北西面にも太陽光パネルを追加した方が良いか
東京都の方から太陽光発電の相談を頂きました。
「南東向きの切妻屋根ですが、いくつかのパターンの提案を受けていてどれが良いだろうか」というものでした。
その提案内容は、
- 南東向きの屋根に東芝を16枚設置 3.84kW
- さらに北西面にも東芝を追加で8枚載せて 5.76kW
- 南東向きの屋根に加えて北西面にもソーラーフロンティアをびっちり載せる 5.55kW
という3パターンでした。
ソーラーフロンティアは北面でも他メーカーよりたくさん発電します、という発表もしておりましたので確かに可能性としてはあるかと思いましたが、先日、神奈川の横浜で北面設置した太陽光発電の反射光による被害を訴えての裁判があり撤去命令が出ておりますので、現在各メーカー北面設置へは非常に慎重になっております。
ソーラーフロンティアだけは違うのかなと確認をしてみたところ、シリコン系のパネルと同様で反射光はあるし、北面設置にポジティブという事は無く他メーカーと同じ見解ですという事でした。
現在ちょうど北西側の敷地は1軒分の空き地があるため、なかなか想像しづらいとのことでしたが、東芝の北西面に載せるのを棟側に寄せての設置であれば反射光が部屋に入るリスクは減らせると思いますので、ソーラーフロンティアの全面設置ではなく、南東面だけか北西面の棟側に多少追加するプランのどちらかが良いのではという回答になりました。
あとは北西面は発電量が南東に比べて相当落ち込みますので、しっかり日射量から計算をして、ご自宅の使用発電量からシミュレーションを
出して、初期費用、投資回収等総合的に判断をしていくことになります。
まだその後どのタイプを選択したという報告は受けておりませんが、やはり北側への設置は今後相当条件がそろわない限りは無くしていく方向になっていくのだと思います。