IH購入検討記その8:IH用コンセント発見!?200V30Aに対応しているのか?
将来用コンセントあります
露出配線が現実味を帯びてくるなか、テンションはダダ下がりでしたが、どうやったら埋設配線ができるか自宅のキッチンから分電盤までのルートを天井をみながらシミュレーションしていました。
分電盤からスタートして、最終的にはIHの下というか裏まで配線を通して、コンセントを設置しなければなりません。
「この裏まで持ってこなければいけないんだよなー…」
と、コンロ下の引き出しをあけて奥を改めて覗いた時に衝撃的なものを発見しました。
「将来用コンセントあります!!!!」
驚くと同時に、すぐさまドライバーを取りに走っていました。
コンベック用コンセント
心臓のドキドキを抑えながら、ネジを回し、このボードを外してみたところ、コンセントが2つ出てきました。
一人キッチンでガッツポーズをしたのは言うまでもありません。
よくよく見てみると食洗器用コンセントとコンベック用コンセントと記載がありました。
コンベック用コンセントは200V20A
分電盤をじっくり見ると、確かに食洗器用とコンベック用の小ブレーカーがありました。
食洗器用はAC100V20Aと記載がありました。
100VコンセントですのでIHには使用できません。
ただコンベック用の方がAC100/200V20Aと記載があります。
これは100V20Aも200V20Aも両方できるという意味です。
ただ必要なのは200V20Aではなく、200V30Aのコンセントです。
30Aコンセントに変更する必要があります。
分電盤のところで小ブレーカーを変更し、コンセントを20Aのものから30Aのものに変更する事は物理的にできます。
ですがこれで露出配線を免れることができたと安心できるかというとそんな事はありません。
あくまで20Aが前提で分電盤からコンロ下のコンセントまで電線が配線されています。
現在配線されている電線が30Aの電流に耐えられる電線でないと全ては水の泡となってしまいます。
電線の太さと許容電流
現在配線されている電線が30Aの電流に耐えられる電線かどうかをチェックするには、その電線の太さを調べる必要があります。
配線用遮断器の定格電流 | 電線の太さ | コンセントの定格 |
---|---|---|
15A | 1.6mm以上 | 15A以下 |
20A | 1.6mm以上 | 20A以下 |
30A | 2.6mm以上 又は 5.5mm²以上 |
30A以下 20A以上 |
30Aコンセントの場合、電線の太さは単線で直径2.6mm、ヨリ線で断面積5.5mm²が必要です。
電線がこの太さ以上であれば問題なしで、コンセントを替えるだけで済みます。
これ以下の太さであればふりだしに戻り、露出配線を覚悟する必要があります。
ブレーカーを落としてコンセントを分解
※電気工事士の資格をお持ちでない場合、危険ですので絶対にコンセントを分解しないでください!
コンベック用コンセントの電線が2.6mm以上であれば念願の埋没配線が可能になります。
こうなったら電線の太さを調べるしかありません。
コンセントカバーを外して、分解し、中の電線を引っ張りだします。
電線の太さを計測
※繰り返しますが、電気工事士の資格をお持ちでない場合、危険ですので絶対にコンセントを分解しないでください!
電線が出てきました。
単線です。
2.6mmあるかどうかがポイントです。
測ります。
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『2mm・・・』
何度測っても、どの角度からみても、紛れもなく2mmの電線です。
ふりだしに戻ってしまいました。。。
(続きます)