東面に載せた太陽光パネルは午前中しか発電しない?
今日の太陽光発電相談事例
埼玉県の方から太陽光発電の相談を頂きました。
検討が最終段階に来ていて、何枚のせるべきかで悩んでいるので相談に乗ってほしいという事でした。
ちょっと変わった屋根で東西南北の4面があるのですが、真ん中で壁があるような感じになっています。
西側半分は片流れの屋根のようになっており、一段下がって東側半分は寄棟屋根のようになっているという事でした。
図面をFAXで送って頂き見たのですが、どう考えても南側と東側は真ん中の壁が相当高いので、午後はほぼ全面が日陰になります。
ですので西側だけの設置にした方が良いのではという話をしました。(西側だけでも18枚の設置ができるので)
ただ今話をしている会社さんからは南面と東面にそれぞれ2枚と4枚の計6枚を足して24枚設置の提案を受けているとの事でした。
でも南と東は午後は全く日陰じゃないですか、という話を改めてしたのですが、その会社さんからは「午前中だけでも発電頑張ってもらいましょう。普通の寄棟屋根とかも東、南、西の3面に設置しますから同じですよね」と仰ってるとの事でした。
しかしこれは全く違います。
普通の屋根の東面は、午後になって日が当たっていない訳ではありません。
同じく西面も、午前中に日が当たっていない訳ではありません。
日陰になっている訳ではなく、日射量が少なくなっているだけです。
当然発電効率は落ちていますが発電はしています。
今回の場合は完全に日陰になってしまいますので、発電をしません。
ソーラーフロンティアの検討をしている方からの相談で、たまに今回のご相談内容と逆の勘違いのご相談を受ける時があります。
北西面の設置を検討しているから、影に強いといわれるソーラーフロンティアにした方が良いかなという内容なのですが、これも同じで、ソーラーフロンティアはパネルの一部に影が落ちても結晶シリコン系のパネルに比べて発電の落ち込みが少ないと言っているのであって、日射量が少なくても発電するという話ではないのです。
7月からキロ42円で向こう20年買い取ることになりましたが、10キロ以上のパネルを搭載する必要があるとのことですが、そこで倉庫のやねはどうでしょうか?Y鋼に確認しますと豪雪地帯ならOKとのことですが、そうでない所ではパネルの重量によるそうです。これまでに既製品の倉庫にパネルを設置した事例はありますか。
ご質問頂き、ありがとうございます。
倉庫の屋根へのパネルの設置も、事例としてはございます。
目安として、10kW分の太陽光パネルを設置しますと、パネルだけで700kg~1000kgの重量となります。
パネルの重量に加えて架台の重量もありますが、こちらは屋根の形状によって大きく変わります。
10kW以上の案件についてのご相談も承っておりますので、相談フォームやお見積りフォームなどからご連絡いただければ幸いです。
◆相談フォーム
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