知ってる人は買っている?太陽光発電のイメージ調査を行いました(2016年版)
昨年に引き続き太陽光発電のイメージ調査を行いました
2015年12月にも行いましたが、今年も太陽光発電についてのイメージ調査を行いました。
2015年の調査結果はこちらの記事をご覧ください。
今年も昨年と同様、無作為に抽出した一般的なインターネットユーザー549名の方に調査を行いました。
調査項目についても2015年と同様ですが、2015年の時には紹介しなかった項目で大きな動きがありました。
太陽光発電を「購入したくない」人が増加
2016年は2015年と比べて太陽光発電を「購入したくない」人が9.1ポイントも増加して半数近くになっています。
2015年の調査でも、「購入したい」人よりも「購入したくない」人のほうが多かったのですが、2016年はさらに増えてしまっている状況です。
ではなぜこのような結果になっているのか、他の項目も見てみましょう。
太陽光発電に対するイメージが悪くなっている
昨年も紹介した項目の中に、「太陽光発電について漠然と良いイメージ・悪いイメージがありますか?」というものがあります。
2016年と2015年を比べてみると、良いイメージが5.3ポイント減少、悪いイメージは1.6ポイント増加し、太陽光発電に対するイメージは悪くなっているといえそうです。
良いイメージは「環境に良い」「社会にとって必要」が減少
こちらは良いイメージの各項目で「そう思う」「ややそう思う」を選択した人が2016年と2015年でどう変わったかを表したグラフです。
良いイメージについては全体的に減ってしまっていますが、特に「環境に良い」「社会にとって必要」が大きく減ってしまっているのが気になります。
悪いイメージは「周辺住民に迷惑をかける」が増加
こちらは悪いイメージの各項目で「そう思う」「ややそう思う」を選択した人が2016年と2015年でどう変わったかを表したグラフです。
悪いイメージについては特段大きな変化はありませんが、「周辺住民に迷惑をかける」が他の項目に比べて大きく増加しています。
大規模太陽光発電のトラブル報道が影響?
2016年は特に太陽光発電についての良いイメージ報道が無く、代わりに「文化財である海上の森への設置」「反射光トラブル」「説明無く設置された溜池ソーラー」の他、太陽光関連での脱税や不祥事、賄賂など、悪いイメージ報道が多かったように思います。
これらは大規模太陽光発電を中心に起こっているトラブルの報道ですが、住宅用太陽光発電のイメージにも影響を与えていると思います。
ちなみに住宅用太陽光発電にはデメリットはほとんど無いのですが、一応考えられるデメリットをまとめた記事もありますのでよろしければご覧ください。
自分で調べた人は「購入したい」と感じている
悪いイメージが増えている一方で、こんなデータも出てきました。
こちらは「太陽光発電の情報に接した結果どう思いましたか?」という質問に対して、どの情報に接した人が「購入したい」と思ったかを示すグラフです。
「家族・知人と相談」「ネットや役所」「ショールーム・イベント」など自分で調べた情報に接した結果、28.6%~37.5%が「購入することを決めた」「購入した方が良いと感じた」と回答しています。
実際にちゃんと調べた人は、太陽光発電の「環境に良い」「非常用電源にもなる」というメリットに加えて「採算性も良い」ということに気付いて「購入したい」と思うのだと思います。
「購入しないほうが良いと思った」で大きく影響を与えているのが、「営業」です。
10月以降の駆け込み時期に関しては特にそうですが、太陽光発電の電話勧誘や訪問販売を受けて、ソーラーパートナーズにご相談を頂く方が多くなっているように思います。
電話勧誘や訪問販売をきっかけに太陽光発電の検討を始められる方は多いのですが、営業の時点で無理な売り方をする会社がまた増えてきているのかもしれません。
まとめ
太陽光発電の正しい情報を知らず、イメージだけで判断してしまい検討に踏みだせない人が多いのは本当にもったいないと思います。
太陽光発電は国のエネルギー問題や環境問題の解決はもちろん、購入者にとってもメリットの多い本当に素晴らしい商品だと思います。
もっともっと多くの人に太陽光発電の正しい情報を伝えていかなければいけないと、改めて決意を新たにしました。