東芝太陽光発電 世界最高の発電性能から、海外メーカー並みの安価モデルまで
搭載率の高まる新築市場がターゲット
中村:住宅用太陽光発電市場における今後の事業戦略についても、言える範囲でお聞かせいただけますでしょうか。
小園氏:太陽光発電については、既築市場はもちろんのこと、新築市場により一層力を注いでいかなければいけないと考えています。
もともと住宅用太陽光発電は既築住宅がメインの市場でしたが、2011年ごろから新築住宅の割合が増えてきており、現在では新築、既築の割合は拮抗している状況です。
ZEHの普及もあり、新築市場は今後も大きくなると考えられますので、シェアを拡大させていきたいですね。
新築のお客様は予算に制限があることが多い
中村:新築市場の攻略については既築市場とは違ったアプローチが必要だとお考えですか。
小園氏:新築住宅の場合と既築住宅の場合で大きく異なるのは施主さんの太陽光発電に対するとらえ方です。
既築住宅に設置を検討しているお客様は太陽光発電単体、もしくは太陽光発電と蓄電池やオール電化などの関連商品だけを検討していることがほとんどです。
しかし新築の場合には、太陽光発電はあくまで住宅の付帯設備の一つとしてとらえられるという点で既築住宅とは異なります。
新築住宅の場合には太陽光発電を住宅ローンに組み込む場合も多く、限られた予算の範囲内でのご検討を強いられることが多いです。
コストの制限があるお客様にはGXシリーズを用意
型番 | TGX-280PM-WHT-J |
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公称最大出力 | 280W |
モジュール変換効率 | 17.1% |
質量 | 19.0kg |
寸法 | 横1,650×縦990×厚さ40mm |
中村:確かにご新築時に太陽光発電をご検討されている方は安価な海外メーカーを候補にいれていることが多いですね。
小園氏:ご新築時に設置を検討している方は、既築よりも価格面をシビアに判断されるということでしょう。
東芝では、そういったローコストの需要に応えるために、エコノミーモデルのGXシリーズ(280W)というパネルを用意しています。
GXシリーズは単結晶で高発電量でありながらも海外メーカー並みの低価格を実現できている商品ですので、予算の限られている方には是非検討してみていただきたいですね。
SシリーズのエクセレントモデルSPR-E20-250(250W)もコスパ高
型番 | SPR-E20-250 |
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公称最大出力 | 250W |
モジュール変換効率 | 20.10% |
質量 | 15.0kg |
寸法 | 横1559×縦798×厚さ46mm |
小園氏:また、上位ランクのSシリーズの中でも、比較的安価なパネルとして、エクセレントモデル「SPR-E20-250」という商品も用意しています。
中村:SPR-E20-250は安価なうえ、モジュール変換効率20.1%と発電能力も非常に優秀ですよね。
Sシリーズの中では比較的安価なパネルでありながら、現時点では国内市場における他メーカーのどのパネルよりも変換効率が高いのには驚かされました。
小園氏:ありがとうございます。
性能重視なら最上位SPR-X22-360(360W)、SPR-X21-265(265W)
型番 | SPR-X22-360 | SPR-X21-265 |
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公称最大出力 | 360W | 265W |
モジュール変換効率 | 22.10% | 21.30% |
質量 | 18.6kg | 15.0kg |
寸法 | 横1,559×縦1,046×厚さ46mm | 横1,559×縦798×厚さ46mm |
小園氏:新築住宅は予算の制約があることから、安価なパネルが求められることが多いと先ほどお話ししましたが、「屋根に設置できる面積は限られているが、できるだけ多くの発電量を稼ぎたい」というお客様もいらっしゃいます。
特に都市部などで多い狭小住宅の場合には、そもそも高効率のパネルでないと十分な発電量を生み出すことができません。
「発電量を追及したい」という場合には、東芝Sシリーズの中でも最上位にあたるSPR-X22-360(360W)、SPR-X21-265(265W)で提案させていただくことでより多くのメリットを提供することができます。
特にSPR-X22-360(360W)は最小3枚から設置ができるので、屋根の設置面積が足りないことで太陽光発電の導入をあきらめていた方も是非検討してみていただきたいですね。