太陽光発電、2回クーリングオフ。3度目の正直
群馬県の方から太陽光発電の相談を頂きました。
とにかく中立の立場で相談に乗ってほしいという、切実な内容でした。
- パナソニック233W 15枚 3.495kW
- 460リットルエコキュート
- IHクッキングヒーター
この3点セットを310万円(税込)で訪問販売のA社と契約をしましたが、工事の数日前にたまたま別に訪問してきたB社に「それは高すぎる」と指摘を受けキャンセル手続きに入ったそうです。
A社から、「工事直前であったため違約金が発生する」と言われ、15万円の違約金を払って契約をキャンセルし、改めてB社と契約をなさったそうです。
今度はパナソニックではなく「とあるメーカー」で3kWぴったりとオール電化セットで250万円(税込)。
そしてここから違約金の15万円はB社で負担しましょうという話になり235万円(税込)という内容です。
ところが現地調査後、B社と契約した枚数が設置できない事が判明。
2.8kWになってしまうから変更契約を結びましょうと言われ、一度保留にしたという内容でした。
「もうなんなんだ!」というのがご相談者の方の感想で、とにかくこの一連の流れをどう思うかという相談でした。
結論、最初のA社の契約は論外ですが、B社との契約もそもそも高いです。
オール電化を65万円(税込)とみても、太陽光発電は3kWで170万円(税込)。
おまけに2.8kWにまで下げてしまったら、そもそも売電量が相当減ってメリットが出なくなってしまいます。
せっかくパナソニックで3.5kW弱載せることができるのに、小さい容量での提案をするというのは、B社がただ単にその「とあるメーカー」を売りたいだけだ、というのがよくわかります。
結論としては、2回目のクーリングオフをしましょうという話になりました。
そもそも契約枚数が設置できないので、クーリングオフすら必要ないと思うのですが念のためという事で。
そして改めて、ソーラーパートナーズ認定登録工事会社さんから現地調査をしてもらって、パナソニックで提案をしてもらいましょうという話になりました。
国の補助金申請は、既にB社が変更申請をかけてしまっているようでしたので、まずは中止申請をかける必要があります。
補助金の変更申請は、kW数が減る分には受けてもらえるのですが、増加するのは受けてもらえないので、最初の申し込み分をキャンセルして改めて申込みをし直す必要があります。
中止の手続きが完了し、改めて申込みの手続きをして、それが受理されてやっと設置工事がスタートできます。
とにもかくにも中止申請をしておかないと、いつまでたっても太陽光が屋根につくことはありません。
3度目の正直となることを祈っています。