スレート屋根への太陽光発電の設置方法はどれが一番おすすめ?
栃木県の方から太陽光発電の相談を頂きました。
パナソニックで検討をしていますが、パンフレットを見るとスレート屋根の工法が
- 「スレート架台方式」
- 「アンカー方式」
- 「スリムマウント方式」
と3パターンあります。どの工法が良いのでしょうか?
という内容でした。
屋根への設置工法ですが、大前提として屋根の構造は垂木(骨組みです)と野地板(骨組みの上にはる板です)、そして野地板の上にスレート瓦がのっています。
もう一つの前提としてパナソニックは野地板に固定するのが原則となります。
スレート架台方式は、パナソニックがID研修等でも推奨している工法で、メリットとしては他の工法と比べて穴を開ける箇所が一番少ないです(1部材につき5か所)
アンカー方式は、横広の部材になりますので、垂木にビスを止めることが可能になるのがメリットになります。
その代り穴を開ける箇所は一番多くなります(1部材につき11か所)
スリムマウント方式は、屋根とパネルの隙間がほとんどなく、見た目がとにかく綺麗なのが特徴です。
その代り熱が逃げる場所が少ないため温度上昇による効率の低下が少し懸念されます。
どれもメーカーが出しているものなので、一長一短ありますがどれが悪いという事はなく、何を重視するかという問題です。
ご相談の方は悩んでおりましたが、最終的にはスレート架台方式でいこうかなと仰っておりました。