パナソニック蓄電池がさらにお得!パワーコンディショナーの壁掛けタイプが新登場「パワーステーションS」
パナソニックが壁掛けタイプのパワーステーションSを発売
※2018年2月21日に、蓄電池と連携できるパナソニックの新型パワーコンディショナー「パワーコンディショナR」発売されます。既に受注は開始していますので、ご興味のある方は是非こちらの記事もご確認ください。
パナソニックが2017年4月5日(水)より、新型のパワーコンディショナーを加えて住宅用創蓄連携システムの受注を開始しました。
今回、新しくなったのは一台で太陽光発電と蓄電池の管理ができるパワーコンディショナー「パワーステーションS」がコンパクトになり壁掛けタイプになったことです。
「創蓄連携システム」はパナソニックが使用している名称で、他社ではハイブリッド蓄電システム等と呼ばれるシステムです。
太陽光発電からの電気と、蓄電池からの電気を利用できるようにするパワーコンディショナーという機器を元々は1台ずつ必要でした。
しかし、業界で初めてパワーコンディショナーが1台で済むようにしたのが、2012年3月にパナソニックが発売を開始した初代の住宅用創蓄連携システムです。
初代住宅用創蓄連携システムについては、以下の記事をご覧ください。
また、新商品に伴い、パナソニックは太陽光発電(HIT)と創蓄連携システム両方を購入した方への特典として「HIT エネまーるキャンペーン」を開催しました。
今回は、創蓄連携システムの新製品パワーステーションSについてご紹介いたします。
パワーステーションが3分の1のサイズに
2015年に、蓄電容量を4.65kWから5.6kWへアップさせており、今回が3代目のパワーステーションとなります。
パワーステーションはパナソニックの登録商標で、いわゆるパワーコンディショナーです。
今回の改良はいくつかあるのですが、とにもかくにもパワーステーションが従来のものより3分1のサイズになったことが最大の特長です。
もちろん、コンパクトサイズになっても、従来のパワーステーションと同じ性能です。
メーカー | 部材 | 希望小売価格 | 容量 | 外形寸法 | 質量 | 設置場所 |
---|---|---|---|---|---|---|
パナソニック Panasonic |
パワーステーション S(LJPB21) | 169万円 | 5.6kW | 横549mm×縦776mm×厚さ195mm | 39.5kg | 屋外壁面用 |
パワーステーション(LJP25522K) | 179万円 | 5.6kWh | 横630mm×縦1440mm×厚さ250mm | 70kg | 屋外用 |
パワーステーションSは基礎工事いらず!
パナソニックのパワーコンディショナーは、2代目まではエコキュートのような大きさでした。
そのため、基礎工事としてパワーコンディショナーが置けるように基盤を作っておく必要がありました。
必然的に工事代も高くなり、設置販売する側からすると非常に提案しにくい、気乗りしない商品でした。
しかし、今回の改良でぐっとコンパクトになり、基礎工事も不要な壁付けタイプに変わり、今までは設置スペースの問題で検討できなかった方も設置が可能となりました。
もちろん工事代も下がりました。
パワーステーションSは停電時でも2000W使える!
蓄電地が一番活躍する時は、停電時です。
停電時に使える電気量は、一般的な蓄電池では1500W使えました。
しかし、パナソニックのパワーステーションSは2,000Wをも同時に使用できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
蓄電地ネットアダプタもいらず
さらにHEMSを同時導入する場合に必要であった、蓄電池用ネットアダプタが不要となりました。
住宅用リチウムイオン蓄電池システム webカタログ | Panasonic
従来と違い、LAN配線をすることなく導入できるので、リフォーム需要もHEMSと合わせて取りこもうというパナソニックの意気込みが垣間見えます。
まとめ
蓄電地は、いま太陽光発電システムの設置とあわせて同時に導入することが主力商品となっています。
これはオムロンが開発したハイブリッドパワコン(今回のパナソニックのパワーステーションと同じで太陽光発電と蓄電池の電気の変換を1台でできる)を長州産業や東芝、ソーラーフロンティア、Qセルズがラインナップに加えたことに端を発します。
パナソニックは先陣を切っていたにも関わらず、そのパワーステーションのあまりの大きさ(もちろんあわせて金額が高いという事もあります)が枷となり、後塵を拝していましたがこれで一気に巻き返してくると予想されます。
太陽光発電とあわせて、より一層蓄電池市場が盛り上がってくる事を期待したいと思います。