太陽光発電のWebモニタリングサービスはシャープだけ
シャープはWebモニタリングサービスですぐに不具合に気付ける
中村:シャープのサービスで他社が真似できないものとしてWebモニタリングサービスがありますよね。
当社にご相談いただくご検討者様でもシャープのWebモニタリングサービスに魅力を感じている方は多いです。
Webモニタリングサービスについて詳しくお伺いできますでしょうか。
桃井氏:Webモニタリングサービスはお客様が設置した太陽光発電がちゃんと発電しているか、インターネットを介してシャープが遠隔で見守るサービスです。
太陽光発電は天候によって発電量が変わることもあり、故障や性能が低下してもなかなか気づきにくいものですが、Webモニタリングサービスがあれば、不具合が発生したときにシャープの担当者からアラートが届くので、すぐに異常に気付くことができます。
中村:故障してから気づくのが遅れれば遅れるほど収益を損なってしまうので、早く異常に気付けるのは設置者にとってとても有益ですね。
シャープが近隣のデータと比較することで不具合をチェック
桃井氏:「太陽光発電を設置して最初の1年ぐらいは頻繁にモニターをチェックしていたけど、設置してしばらくすると面倒でチェックしなくなった」という方も多いので、「電気料金の明細がきて初めて、ずっと発電していなかったことに気づいた」ということも十分考えられます。そうすると、損害はかなり大きくなってしまいます。
中村:電気料金の明細を毎月チェックしない方も多いので、数か月不具合に気付かないということも十分ありえると思います。
ちなみにWebモニタリングサービスはどのように不具合に気付ける仕組みになっているのでしょうか。
桃井氏:Webモニタリングサービスは現在9万件のデータがありますので他の加入者の発電量と比較することで異常に気付けるようにしています。
地域が違えば天候も違い、発電量も変わってしまうので、近隣の加入者を比較対象として発電量が少なければ設置者に連絡するという仕組みにしています。
蓄電池もWebモニタリングサービスで安心
中村:蓄電池もWebモニタリングサービスの対象になるようですね。
桃井氏:その通りです。蓄電池もWebモニタリングサービスの対象となります。
蓄電池もエラーなどの情報がインターネットを介してシャープに届くようになっていますので、不具合が疑われる場合には担当者からお客様にご連絡の上、点検、修理などの対応をさせていただきます。
Webモニタリングサービスが製品の改善にもつながっている
中村:Webモニタリングサービスは設置者にとっては非常に有益だと思うのですが、運営する側は大変ですよね。
常に発電量を監視する人材を配置しなければいけないですし、当然不具合を発見すれば対応しなければいけませんよね。
ある意味、自らクレームを見つけにいくようなもので、他メーカーで真似するところは今のところでてきていません。
桃井氏:万が一にも発電量が落ちてしまえば、それはメーカーの責任ですから、対応するのは当然と考えています。
一刻も早く不具合に気付けるようにしておくのはメーカーの義務ではないでしょうか。
また、不具合にちゃんと向き合うことで製品の改善につなげることも可能です。
実際に発電量の落ちてしまったパネルを発見したことから、「ハンダ付け」の方法を改良して経年劣化を防ぐことにつながったという事例もあります。
その後の製品の改善につながる種を見つける、という点でWebモニタリングサービスはシャープにとってもプラスになっています。