新築時に太陽光発電住宅にする際の3つの注意点
新築時に3人に1人が太陽光発電を設置する時代
家を新築する際に同時に太陽光発電システムを設置し、太陽光発電住宅にするかどうかを検討する方が年々増えてきています。
実際に新築時に太陽光発電を設置した数の推移を見てみましょう。
2011年度で22.6%の新築の方が同時に太陽光発電システムを導入しており、翌2012年度の段階では26.2%と更に上昇しております。
2013年度の集計結果はまだ出てきておりませんが、間違いなく30%を超えてくると思われます。
近い将来、家を新築する方の半数以上の方は同時に太陽光発電システムを導入するようになると思われます。
ただ覚えておいていただきたいのですが、既築の方と比べて新築の方の太陽光発電システムの導入は簡単ではありません。
まず第一の関門はどこにお願いするかです。
お願いする先としては大きく2つあります。
- 家を建ててもらう工務店やハウスメーカーに太陽光発電もお願いする
- 太陽光発電システムだけ外部の工事会社に依頼する
工務店と外部に依頼した時の違い
まず最初に知っておいていただきたいことは、工務店は太陽光発電システムについては詳しくないということです。
工務店は家を建てる事が仕事ですので、未だかなりの工務店では太陽光発電の提案すらしていません。
提案のできる会社はだいたいどこかの太陽光発電工事会社と提携をしています。
先ほど、新築住宅に太陽光発電を設置しようと思ったときに、どこにお願いするかは以下の2つだといいました。
- 工務店にお願いする
- 外部の太陽光発電工事会社にお願いする
工務店からの太陽光発電システムの提案の場合はさらに2種類のパターンに分かれます。
1つは工務店と太陽光発電工事会社の2社分のマージンが入るので相場よりも高値での提案になっているケース。
もう1つは家の部分でしっかりと利益を頂いているので工務店のマージンは取っておらず適正な価格で提案されているケースです。
結局、実際に動いているのは外部のどこかの太陽光発電工事会社です。
窓口が工務店になるかそうでないかの違いです。
優秀な太陽光発電工事会社と提携しているBパターンが、責任の所在や窓口一本化の意味でもベストだと思います。
新築の太陽光発電システムに対する太陽光発電工事会社の本音
ズバリ言います。
太陽光発電工事会社が以下のお客さまのどちらか1方を選ばなければならないケースがあった時、どちらを選ぶか。
- 既築のお客様
- 新築のお客様
これは間違いなく既築のお客様を選びます。
理由はいたって簡単です。
- 新築は決めることが多く面倒くさい
- 新築は検討期間が長い
太陽光発電工事会社からしてみれば、新築の方が面倒で検討期間も長くて手間も倍くらいかかるからと言って、頂ける利益が倍になるわけではありません。
実際の利益は同等か、少ないくらいだったりします。
むしろ、新築の太陽光発電は対応しないと決めている太陽光発電の会社が数多く存在しているほどです。
既築住宅への太陽光発電 設置の際にやること |
新築住宅への太陽光発電 設置の際に追加でやること |
---|---|
屋根材・屋根の大きさ 屋根勾配・方角を把握する |
屋根材・屋根勾配を どうするか検討する |
メーカーと設置容量を検討する | 住宅の方の予算との兼ね合いも考慮する |
パワコン設置位置を検討する | 図面変更も含めてパワコンの位置を検討する |
契約後、設置工事を行う | 先行配管、先行配線を行う |
上記のポイントは、下記のページで詳しく書いていますので、新築時での太陽光発電の設置をご検討中であれば、ぜひご覧ください。
新築住宅は太陽光発電の検討開始時期でできることが違ってくる
太陽光発電の工事会社にとって、新築の方の太陽光発電は面倒くさいと書きましたが、その面倒さは太陽光発電の検討を開始する時期によって大きく変わります。
検討の開始時期が遅くなればなるほど、面倒臭さは減っていき、既築住宅への太陽光発電の設置をする時と大して変わらないレベルにまでなっていきます。
一番面倒なのは、やはり『先行配線・先行配管』です。
これのあるなしでかなり手間が変わってきます。
太陽光発電の検討開始時期による、できる事とできない事
- 工事請負契約締結前:パワコン設置位置を図面変更も含めて検討できる
- 上棟した頃:先行配線、先行配管が可能
- 上棟してから1か月以上経った頃:既築住宅への設置とほぼ同じ
それでも新築の太陽光発電を外部の会社に頼む人が多い
先ほど説明したA、B、Cのパターンをもう一度見てみましょう。
工務店がマージンを取らないBパターンであれば、外部の会社にわざわざ頼む必要はありません。
ですがそのBパターンの時ですら、希望のメーカーでの設置はできず、指定メーカー1社のみの提案に限られることもあります。
その結果、Cパターンの『外部の太陽光発電工事会社』に頼みたくなるケースはやはり多いようです。
外部の太陽光発電業者に頼むのであれば、以下の3つの条件を満たす必要があります。
新築の太陽光発電を依頼する外部の太陽光業者が満たすべき3つの条件
- 1.新築の太陽光発電システムの検討、手続き、工事の実績があり、慣れているところ
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上で散々書きましたが、既築と比べて新築の方が圧倒的に手間が多くて面倒なのは間違いありません。
これは慣れていないと必ず不備が起きます。
不備が起きると家の建築にも影響を及ぼしてしまいます。 - 2.小難しい棟梁たちと、現場でうまくコミュニケーションを取りながらやり取りができそうなところ
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これは上には書いていませんが新築が避けられる隠れた理由に、現場の職人さん達とのやり取りが大変であるという事があります。
棟梁を筆頭に職人気質の人たちが多いので『足場を借りる』ことや『現場にお邪魔させて頂く』こと1つとっても、嫌な目で見られたり、協力的でなかったりすることが当たり前の様におきます。
そのような態度を取られても、うまくコミュニケーションを取る事ができるかどうかが、新築の太陽光発電がスムーズに進むコツであったりします。 - 3.面倒くさがらず、こまめに対応してくれるところ
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ずばりこの手間のかかる新築の太陽光発電システム導入に係わる多くの手間を億劫がらずに、こまめに対応してくれるかどうか。
その意思があるかどうかが大事になってきます。
新築の太陽光発電はソーラーパートナーズが引き受けます
太陽光発電 業者から見たら面倒な新築 太陽光発電ですが、ソーラーパートナーズは3つの理由から喜んで引き受けています。
新築 太陽光発電を喜んで引き受ける1つめの理由は、ソーラーパートナーズの加盟企業は 工務店との付き合いが一度できれば、工務店から安定して受注をもらえることを知っているからです。
2つめの理由は、お客さまの屋根を太陽光発電に向いた形にできるのは新築の時だけだからです。
3つめの理由は、太陽光発電の費用を金利の安い住宅ローンに組み込めるため、お客様の負担が少なくて済むからです。
新築時に太陽光発電をご検討されるのでしたら、一度ソーラーパートナーズに見積り依頼をしてください。
「そろそろ来年あたり家を建てるかもしれない」というぐらいの状態だったとしても、どのタイミングで屋根やメーカーのことを考えればよいかを、ソーラーアドバイザーがわかりやすくお伝えします。
ところで、本記事をお読みいただいているということは、新築を検討されている方が多いのではと思います。
弊社では、外構・エクステリア工事の見積もり&業者紹介サービスも行っております。
こちらの記事では、外構・エクステリア工事の費用相場や安くする方法について徹底解説していますのでぜひチェックしてみて下さい!