IH購入検討記その7:IHのコンセントが露出配線!?埋没配線は可能か?
IHコンセントがまさかの露出配線
いよいよIH機種の選定がパナソニックのVシリーズに決定しました。
IHメーカー選びの経緯はこちらの記事をご覧ください。
IHの仕入れも工事も当然、自社であるソーラーパートナーズでできます。
「後はIHの設置工事をするだけだ!」 と、ウキウキしながら当社の施工チーム社員に工事日の相談しにいったところ、衝撃の発言をされました。
「IH用の配線が必要だと思いますが、ご自宅マンションですよね?露出配線になりますよ。」
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『え?』
IH機種の選定にうかれ、配線のことを完全に失念していました。
私も第二種電気工事士の免許を持っていますので一瞬にして『露出配線』の意味が理解でき、一気にテンションが下がっていきました。。。
IHに必要な200V30Aコンセント
普通家にあるコンセントは100V20Aというコンセントです。
IHは一般的な電化製品よりも多くの電力を使うため100V20Aコンセントは使用できません。
代わりに200V30Aというコンセントが必要です。
200V30Aコンセントは普通は設置されていません。
そのためガスコンロからIHに買い替える場合、キッチンに200V30Aコンセントを増設し、分電盤(ブレーカー)まで配線を通す必要があります。
一戸建てだと埋没配線は簡単
私はIHを販売していますので、200V30Aコンセントを配線しなければいけないことは当然知っています。
ですが、なぜ浮かれて想定をしなかったのかというと、普段私たちがIHを販売している方は一戸建てにお住まいだからです。
私達ソーラーパートナーズからIHを購入される方は、太陽光発電と一緒に一戸建てに設置します。
一戸建ての場合キッチンはだいたい1階にあるので、分電盤からキッチンまでの配線は床下を通す埋没配線にできます。
そのため、埋没配線か露出配線か、という問題がほとんどのケースで起こりません。
でもわが家はマンションですので床下は通せません。
ですので冒頭の『露出配線になる』という発言が出てくるのです。
なんとか埋設配線にしたい
マンションで分電盤からキッチンまで埋没配線するためには天井の上を通すしかありません。
玄関にある分電盤からキッチンに行くには、廊下を通りリビングに入って直角に曲がる必要があります。
天井裏に上がることは狭くてできませんし、浴室の点検口から覗き込むだけではキッチンまでたどりつけません。
結局、埋没配線はかなり難しいという結論になってしまいました。
露出配線を受け入れる覚悟をすること、この事を嫁に説明しなければならないことでさらにテンションは下がっていき、
「もうIHにしなくていいかな…」
と思いだしていました。
ところが・・・・・
(続きます)