三重県桑名市の太陽光発電 設置工事みまもりレポート
三重県桑名市の太陽光発電 設置工事に立ち会ってきました
先日、ソーラーパートナーズを通じて太陽光発電を購入された方の設置工事みまもりサービスを行ってきました。
今回のパートナー企業さんは全国に展開している大手の太陽光発電会社で、新しい取り組みがたくさん行われていましたので紹介したいと思います。
設置工事みまもりサービスとは?
『設置工事みまもりサービス』は施工会社と設置者以外の第三者であるソーラーパートナーズ本部の施工スタッフが設置工事に立会うことで、施工品質を担保するソーラーパートナーズ独自の取り組みです。
※設置工事に立会うのは任意で選択された一部の工事です。
立会い時には『QCDS+H』の観点から作成されたチェックシートに基づき、安心できる工事が行われているかをチェックしています。
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徹底した安全管理に裏付けされた確かな施工品質
今回の『みまもり』は三重県桑名市のY.M様邸。
午前中は霧雨だったため電気工事が中心でしたが午後には止んだため屋根工事に入り、パネル設置直前まで行う工事の『みまもり』となりました。
今回の施工内容を一言で言うと、
徹底した安全管理に裏付けされた確かな施工品質
でした。
施工のポイントとなったのは以下の通り。
- お客様の品物を大切にする心
- 新しい工法も難なくこなせる技術力
- 安全に対する投資を惜しまない先進企業
大手の会社さんということもあって、新しい設備や工法を積極的に取り入れていました。
営業所 所在地 |
愛知県名古屋市 |
---|---|
創業 | 1997年 |
住宅用太陽光 販売開始 |
1999年 |
住宅用太陽光 施工実績 |
33,700棟以上 |
従業員数 | 360名 |
認定企業の施工スタッフ紹介
今回の施工スタッフは重田さん、金子さん、古市さん、池原さん、堀江さんの5名でした。
リーダーの重田さんと金子さんが屋内の電気工事を行い、古市さん、池原さん、堀江さんの3人で屋根上の架台設置を行っていました。
お客様に対してはもちろん、スタッフ同士でもよく声を掛け合っていてチーム全体が非常に雰囲気が良かったのが印象的でした。
お客様の品物を大切にする心
地上の部材置き場も徹底して養生・屋根上からの部材、工具の落下防止
地上の部材置き場も徹底して養生
このパートナー企業さんは、部材を地上に置く際にも必ず養生シートを使用し、部材の傷付防止を行っていました。
ほとんどの施工業者さんは太陽光パネルやパワコンなどの電機部材は養生シートの上に置くなど丁寧に扱いますが、架台やフレームまで養生シートの上に置いて大切に扱う会社さんは稀です。
これは架台も含めてお客様が購入された商品であると言う認識を、会社全体で共有している証拠だと思います。
養生シートとは言え導入コストはかかります。
それでも、お客様のことを考えてしっかり投資をする姿勢は素晴らしいと思います。
屋根上からの部材、工具の落下防止
この企業さんは部材・工具の落下対策として、落下防止装置を自作し使用していました。
屋根上作業を行う上で最も重要な注意事項は屋根から何も落下させないことです。
作業者の転落防止はもちろんですが、部材や工具の落下防止も非常に大切です。
さすがに架台やフレーム、太陽光パネルなどの大きな部材を屋根から落とすことはほとんどありません。
ですが、ネジやナット、ドライバーやペンチなど、小さい部材や工具の落下が思わぬ事故やトラブルの原因になることがあります。
万が一、部材の落ちた先に人がいればケガにつながりますし、車に当たれば間違いなく傷がつきます。
落下防止装置は雨どいに大型の洗濯バサミとプラスチックの板を使った簡易的なものでしたが効果は絶大です。
また落下防止装置の他にも、電動ドライバなどの重量がある工具には落下防止コードを取り付けて作業を行うなど二重の落下防止措置を行うとともに、屋根上に工具を置かないよう徹底して作業を行っている事も印象に残りました。
作業者の安全はもちろん、トラブルの原因を徹底的に排除する考えがみえ、非常に好感が持てました。
新しい工法も難なくこなせる技術力
新しい支持瓦工法『ノジオン支持瓦工法』
今回の工法は『ノジオン支持瓦工法』という珍しい工法でした。
