静岡県焼津市の太陽光発電 設置工事みまもりレポート
静岡県焼津市の太陽光発電 設置工事に立ち会ってきました
先日、ソーラーパートナーズを通じて太陽光発電を購入された方の設置工事みまもりサービスを行ってきました。
設置工事みまもりサービスは2015年10月から始めたサービスです。
既に何件も実施していましたが今回は特に、他の施工会社さんも真似してほしい素晴らしい工事を行っていましたので公開することになりました。
これをきっかけに、過去の実施分も少しずつお伝えして行ければいいなと思っております。
設置工事みまもりサービスとは?
『設置工事みまもりサービス』は施工会社と設置者以外の第三者であるソーラーパートナーズ本部の施工スタッフが設置工事に立会うことで、施工品質を担保するソーラーパートナーズ独自の取り組みです。
※設置工事に立会うのは任意で選択された一部の工事です。
立会い時には『QCDS+H』の観点から作成されたチェックシートに基づき、安心できる工事が行われているかをチェックしています。
設置工事みまもりサービスについてはこちら »
営業・施工が一体になった、おもてなしの施工
今回の『みまもり』は静岡県焼津市のY.O様邸。
当日はあいにくの雨で屋根工事は中止、屋内工事(電気工事)だけの『みまもり』となりました。
今回の施工内容を一言で言うと、
営業・施工が一体になった、おもてなしの施工
でした。
施工のポイントとなったのは以下の通り。
- 設置後の美しさも考慮している
- 作業に集中できる安全対策が施されている
- 安全対策が改善され続けている
電気工事を拝見しただけですが、多少手を抜いても分からないような工程でも一切手を抜かずに作業を実施されていました。
所在地 | 静岡県静岡市 |
---|---|
創業 | 2009年 |
住宅用太陽光 販売開始 |
2009年 |
住宅用太陽光 施工実績 |
2900棟以上 |
従業員数 | 29名 |
認定企業の施工スタッフ紹介
今回の施工スタッフは森さんと澤野さんの2名でした。
澤野さんは昆虫大好きな、しっかりもので優しいお父さん。
森さんはユーモアにあふれ、場の雰囲気を和ませてくれる気さくな方。
お二人ともとても雰囲気の良い方でした。
設置後の美しさまで考慮
見た目もきれいなコーキング・隠ぺい配線
見た目もきれいなコーキング
このパートナー企業さんは、仕上がりをきれいにするために、マスキングをしたうえでコーキングを行っていました。
マスキングは特にメーカーから推奨されているわけではありませんし防水性能が上がるわけでもありませんが、見た目がとてもきれいに仕上がります。
施主様の立場に立って考えた時に「この方が喜んでもらえる」ということを先回りして実施できることは、おもてなしの心があるからだと思います。
太陽光発電は屋根に設置する太陽光パネルの他にも接続箱・パワコンといった機器も設置します。
また機器以外にもパネルを載せるフレーム、フレームを屋根に固定する架台・ビス、配線ケーブルなどたくさんの部品を使用します。
接続箱や屋外型パワコンは外壁に設置することが多いのですが、その際、壁に穴を空けて配線を通し、ネジを使って機器を取り付けます。
その際、ネジ穴はもちろん、機器の上部と左右、配線周りにコーキング(防水処理)を施して、壁内部への雨水や虫の侵入を防ぎます。
機器の下部をコーキングしないのは、水が入ってしまった時の逃げ道にするためです。
隠ぺい配線
Y.O様邸は既築なのにもかかわらず、パートナー企業さんの提案で隠ぺい配線で施工されていました。
Y.O様のご自宅の構造が特殊だった※のもありますが、手間になるにも関わらず、施主様に喜んでいただくために隠ぺい配線を提案することは、真のおもてなしの心がないとなかなかできない素晴らしい提案だと思います。
※Y.O様邸は『在来工法』という工法で建てられており、1階から2階まで壁側に空間がある構造でした。
さらに、隠ぺい配線ができなかった場合の説明はもちろん、露出配線になった時のルートまでしっかり決められていました。
細かいところまできちんと配慮されており、さすがだなと感心してしまいました。
既築住宅に太陽光発電を設置する場合、通常は露出配線です。
太陽光パネルから集めた配線は北面の屋根上を通って北側におろされ、外壁をつたって接続箱やパワコンに接続されたうえで、屋内に配線されます。
