太陽光発電の施工不良による雨漏りトラブル!雨漏りするリスクを、業者は隠していた?
横浜の大型マンションで、データの改ざんによって施工不良が発生
三井不動産レジデンシャルが販売した横浜市の大型マンションで、施工不良があったことが問題になっています。
本来であれば強固な地盤まで届くべき杭が、長さが足りずに強固な地盤まで届いていませんでした。
しかも、杭が届いていないことは、データの改ざんによって隠されていたのです。
その結果、4棟あるマンションのうち1棟のマンションが傾いてしまいました。
三井不動産レジデンシャルは、住民に対して全4棟の建て替えを提案しているそうです。
大型マンションの建て替え工事ですので、3年以上もの時間がかかると言われています。
悪質な工事の結果、住民が受ける影響は計り知れません。
太陽光発電の雨漏りトラブルでも、住めなくなってしまう可能性が!
先日、ソーラーパートナーズ認定企業の1社が、これまでに全く面識のない太陽光発電ユーザーの方から「別の会社で太陽光発電を付けたが、雨漏りがひどいので見てもらえませんか?」との依頼を受けました。
ちなみに、このソーラーパートナーズ認定企業は全国でもトップクラスの豪雪地域にある工事会社です。
屋根に上がって確認したところ、太陽光発電の下にある瓦が何枚も割れていました。
そのときの写真が次の写真です。
丸で示した部分がひび割れしている箇所です。
太陽光パネルと積雪量1メートル以上の雪の重量に瓦が耐えきれなくなり割れてしまっています。
こちらは、太陽光発電システムを撤去した後の瓦屋根の様子です。
太陽光パネルを取り外して屋根全体を見てみると、なんと30枚もの瓦が割れていたそうです!
2階にある子供部屋の雨漏りが特にひどかったため、今回の不具合に気付いたそうです。
太陽光発電が雨漏りトラブルを招いてしまった原因は?
ここまでひどい工事になってしまったのは何故なのでしょうか?
冒頭に申し上げたマンションの施工不良問題と同様に、原因は「施工不良でトラブルが起こる可能性が高いことを、隠されていた事」にあります。
今回ポイントとなるのは、以下の2点です。
- 設置場所は、冬には1メートル~1.5メートルほど積雪のある豪雪地域だった
- 緩い勾配の瓦屋根だった
屋根の勾配が緩かったため、太陽光パネルの上に積もった雪がなかなか落ちず、太陽光パネルと雪の重みが瓦に載ってしまって、瓦が割れていたようでした。
本来であれば、このような設置条件はメーカーの基準外となるため設置できません。
しかし、今回太陽光発電を販売した会社は、そんなことお構いなしに屋根に設置してしまいました。
無茶な設置が、このような事態を招いてしまったのです。
この業者が「無理矢理の設置になるので、このままでは施工不良になる可能性がある事」をきちんと説明していれば、避けられていたかもしれません。
雨漏りするような無茶苦茶な工事をしておいて、さらに改修工事は有償?
しかもこの販売会社にクレームの連絡をしたところ、自社の施工責任を棚に上げて有償改修工事を提案してくるという厚顔無恥な対応をしているそうです。
この販売会社は、独特の販売スタイルを取る会社でした。
日本の北から南へ太陽光発電を訪問販売で売り歩き、南まで到達すると、また南から北へ売り歩くという販売スタイルをとっているそうです。
まるで遊牧民です。
一年間かけて日本中を回った翌年には、社名を変更して、また日本縦断するそうです。
毎年のように社名が変わっているため、この会社から営業を受けた消費者がこの会社のことを調べようとしても、なかなか情報が出てこないわけです。
太陽光発電は建築工事の一種ですから、このような販売スタイルの会社からでなく、地元に根差した信頼できる会社を選びたいものです。
まとめ
同じメーカーの太陽光発電システムを買うのなら、少しでも安く買いたいというのが本音だとは思いますが、いい加減な会社から買ってしまうと後悔することにもなりかねません。
きちんとした工事をしてくれて、その後もしっかりとアフターフォローしてくれる会社をぜひ選んでいただきたいと思います。
特に最近は、激安価格を売りに太陽光発電を販売している会社もありますが、激安の裏に手抜き工事がないかは確かめたいものです。
信頼できる会社から太陽光発電の提案を受けたい方は、ソーラーパートナーズまでお問い合わせください。
信頼できる地元企業から対応させていただきます。