2015年末くらいに出た新しい工法なのにもかかわらず、作業は段取り良く行われていました。
『ノジオン支持瓦工法』は通常の支持瓦工法と違い、架台を野地板に直接設置します。
また、工程の削減や見た目も改善されているため、以下のようなメリットがあります。
- 支持瓦の周りの瓦が割れにくい
- 横垂木の住宅でも支持瓦設置ができる
- 同質部材のため屋根材になじむ
- 工程が少ない
このような先進工法を取り入れるためには、施工スタッフの研修はもちろん、営業スタッフもメリットや設置条件を理解する必要があるため、手間がかかります。
それでも積極的に取り入れ、提案しているのは、お客様により良い提案をしたい気持ちの表れだと思います。
安全に対する投資を惜しまない先進企業
伸縮式の安全ロープ
この会社さんは、作業者の転落防止のために、伸縮式の安全帯(命綱)の使用が徹底されていました。
じつは屋根上での作業で安全帯を使用する施工業者さんはそれほど多くありません。
安全帯が使用されていない理由としては、
- 安全帯の設置に手間がかかる
- 使い勝手の良い安全帯は設備費用がかさむ
などがあります。
安全帯を使用しなくても、屋根が作業床とみなされるため労働基準法の違反にはなりません。
労働安全衛生規則|日本法令索引
第九章 第一節 墜落等による危険の防止
(作業床の設置等)
第五百十八条
事業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。2
事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
ただ、作業者としては使い勝手のいい安全帯が設置されていれば、高い安心感のもと確実に作業を行うことができます。
また、伸縮式の安全帯を使用することで、屋根上への梯子の上り下りの際にも使用することができ、安全帯の使用範囲も増えます。
この企業さんの安全に対する真剣さが伝わってきます。
ハーネス式安全帯
さらに珍しいことに、安全ロープが腰ベルトではなくハーネスに固定されていました。
万が一、転落した時に身体を支えるのは安全ロープがつながれた場所ですが、腰ベルトではなく身体全体に装着するハーネスを使用することで、人体にかかる負荷が大きく軽減されます。
建築業界では安全ロープをハーネスに固定するタイプが徐々に増えつつありますが、太陽光発電業界で安全ロープをハーネスに固定している企業はほとんどありません。
この取り組みはまさに、この企業さんが太陽光工事を家電品ではなく建築工事の一つとして考えている証拠だと思います。
施主様がパートナー企業を選んだ理由
施主様は学校の先生だということもあり非常に勉強熱心な方で、なんと電気工事士の資格まで取得されていました。
「もともと家を購入した際、引き渡し後に補修箇所がいくつも出てきた経験をしていたので、『施工がしっかりしているか?』を一番の判断基準にして検討していました。」
とのこと。
今回の企業さんから提案を受けて、
「きっちりしていて感じも良く、大手の会社なのでこの企業さんに決めた」
とおっしゃっていました。
施工に対する責任感が高い『自社施工』で、かつ確実に施工を行うために『作業者の安全』にしっかり投資をされていたことで、お客様にお選びいただけたのだと思います。
ソーラーパートナーズ
施工スタッフからのコメント
この会社さんは大手ということもあり、社員の方の意識や環境がとても良く統率されていました。
徹底した安全管理を行うことで施工スタッフが安心して作業を行うことができ、結果として確かな施工品質を生み出します。
すぐにできる安全対策は他のパートナー企業さんに共有し、加盟企業全体で取り組んでいこうと思います。
太陽光発電を検討中の方へ
ソーラーパートナーズは安心かつ低価格の太陽光発電を提供する工事会社ネットワークです。
安心への取り組みとして、この記事のように本部の施工スタッフが立会うことで工事の品質をチェックする『設置工事みまもりサービス』を行っています。
※設置工事に立会うのは任意で選択された一部の工事です。
安心かつ低価格で太陽光発電を設置されたい方は、見積り依頼をしてください。
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