作業に集中できる安全対策
全件足場設置・危険予知ミーティング
全件足場設置
このパートナー企業さんは、案件の内容に関係なく全件足場設置を徹底しています。
後で出てきますが、施主様も足場を設置しない安価な提案をした別の会社と、かなり悩まれていました。
このパートナー企業さんは高所作業時の墜転落事故防止はもちろん、作業者が安全かつ集中して作業に従事する為に全案件足場の設置を徹底しているとの事でした。
絶対に施工品質を下げないための工夫の一つだと思います。
足場の設置については、ソーラーパートナーズ認定企業の中でも見解がさまざまで、難しい問題です。
原則として太陽光発電の工事において足場の設置は必須ではありません。
屋根面も作業床として認められるためです。
足場を設置したほうが安心して作業ができますが、足場代がかかりますので設置費用が上がります。
そのためソーラーパートナーズでも特にルールは設けず、企業ごとの判断に任せています。
危険予知ミーティング
作業前に作業工程の確認や機器配置の場所確認などの作業前ミーティングを行うことはそれほど珍しくありません。
ところがこのパートナー企業さんは、作業前ミーティングに加えて『危険予知ミーティング』を実施していました。
作業開始前に集合して作業の注意点について作業者全員で確認・話し合い・復唱を実施していました。
毎回声を出して確認し気を引き締めることで事故防止を行う素晴らしい習慣だと思います。
安全対策が改善され続けている
安全朝礼・安全大会
これは直接確認したことではありませんが、毎朝・毎年、継続的に実施されていることで、施工スタッフの安全意識の基盤になっているとのことでしたので、紹介させていただきます。
安全朝礼
安全朝礼は毎日実行されており、無事故、無災害の継続日数の発表の他、発生事例を共有し対策方法を話し合うそうです。
各スタッフが発生事例に対して自分事として向き合い、有効な対策を立案して現場投入を行っているとの事でした。
安全大会
安全大会は年に一回実施されており、社員はもちろん協力店等のすべての関係業者を呼んで実施されているそうです。
この取り組みによって、社内はもちろん社外の協力企業のスタッフも、同社の安全基準を自発的に遵守していると仰ってました。
施主様がパートナー企業を選んだ理由(奥様談)
「正直なところ、足場代で他社よりも設置費用が高くなってしまうので夫婦でだいぶ悩みました」と仰っていました。
契約前には別の会社(A社)と比較して、大変悩まれたそうです。
悩まれたポイントは、
- A社は足場を設置しないので設置費用が安い
- A社の提案の設置容量が多く、せっかく設置するなら容量が多い方が良いと思った
の2点。
それでも最終的には、
- パートナー企業さんの安全対策に対する考え方を聞き、「安全かつ、しっかりとした工事をしていただきたい」と思った
- 設置容量が多い提案だと、パネルの配置がメーカー保証条件のギリギリとなる箇所があり、いざ保証が必要な時に保証が受けられ無いリスクがあるのは困る
との理由で、パートナー企業さんに設置をお願いしたそうです。
特にパートナー企業さんから
「長期的に運用するシステムなので、保証が通らなくなるような提案は当社では出来ない」と説明された事が、この会社さんを選ぶ決め手になったとの事でした。
ソーラーパートナーズ
施工スタッフからのコメント
発生した事故を単に責めるのでは無く、再発防止策を皆で立案して次に活かす取組みを会社を挙げて行っているのが素晴らしいと思います。
施主様に対する気配りや高い技術力、心からお客様のことを考えた販売方針など、こちらが勉強させていただく部分も多々ありました。
他のパートナー企業さんにフィードバックしながら、加盟企業全体で施工の品質を上げていこうと思います。
太陽光発電を検討中の方へ
ソーラーパートナーズは安心かつ低価格の太陽光発電を提供する工事会社ネットワークです。
安心への取り組みとして、この記事のように本部の施工スタッフが立会うことで工事の品質をチェックする『設置工事みまもりサービス』を行っています。
※設置工事に立会うのは任意で選択された一部の工事です。
安心かつ低価格で太陽光発電を設置されたい方は、見積り依頼をしてください。
地元で最も評判の太陽光業者をご紹介します。