太陽光発電の設置工事日当日の立ち会いはやっぱり必要?工事会社に軒先を切られるトラブル発生
太陽光発電の工事中に業者に家の軒先切られました。
香川の方から太陽光発電の相談を頂きました。
「太陽光発電の工事の際に家の軒先を勝手に切られてしまったんだけど、こういう事って普通あるものですか?どう対応したらいいと思いますか?」
そんな事は普通はありません。
というよりもそんな凄い話初めて聞きました。
軒先ってあの軒先ですか?家の屋根の一番先っぽの?
何度か軒先の確認で質疑応答を繰り返し、まぎれもなく切られてしまったのは家の屋根の軒である事が確認されました。
なぜ軒先を切る必要があったのか?
今回10kW以上の全量買取にするために自宅の屋根だけでは面積が足りなかったので、車庫を新たに作りその屋根部にも太陽光パネルを設置して家の屋根と合わせて10kW以上にするという形で進めていました。
計画段階で車庫が母屋にぶつかるという設計をすることはないと思いますので、おそらく母屋の屋根の軒の影が車庫上の太陽光パネルに影を落とすという事が後からわかったのではないかと思います。
それにしても切るなという話ですが・・・
せめて事前に確認してから・・・いやそういう話でもないですね。
工事賠償責任保険の対象外
今まだ今後の対応について結論は全く出ておらず、社内中をたらい回されている状態だそうです。
「これは明らかな重大な過失ですし、器物損壊ですのでたらい回されようが、とにかくしっかりと対応してもらうまで根負けしてはいけませんよ」
という事をお伝えさせて頂きました。
社名を聞くと結構大きな会社なので対応が遅くなっているのだと思いますが、工事にともなう損害というよりは、勝手に切ってしまったものなのでおそらく工事賠償責任保険も対象にはならないと思います。
こんなんで保険金払わされたら保険会社もやっていけません。
軒先が無いために起こる『滝のような雨』『合体する雪』
軒には雨樋がついています。
この雨樋も切られてしまったと仰っていました。
大きな会社なので当然下請けの工事会社のしたことでしょうが、人の家を勝手に切ってしまう神経というのはどのようなものなんでしょうか?
正直想像がつきません。
当然このままでは、切られた軒の部分では雨が滝のように落ちていきます。
車庫の邪魔だからと切られたくらいですから、おそらくこの切られた軒先部分と車庫は近接していると思われます。
つまり、大雪が降った日には車庫上にとどまった雪と、切られた軒先から集まってきた雪が合体して固まってしまいそうです。
まとめ
私は以前から、
「太陽光発電の工事の日には、『ちゃんと工事をしているかチェックしてやろう』と構えるのではなくて、信頼して契約した会社なのだから気持ちよく働いてもらえるように気を使った方がいいですよ」
と言ってきました。
お客様から頂いたこの質問の回答でも書いています。
太陽光発電の設置工事の立ち合いの注意点について»
こんな事があると「チェックしてなきゃいかんのかな」と思いたくもなりますが、書いておいて言うのもなんですがこんな事例は本当に稀です。
稀中の稀です。
やはり一番大事な事は、気持ちよく工事をしてもらえるように気を使う事であると私は思います。