御ユニットの機能を兼ねた監視システムを導入するという方法もありますが、出力制御機能のみのシンプルな機器の方が費用も安く済みますので良いと思います。
SMAの出力制御機器 おすすめはメーカー純正品
また、後々の事を考えると、使用しているパワーコンディショナーのメーカー純正品があれば純正品を選ぶのが無難だと思います。
例えば、SMAのパワーコンディショナーの場合、メーカー純正品は「SMA-SBH-001(屋内設置用)」と「SMA-GW-01(屋外設置用)」(製造元:株式会社日新システムズ)の2種類です。
「SMA-SBH-001」「SMA-GW-01」ご希望の方はこちら
ユアサ商事スマートエネルギー部
電話:03-6369-1512
※ユアサ商事がSMAより問い合わせ窓口を請け負っているとのことです。
まとめ
九州電力、四国電力から出力制御に備えるようにアナウンスがあったように、それ以外の電力管内でもいつ急に対応実施を迫られるかわからない状況です。
電力会社からのアナウンスを無視して対応しない場合には売電ができなくなってしまうことも十分考えられます。
10kW以上の太陽光発電システムを設置している九州電力管内の方は今すぐに。それ以外の地域の方も準備として取り掛かりだしておくべきだと思います。