1年越しのトラブル(6):太陽光発電の当初の工事日から7ヶ月放置され、ようやく設置工事完了
およそ7か月遅れでようやくすべての太陽光発電の工事が完了
2014年3月9日にとうとう太陽光パネルの設置工事が実施されました。
一番最初の設置工事日予定が2013年7月末ですので、およそ7か月遅れです。
2013年9月21日に架台とパワコンの設置及び配線工事が行われてから、太陽光パネルだけが設置されていない状況でした。
太陽光発電システムの設置工事で一番大変なのは太陽光パネルの設置であると思われるかもしれませんが、パネル自体はレールの上に簡単に言えば乗せるだけです。レールを設置するための屋根に打ち込む架台の設置が一番時間がかかる部分です。
もちろんパワーコンディショナ回りの電気関係の工事も大変です。
でも今回は、架台の設置もパワコンの配線も終わっている状態からの工事スタートですので不思議な感じです。
工事自体は無事終了し、翌週の3月17日に晴れて連系となりました。
このトラブル事例はシリーズものとなっておりますので、過去の回を読んでいらっしゃらない方はこちらを先にご覧ください。
太陽光パネルの設置と並行して進んでいた太陽光業者との裁判の結果
太陽光発電の設置に向けた様々な動きの裏で、裁判の方も実は動きがありました。
1月20日の第一回口頭弁論に販売会社が出廷しなかったことを受け、審理終了、2月10日に裁判の判決が出る事となっていたのですが、その直前の2月5日に出頭してきて、実はぎりぎりで和解が成立しています。
翌2月6日に和解調書を作成し、30万前後の和解金が支払われる事となりました。
そして設置工事が行われた3月9日の翌日に弁護士さんを通じて和解金の入金がなされます。
結局この和解金は弁護士さんにお支払する費用で相殺されてしまう訳ですが、この弁護士さんの報酬も相当勉強して下さったそうです。
7か月遅れで設置された太陽光発電システムと設置者様のその後
市の補助金申請、国の補助金完了報告、県の補助金申請、メーカー10年保証申請全て完了し、順次入金も確認できております。
メーカーの保証書も届きました。
発電もたくさんしているようです。
住宅用の余剰買取ですからご家庭で電気を使用せず余らせる電気を多くすればするほどお得になります。
先日もなにか良い節電方法があったら教えて欲しいと相談がありました。
まさしく理想的な住宅用の太陽光発電システムの導入した方の動きだと思います。
これからご近所の方、お知り合いの方に、これまでの太陽光発電システム導入に伴うたくさんの苦労の話よりも太陽光発電の良さ、楽しさを伝えていって頂けたら今回の私達の仕事も報われます。
まとめ
6回シリーズとなった今回のトラブル事例もこれで終了です。
今後の太陽光発電の導入を検討する方の何かしらの助けになるのであればという事で今回ご了承を頂いて書かせて頂きました。
ありがとうございました。
ここまで不思議な出来事はそうそう起こるものではありませんが、部分的には今導入を検討している皆様にも起きる可能性はあります。
今後太陽光発電を検討する上で、トラブルの前兆としてのシグナルの参考となる部分があったかと思います。
- 求められる前金の割合が多すぎる
(通常は半金程度です) - 工事日程が納得のいく説明のないまま何度も延期になる
(天候やメーカーからの納品待ち以外の要因で延期になることは通常あまりありません) - 担当者と連絡が取りにくくなる
ご契約された業者さんとのお付き合いの中で、このようなことが起こったら注意が必要だとおもいます。
この一連の出来事を記す事によって、今後どなたかの役に立ち太陽光発電の健全な普及に貢献することができれば幸いです。