東芝のJシリーズ(TJM-240PP-WHT-J)の性能とは?東芝の標準パネル
東芝のJシリーズ(TJM-240PP-WHT-J)の性能は?
東芝のJシリーズは、東芝ライナップの中で標準パネルです。
また、唯一サンパワー社のパネルではないシリーズです。
今回は、東芝のJシリーズ(TJM-240PP-WHT-J)をご紹介いたします。
東芝や東芝のSシリーズについては、以下の記事をご覧ください。
型番 | TJM-240PP-WHT-J |
---|---|
小売価格 | 143,800円+税 |
公称最大出力 | 240W |
モジュール変換効率 | 18.5% |
公称最大出力動作電圧 | 27.1V |
公称最大出力動作電流 | 8.86A |
公称開放電圧 | 32.3V |
公称短絡電流 | 9.30A |
質量 | 14.8kg |
寸法 | 横1,318×縦983×厚さ46mm |
発売日 | 2016年10月11日(火) |
Jシリーズは東芝の標準パネル
Jシリーズがどれくらいの性能なのか、国内メーカーと比較してみました。
メーカー (型式) |
変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) |
相場価格 (税込) |
相場kW単価 (税込) |
---|---|---|---|---|
東芝(Sシリーズ大型) TOSHIBA (SPR-253NX-WHT-J) |
21.2.% | 4.14kW(16枚) | 150.9万円 | 37.3万円/kW |
東芝(Sシリーズ標準) TOSHIBA (SPR-253NX-WHT-J) |
20.3% | 4.05kW(16枚) | 150.9万円 | 37.3万円/kW |
パナソニック(HIT) Panasonic (VBHN245SJ33) |
19.1% | 4.41kW(18枚) | 157.0万円 | 35.6万円/kW |
東芝(Jシリーズ) TOSHIBA (TJM-240PP-WHT-J) |
18.5% | 4.32kW(18枚) | 135.6万円 | 31.4万円/kW |
カナディアンソーラー(QUINTECH) Canadian Solar (CS6V-245MS) |
18.1% | 4.41kW(18枚) | 126.9万円 | 28.8万円/kW |
京セラ(エコノルーツ) Kyocera (KJ220P-3MRCG) |
16.2% | 4.40kW(20枚) | 154.4万円 | 35.1万円/kW |
こうしてみると、他メーカーに比べて価格面や性能面でもちょうどいい標準パネルです。
Jシリーズの特徴は発電量が増えるPERC構造
Jシリーズには3つの特徴があります。
発電ロスを抑えるPERC構造
PERC構造という技術で、従来の太陽光パネルにはないパッシベーション膜というものが作られ、取り入れた太陽光をパッシベーション膜に反射させてさらに発電量を増やすことが可能となりました。
送電ロスを抑える4本バスパー電極
バスパー電極とは、太陽光パネルのセルから作った電気を流す電極のことです。
4本のバスパー電極にすることで、電極間の送電距離を短くして、電気抵抗を抑えて出力をさらに上げました。
ARコートで、反射による光の損失を抑える
従来のパネルでは、太陽光が反射して太陽光を受け取りきれませんでした。
ARコート(反射低減コート)をガラス表面に施すことで、ガラス面の屈折率を下げて反射した光を抑えることが可能となりました。
まとめ
東芝のJシリーズは、国内メーカーの中ではリーズナブルなパネルです。
ただ、カナディアンソーラーなどの海外メーカーのほうが安い場合がありますので、価格を重視する方は海外メーカーのほうがおすすめです。
性能を重視する方は、同じ東芝のSシリーズ(大型・標準サイズ)や、パナソニックHITなどがおすすめですので、詳しくは以下をご覧ください。
各メーカーの相場価格や、メーカーランキング等も併せてご覧ください。