太陽光発電ランキング!住宅への累計導入量
太陽光発電設置住宅件数が10年間で5.68倍に
総務省が5年毎にまとめている『住宅・土地統計調査』の速報集計が発表されました。
今回の統計情報は、2013年10月1日時点でのデータです。
ここ最近のニュースで空き家率の話や持ち家比率の話が多いのは、この集計が発表されたからです。
そしてこの集計の中に太陽光発電住宅の件数の集計も行われています。
比較してみると2003年には27.6万件であった太陽光発電住宅は2008年には52.1万件と1.88倍に増え、そして今回2013年には156.8万件と2008年と比べて3.01倍、2003年と比べると5.68倍と大幅に伸びている事がわかりました。
平成25年住宅・土地統計調査|総務省
平成20年住宅・土地統計調査|総務省
平成20年住宅・土地統計調査|総務省
そしてこの統計情報をもとに、都道府県別にいくつかランキングを作ってみました。
太陽光発電住宅件数ランキング
- 1位:愛知県 104,900軒
- 2位:埼玉県 84,500軒
- 3位:福岡県 76,800軒
- 4位:東京都 72,400軒
- 5位:神奈川県 71,900軒
まず太陽光発電住宅件数の都道府県別ランキングです。
愛知県は5年前に引き続きの1位です。不動ですね。
2位の埼玉県は4位からの躍進。
3位の福岡県は5年前も2位と安定の上位です。
太陽光発電住宅比率ランキング
- 1位:佐賀県 7.53%
- 2位:宮崎県 6.68%
- 3位:長野県 6.36%
- 4位:山梨県 5.91%
- 5位:熊本県 5.75%
次は全住宅に占める太陽光発電住宅の比率のランキングです。
先ほどの太陽光発電住宅件数ランキングは、人口数・住宅数とある程度比例しますので、全住宅のうちどの位の割合で太陽光発電が設置されているか、という率をみてみました。
佐賀県、宮崎県は5年前に引き続きの不動のトップ2です。
3位の長野県は9位からの大躍進となっています。
九州、甲信越に普及しているのがわかります。
佐賀県は約13軒に1軒は太陽光発電が設置されている状況ですので凄い普及率です。
太陽光発電住宅比率の伸び率ランキング
- 1位:沖縄県 3.51倍
- 2位:愛知県 3.44倍
- 3位:長野県 3.42倍
- 4位:岡山県 3.33倍
- 5位:茨城県 3.30倍
最後はどこの都道府県がこの5年間で一番太陽光発電が盛んだったのか伸び率を見てみました。
上の太陽光発電住宅比率を5年前と比べています。
すると沖縄県が1位に踊りでてきました。
このあたりも先週書いたコラムの沖縄電力の制限に影響していると思われます。
まとめ
太陽光発電住宅の軒数も多く、全住宅に占める比率も高く、さらに伸び率も高い都道府県が一番太陽光発電が盛り上がっていると考えられます。
各項目の1位を47点、2位を46点、3位を45点・・・47位が1点と割り振り、3つの項目の合計点で更にランキングを作ってみました。
つまり、太陽光発電が一番盛り上がっている都道府県ランキングです。
一番太陽光発電が盛り上がっている都道府県は…
ズバリ長野県です。
来週もこの『平成25年住宅・土地統計調査』のデータを別の視点から見ていきたいと思います。