太陽光発電は10kW未満と10kW以上はどちらがお得?
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
この記事では、太陽光発電を検討する際に「10kW未満と10kW以上はどちらがお得か」というポイントについてまとめました。
10kW未満と10kW以上はどちらがお得?
太陽光発電は一般的に、kW数が多いとシステムの出力が高いので多く発電できます。
ここでよく聞かれるのが、10kW未満のパネルと10kW以上のパネルでは、どちらがお得なのか、と質問です。
結論から言いますと、10kW以上のパネルをつけたほうがお得になります。
今回は10kW以上をのせた場合のメリットデメリットについてご説明いたします。
10kW以上つけたほうがお得
最初にお話ししたとおり、10kW以上つけたほうがお得です。
なぜ10kW以上のほうがお得になるのでしょうか?
例として、9kWと10kWの場合を比較してみました。
kW数 | 売電価格 | 売電期間 | 税金 |
---|---|---|---|
9kW | 16円/kWh | 10年 | 内税 |
10kW | 10円/kWh+消費税 | 20年 | 外税 |
これだけ見ると、「売電価格が高い9kWのほうがお得じゃないか?」と思われるかもしれません。
たしかに、設備費用を早いうちに費用回収したいのであれば、9kWがおすすめです。
ですが、16円/kWhで売れるのは10年間と定められているので、10年以降は同じ価格で売電できるとは限りません。
経済産業省の資料によると、10年後以降は11円/kWhと予想されています。
なので、長期的にお得なのは20年間同じ売電価格で収入が得られる10kWになります。
売電期間終了後の売電価格については、こちらの記事をご覧ください。
10kW以上は自己負担金がかかる
10kW以上の場合、電力会社から自己負担金というものが請求されます。
一部地域では10kW未満でも自己負担金が発生する場合があります。
自己負担金は、特に名称は決まっておらず、工事負担金や連携工事負担金などと呼ばれたりします。
自己負担金について押さえてほしいのは以下の二点です。
自己負担金は電線工事の手間賃
10kW以上を設置すると増える売電量に対応するため、電力会社が電線工事をすることがあります。
売電する電気量が増えると、既存の電線網に流れ込んでくる電気が多くなるので、電線の太さを変えたり、トランスという機械を交換する必要が出てくるのです。
この費用が自己負担金として請求されるのです。
つまり自己負担金は、太陽光発電による電線工事の手間賃ということです。
売電する電気量が多ければ多いほど、大規模な工事を行う必要が出てくるため、負担金は高くなる傾向があります。
自己負担金の金額は売電契約の申込後でないとわからない
実際にかかる費用ですが、一概にはどれくらいとは言えません。
設置する際のエリアごとによって異なってくるので、0~100万円と金額にかなりバラつきがあります。
しかも自己負担金は事前に金額を把握することができず、正式に申し込みを1~6ヶ月経ってから通知されます。
先に申し込みだけをして、ご契約される販売会社に工事を待ってもらうのが一番いいです。
自己負担金を減らすには余剰買取
ここまで自己負担金についてお話ししましたが、「10kW以上だと自己負担金がかかるし、しかもいくらかもわからない。それなら10kW未満にする!」と思われた方もいるでしょう。
しかし、自己負担金を減らすことができます。
それは余剰買取を選択することです。
10kW以上は全量買取しかないと思っている方が多いのですが、全量買取という選択肢が増えるだけなので、余剰買取も選ぶことができます。
余剰買取をすることで、発電した電気は家で使用して、余った分だけ電線網に戻すことができます。
なので、電力会社へ売電量の全てが流れ込んでくる全量買取よりも少なくなるため、自己負担金が高くなるリスクを少し抑えることができます。
以下の記事も合わせてご覧ください。
まとめ
・10kW以上のほうが長期的にお得
・しかも、20年間売電価格が同じ
・10kW以上だったら、自己負担金がを抑えるために、余剰買取がおすすめ
いかがでしたか?
比較すると、10kW以上のほうが長期的に収入を得られることがわかりました。
ただ、10kW以上になると自己負担金がかかりますので、余剰買取を選択して少しでも抑えることをおすすめします。
ですが、それを抜きにしても長期的にメリットが得られるのは、10kW以上になります。
うちの屋根にものせたい!と思った方は、ぜひソーラーパートナーズにご相談ください。
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以下の記事では、10kW以上のせるのに必要な屋根面積やメーカーなどをご紹介していますので、ぜひご参考ください。