勾配で太陽光発電の設置条件は大きく変わります
栃木県の方から太陽光発電の相談を頂きました。
「新築の家を購入して住み始めて半年経ったところで太陽光発電の設置を検討している方」
でした。
まだ見積もりを1回もとったことがなく、そもそもどのメーカーが自分の屋根に合うんでしょうか、という内容の相談でした。
伺ってみると、南西向きの片流れの屋根で相当屋根面積が大きく、ざくっと計算しただけでも一般的な大きさのパネルが30数枚設置できる屋根でした。
そうなると、東芝やパナソニックなどの高効率のものではなく、単価の安い京セラやソーラーフロンティアなどが良いかもしれませんねと話をしていました。
発電効率が低いため屋根面積が多く必要にはなりますが。
ところが途中で勾配の話になり、2寸勾配であることが判明しました。
そうなると話は全然変わってしまいます。
ほとんどのメーカーは3寸勾配以上でないと設置不可となってしまうからです。
屋根材がガルバリウム鋼板の縦葺きの屋根でしたので、設置可能なメーカーが
- パナソニック
- 京セラ
- 長州産業
の3社に完全に絞られてしまいました。
これがガルバリウム鋼板の横葺きだった場合には、京セラも外れてしまうところでした。
相談いただいた方はパナソニックが元々好きで、電化製品も結構パナソニック製のものが多いとのことで、パナソニック1本に絞って検討を進めていくと仰っておりました。
この方の場合は枚数が結構乗りますので、日中電気使用量との兼ね合いで何枚設置にするかどうかを検討していく形になります。
ご相談の後、認定登録工事会社をご紹介して、直接検討を進めて頂く形となりました。